犬にハウスのしつけをする意味は?
犬と快適な生活を送る上で、ハウスのしつけをすることはとても大切です。
例えばお留守番をさせる時、家の中を自由に行動できれば犬が食べてはいけない食べ物を口にしてしまったり、電気コードをかんでしまったりと危険な物をいたずらしてケガをしてしまう可能性もありますが、ハウスのしつけを行うことで、お留守番の際などに事故を予防することが出来ます。
また、動物病院などに行くときにケージや犬用のキャリーバッグなどに犬を入れる事もあるでしょう。このときにもハウスのしつけが必要になります。今から犬を迎え入れる方や犬を飼育したばかりの人などは、ハウスを準備し、必要最低限のしつけを行うようにしましょう。
ハウスのしつけ方法は?
ハウスをしつける前に準備すること
ハウスのしつけをする前に、コマンドを統一することが大切です。家族全員でバラバラなコマンドで指示をしてしまうと、犬は混乱して覚えたくてもできなくなってしまいます。
コマンドは、犬がわかりやすい短い言葉で家族全員でかならず統一しましょう。
ハウスのしつけ方法
犬が自発的にハウスの中に入るように仕向けることが必要です。そのためには、まずは大好きなオヤツをハウスの中においてみましょう。警戒することなくハウスに入るようになったら次の段階です。
犬がハウスに入るときに「ハウス」と声をかけてコマンドを意識させます。これを繰り返し行いましょう。最後に、オヤツを入れる前に「ハウス」のコマンドを出し、コマンドに反応してハウスに入ることが出来たらクリアです。
ハウスに入ることができたら、オヤツをあげましょう。
犬のハウスはどんなものが良い?
ハウスは色々な種類が販売されています。飼い主さんと愛犬の生活スタイルに合わせてサイズや性能を考慮して選ぶのが良いでしょう。
犬のハウスは大きく分けると、常設タイプのケージか移動用のクレート等(またはキャリーバッグ)があります。トイレトレーニングの観点からも、自宅には常設のケージを設置するのがおすすめです。
また、動物病院などに行く際や万が一の災害の時に役立つクレートも用意しておきましょう。
▼「犬のしつけの基本」を知りたい方はこちら
まとめ
ハウスに入る事が出来るようにするしつけはとても大切です。お留守番や動物病院などに連れて行くときは勿論ですが、万が一の災害時にも役立ちます。
犬にとってハウスは自分の安心できる居場所にする為にも、無理に入れるのではなく、しっかりとトレーニングを行いましょう。
普段はフリーで生活させていても、いざという時にハウスが出来れば飼い主さんも安心ですよね。
ユーザーのコメント
40代 女性 ドッグトレーナー
しかしながら、お留守番中ずっとハウスに入れておくというのは如何なものでしょうか。 しっかりと躾をしてお留守番をさせる前に十分なお散歩+運動をしておくとお留守番中の犬は疲れて眠るはずです。留守中に物を破壊したり吠え続ける等と言った行動は溜まっているエネルギーを発散させてあげていないことが原因の場合が多いです。(分離不安の可能性も高いです)
お留守番中の犬のストレスを減らす為にもお散歩+運動をさせて下さい。
また、ハウス、クレートトレーニングでオヤツをあげて良いイメージを付けてあげることは大切ですが太らせるのが心配、アレルギーがある場合は朝、夜のご飯(フード)の中から数十粒取ってあげると太る心配はありませんね。
ハウス、クレートの中ではコング等にオヤツやフードを入れてあげるのも良いイメージに繋がります。
40代 女性 SUSU
我が家も生後2ヶ月で愛犬を迎えてから数年間はこの方法を続けていました。ハウスという言葉を覚えさせ、就寝時と留守番時はゲージで過ごしてもらっていました。
ただ、ゲージを少し広げてトイレ部分を連結させて快適に過ごせるように工夫したこともありましたが、ゲージのトイレは使おうとせず、帰宅後、ゲージを開けると急いでリビングに置いてあるトイレに走っていくことが何度もあり、お腹を壊している時もひたすら我慢しているようでした。こちらもトイレは大丈夫かなと外出していても気が気でなく、お互いの為にフリーでのお留守番を練習してみることにしました。
まず、いつものようにハウスでゲージに入ってもらい、ドアは閉めますが鍵は掛けません。鼻で押せば出られる状態で出掛ける方法を数ヵ月行いましたが、全く問題はなくスムーズにフリーに移行することが出来ました。ゲージのベッドでそのまま寝ていたり、トイレに出てきた後、リビングのベッドで寝ていたり、好きなように過ごしているようでした。
愛犬がいたずら盛りのパピーではなく成犬になっていたこと、元々コードなどのかじり癖がなかったことなど、うまく移行できた要因もあるのかと思いますが、精神的に落ち着いた成犬であれば、部屋を荒らしたりといったことはそうそうないのではないのかなと思います。
成犬になってもそのような行動を起こすのであれば、ゲージでの留守番で解決するのではなく、そういうことをする原因、運動不足、愛情不足など根本的なことを解決することが最優先なのかなと思います。
なお、無駄吠えに対して無視をするという対処方法についてですが、我が家の愛犬にはあまり効果がありませんでした。無視をしていると「ちょっと!聞いてる?聞こえてるの??」とますます大きな声で吠え、だんだんと興奮して自分でも怒りをコントロール出来ない状況に陥ってしまているようでした。
そこで、伝えたいことがあるときには吠えないでほしいこと、吠えてきたら何?落ち着いて、吠えるのを止めてくれない?と静かにゆっくりと話しかけてみることにしました。横を向いてじっと座ることも落ち着いてというカーミングシグナルになります。
愛犬にとっては、この方法が合っていたようで、現在では家族に対して要求吠えをしてくることはありません。じっと見つめてきたり、前足やマズルでつついてくることはあります。
犬にとって、狭くて囲まれた空間は落ち着いて過ごせる場所であるということは間違いないのだろうと思います。愛犬も囲まれたベッドが大好きです。ただそれは、自由に出入りが出来るということが条件となるのかなと思います。
日本ではゲージでの飼育が通説のようにありますが、欧州ではゲージという概念がない国もあります。どちらが正しいのかではなく、愛犬にとって適した方法を見極めてあげることが大切なのかなと思っています。
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