子犬によい環境を
子犬を親元から、あるいはペットショップから連れてくる前に、必要なものを用意しましょう。食事やトイレシート、おもちゃ、寝る場所などがまず必要です。
家族として迎えるに当たって、子犬が過ごしやすいようにペットショップの人や、ブリーダーさんによく話を聞くのは大切です。
まずは犬について、特に子犬の時期について、よく勉強しておくと良いと思います。
1.親元、あるいはペットショップで使っていたタオルなどをもらいましょう。
子犬は母犬や兄弟の匂いを嗅ぐと新しい環境でも安心します。
人間が新しい環境に慣れる時と同じように、少しでも安心できることがあると、子犬は元気な心でいられます。
子犬が1歳になるまでの間は、その犬の性格や健康、気質にまで影響するほどの大切な期間です。人間でも、三つ子の魂、百までも。と言いますが、この時期をできるだけ安心して過ごせるなら、生涯、気持ちが穏やかないい子に成長できるかもしれませんね!
2.食べていたフードを教えてもらいましょう。
この時期の子犬は、体がぐんぐん成長する時期です!十分な栄養がとれるようにすると、成長期を逃さず、内蔵も身体も、心も丈夫に成長します。
高カロリーの食事を、1日に3回から4回に分けて少しずつあげましょう!
もう少し大きくなったら、手作りのフードも良いと思いますが、この時期は子犬にとって栄養バランスが優れた市販の子犬用フードを利用するのが良いかも知れません。
市販のフードも、ビタミン、炭水化物、タンパク質、脂肪、カルシウムがバランスよく配合されているものを選ぶことも大切です。
できるならば、親元で食べていたフードを教えてもらい、同じものを用意してあげると良いと思います。
この頃、かわいいからと言って、人間の食べ物をあげないようにしましょう。
人間の食べ物は塩分も多く、犬にとってはあまり良くない食べ物もあるので、悪い癖をつけないように気をつけましょう。
3.たっぷり寝かせましょう
子犬は18~20時間寝るそうです。
寝ることが子犬の仕事なので、かわいくてつい、かまいたくなる気持ちを抑えて、安心して寝られるようにしてあげましょう。
犬は狭いところが1番落ち着くそうです。
犬のベットの天井、横、左右の三方を囲ってあげると、ストレスを感じずに眠れます。
4.たくさん遊んであげましょう。
子犬は好奇心いっぱい!たくさん遊んであげることで、飼い主さんと一緒にいることが楽しくて仕方ない!という風に、信頼関係が生まれます。
一緒に思いきり遊んだ後は、体も心も満たされて、子犬もウトウト。
子犬の社会化を育てるためにも、精神的に満たされた穏やかなワンちゃんに育てるためにも、遊びはとても大切な時間です。
家の中で遊ぶときは、じゅうたんやコルク製の床がオススメです。タイルや板のフローリングの床は、足や腰の関節を痛めやすいので注意してあげてください。
5.フィラリアの薬と予防接種を忘れずに。
ワクチン接種していない場合は、ウイルスや細菌に感染してしまう危険があります。
なので、お散歩に出る前に、出身のブリーダーさんやペットショップに予防接種を受けているか確認してからにしましょう。
まだ確認できていない時期のお散歩は、飼い主が抱っこしてお散歩に出かけてください。
子犬は、早くから外の世界、例えば優しい人、車、犬の友達に慣れさせることで、好奇心旺盛な性格になります。
生後3か月を越えれば、狂犬病のワクチンも忘れずに受け、蚊が媒介する時期は、フィラリアの予防薬も忘れずに飲ませてください。
まとめ
子犬の時期はワンちゃんにとって一生を決める大切な期間です。寝る、食べる、遊ぶの3つのことが充分に満たされて成長すれば、きっと好奇心旺盛で、心も身体も元気いっぱいのワンちゃんになれます!
飼い主としてできることは、たくさんあるんですね!