愛犬のしつけに行き詰まったらしつけ教室という選択肢もある
犬の飼い主になったら、愛犬にしつけを行うことは避けては通れませんね。ですが、犬を飼うのが初めての飼い主さんはしつけ方がよくわからなかったり、犬を飼った経験がある飼い主さんでも愛犬の性格によってはしつけに手こずることもあるかと思います。現在はインターネットや本などで様々な情報が得られるとはいえそれにも限界があり、愛犬のしつけに行き詰まりを感じてしまうこともあるのではないでしょうか。そんなとき、しつけ教室を利用するという選択肢もあります。
犬のしつけ教室とは?
犬のしつけ教室とは、ドッグトレーナーが講師となって犬にはしつけのトレーニングを行い、飼い主さんには犬のしつけ方を教えてくれるところです。しつけ教室には
- 飼い主さんも一緒に通うタイプ
- 一定期間犬を預ける合宿タイプ
- 犬だけが通う保育園幼稚園タイプ
- ドッグトレーナーに自宅に訪問してもらう出張タイプ
などいくつかのタイプがあります。グループレッスンにするか個人レッスンにするかを含め、飼い主さんのライフスタイルやニーズ、そして愛犬の性格に合ったタイプの教室を選ぶことが大切です。
では、愛犬をしつけ教室に通わせた場合、どのようなメリットがあるのでしょうか?デメリットも気になるところです。そこで今回は、愛犬をしつけ教室に通わせるメリットとデメリットについてご紹介したいと思います。
愛犬をしつけ教室に通わせるメリット
まずは、愛犬をしつけ教室に通わせるメリットからご紹介していきます。
メリット1:プロからしつけのコツを学べる
飼い主さんも一緒に通うタイプのしつけ教室では、コマンドを出すタイミング、正しい叱り方や褒め方などといったしつけのコツをドッグトレーナーから学べます。また、しつけで困っていることを相談してアドバイスをもらうこともできます。犬のしつけのプロからコツを学べたりアドバイスをもらう機会はなかなかないので、これは大きなメリットと言えるでしょう。
メリット2:愛犬のコミュニケーション能力が向上する
しつけ教室のグループレッスンに通うとほかの飼い主さんや犬たちと交流することになり、愛犬にとって他人や他犬との関わり方を学ぶ良い機会になります。そしてそれが、愛犬のコミュニケーション能力を高めることにつながります。
メリット3:飼い主同士の交流の場になる
しつけ教室のグループレッスンは、愛犬にとってだけではなく飼い主さんにとってもほかの飼い主さんとの交流の場となり、犬に関する情報を交換したり、しつけの悩みを相談したりすることができます。飼い主友達の輪を広げる良い機会になりますね。
愛犬をしつけ教室に通わせるデメリット
何事にもメリットがあればデメリットもあります。次は、愛犬をしつけ教室に通わせるデメリットについてご紹介していきます。
デメリット1:通うのが難しい場合がある
レッスンが行われる曜日や時間が決められていることがあり、飼い主さんが仕事などで多忙な場合は通うのが難しくなります。
デメリット2:必ず効果が得られるとは限らない
費用と労力をかけてしつけ教室に通っても、愛犬にはあまり効果が得られなかった…ということもあり得ます。また、教室でドッグトレーナーの言うことは聞くのに、家で飼い主さんの言うことは聞かないということもあるようです。
デメリット3:愛犬のストレスになることがある
例えば、臆病な性格で他人や他犬が苦手な犬がグループレッスンに通った場合、それがストレスになってしまうことがあります。愛犬の性格によっては個人レッスンや出張レッスンのほうが望ましい場合がありますが、費用は高くなります。
まとめ
獣医療の進歩により犬の寿命も長くなりました。愛犬と長年付き合っていく上で基本的なしつけが行われていないと、将来的に共生が難しくなってしまうことも考えられます。ですから、私たち飼い主は愛犬のしつけを怠ってはいけません。とはいえ、愛犬のしつけに行き詰まりを感じることもあります。そんなときは、メリットとデメリットを理解した上で『愛犬をしつけ教室に通わせる』というのも選択肢のひとつに加えてみてはいかがでしょうか。
ユーザーのコメント
50代以上 女性 ベータママ
まず第一は飼い主の意識です。しつけがうまくいかないのは犬に問題があり、しつけ教室に行けば良くなると大半の飼い主さんが思っている点です。しかし、実際にはしつけがうまくいかないのは飼い主の問題で、飼い主参加型のしつけ教室でもお客さんであるという主催者側の考えからなのか飼い主に問題があるとは言わないのです。しつけ教室は犬を躾けるものではなく、飼い主がしつけの方法を教わる教室という意識が乏しいのです。
次に講師のドッグトレーナーの実力のばらつきがすごいことです。JKCのトレーナーの資格を持っていても犬のことを理解している人が全員ではなく、マニュアル化したトレーニングしかできないトレーナーが多いのです。しつけのやり方の説明を聞いてその理由を聞いても「犬はそういうものなんです」という犬がどういうものかを説明できないトレーナーがザラにいるのです。
以前このサイトの記事のライターの方がドックトレーナーに家の中で犬の行動を制限したいと相談すると柵をしましょうと答えるトレーナーがいるのです。柵はしつけではないのに。
3つめはしつけ教室に行っても問題行動が治らなかった(概ねトレーナーの力量不足)、しつけ教室にいる時だけしか治らなかった(飼い主の教室に対する意識の誤り)場合、しつけをあきらめてしまうことです。
医療のセカンドオピニオンではありませんが、犬のしつけで困ったら一つの教室であきらめず他の教室を探す意味は現状のトレーナーのレベルを考えるとあると思います。