犬のしつけは英語が効果的?!これであなたのしつけも上手くいく!

犬のしつけは英語が効果的?!これであなたのしつけも上手くいく!

オスワリ!おいで!イケナイ!など、わんちゃんにしつける際に使われるコマンド。日本語よりも英語にした方が効果的ってご存知ですか?日本語で教えてしまったけれど、イマイチ反応が・・という方も、英語で教えなおしてみるのもいいかもしれませんよ。

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記事の監修

犬の気持ちは行動に現れる。知っていますか?犬が顔を左に向けた時にはストレスを受けている可能性があることを。犬は様々な方法で人に気持ちや考えを伝えているのです。それを受け止めてアドバイスとして活かすことを仕事としております。様々な専門の知識と20,000時間以上の教育実績があなたとその愛犬の生活を助けて豊かに導きます。

犬のしつけのコマンドを英語にするメリット

オスワリをしているスタンダードプードル

犬のしつけをする時に、いろいろな指示の言葉、コマンド(声符)を使いますよね。オスワリ!お手!イケナイ!おいで!など、日本語で教える方がほとんどだと思いますが、コマンドを英語にした方が効果的であることをご存知ですか?

なぜ犬のしつけのコマンドを英語にしたほうが良いのか、ここからは英語にする効果やメリットをご紹介します。

日本語より英語の方が短い

犬は言葉を理解することができますが、音で聞き分けているため短い言葉の方がわかりやすく覚えやすいことから、コマンドは短かい方が効果的とされています。

日本語はすべての音に母音がつきますので、一つのコマンドが英語より長くなります。例えば、「オスワリ」は音にすると「osuwari」ですが、英語の「シット」にすれば「sit」と3音にぐっと減り、犬にはわかりやすくなるのです。

コマンドを統一できる

当然ながら、犬は言葉を話しません。コマンドとしていくつかの単語や簡単なフレーズは覚えることができるようにはなりますが、人間のようにはいきません。

日本語は一つの言葉でも複数の言い方がありますよね。例えば「オスワリ」をコマンドとして教えたのに、ついつい「スワレ」や「スワッテ」などと言ってしまうことがありませんか?

また、家族の中でもパパは「スワレ」だけどママは「オスワリ」などもよく起きるケースです。「おすわり」を英語の「シット」とした場合なら、よほどの事がない限り、他の言い方をすることは少なくなります。家族でコマンドを統一する時は、英語にするのがおすすめです。

犬が混乱しにくい

犬はとっても観察上手です。飼い主さんの行動をよく見ています。そして飼い主さんたちの発する言葉が自分に向けられたものではなくても、よく聞いています。

普段、私たちが使う言葉は日本語ですよね。なので、普段から耳に入ってくる言葉がコマンドとして使われると、犬にとって新鮮味がなく理解しづらいことがあります。

例えば、「オスワリ」は座ってほしいことを伝えるコマンドとして、愛犬にその場で座ってほしい訳ですが、この「オスワリ」という言葉を日常生活でよく使っていませんか?小さいお子さんがいるご家庭なら「はい、ここに【オスワリ】して~!いい子ね~」なんて言葉も飛び交いますよね。

また、愛犬に対してもコマンドを言う前に座っていれば「あら【オスワリ】しているの?えらいわねぇ」などと声をかけたりするのではないでしょうか?犬は、人間とは理解のしかたが違います。

この【オスワリ】は、自分に言われたから座らなくちゃだめだよね?
あの【オスワリ】は、自分を見てないから座らなくてもいいの?なんで?
今の【オスワリ】は、もう座っているのになんでまた言われるのかなあ?

などと感じているのかもしれません。

そこで、コマンドを英語の「シット」に変えると、私たちの日常の生活でシットという言葉が出てくることが少ないので、犬は「シット」というコマンドが出たら「座ればいいんだ」と理解しやすくなるのです。

犬のしつけのコマンドを英語にする場合の注意点


おじぎをしているスタンダードプードル

犬は、子音をほとんど聞き取れないと言われています。例えば、「シット」なら「イッオ」、「ダウン」は「アウ」のように聞こえているようです。

愛犬に芸(トリック)としておじぎを教えたい場合に、英語でおじぎを意味する「バウ」というコマンドは「アウ」と聞こえてしまい、フセの「ダウン」とおじぎの「バウ」で混乱してしまいます。

基本的なしつけのコマンドは、母音の音が他と似ていないか確認してから決めるようにしましょう。

犬のしつけに使える一般的な英語のコマンド


チンチンをしているスタンダードプードル

犬のしつけで日本人が使っている一般的な英語のコマンドをご紹介します。

日本語 英語
オスワリ シット
フセ ダウン、ライ、ライダウン
立って スタンド
マテ ステイ、ウェイト
オイデ カム
止まれ ストップ、ホールドイット
イケナイ ノー
クレート(バリケン)に入る ハウス
よし オーケー、イエス、グッド
褒める時 グッド、グッドボーイ、グッドガール
ほっておきなさい(ひろい食いをとめたい時など) リーブイット
持ってこい フェッチ、ブリング
持て ホールド
出して(口から出す) アウト、ドロップ、ギブ
お手、おかわり ハンド、チェンジ、シェイク、ポー、アザーポー
チンチン ベッグ
おまわり サークル、アラウンド
ついて(人の左側にくる) ヒール

犬には英語のコマンドとジェスチャーを併用しよう

オスワリを教えてもらっているミニチュアシュナウザー

犬は、コマンド(声符)よりもジェスチャー(体符)の方が理解しやすいことがわかっています。例えば、コマンドを「ダウン」、ジェスチャーを「手のひらを下にして胸の前で少し下げる」にした場合と、「シット」のコマンドで同じジェスチャーの「手のひらを下にして胸の前で少し下げる」にした場合では、ほとんどの犬がフセをするのです。

それ位、ジェスチャー(体符)の方が犬には理解しやすいのです。ですから、コマンド(声符)と一緒にジェスチャー(体符)もつけることでより一層、犬の理解が早くなりますよ。

▼「犬のしつけの基本」を知りたい方はこちら

まとめ


犬のしつけは、英語のコマンドにした方が犬にとってわかりやすいことについてご紹介しました。

あなたの愛犬もコマンドを一生懸命覚えようとしています。なので、飼い主さんも「オスワリ!あ、ちがった!シット!」なんてことのないように、コマンドをしっかり覚えるようにしてくださいね。

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ユーザーのコメント

  • 投稿者

    30代 女性 ken

    なるほど、日本語だといろいろ言い換えて使ってしまいがちなのには覚えがあります…。
    しかし友人宅の犬はドイツ語でしつけられているため、私のコマンドが伝わりません。ポカ―ンとされてしまうことが多く、覚えたてのドイツ語でのコマンドが伝わりません。そういうわけで、やはり日本で生活しているならば日本語でいいのでは、と内心チラと思ってしまいますが。
    要するに、その犬に関わる人間が共通のワードを使うようにしないと犬が混乱してしまう、というわけですよね。犬にコマンドを入れる前に、人間こそコマンドをしっかり覚えないといけないってことですね。犬のしつけトレーニングと一緒に、飼い主も学ばなければいけないことがたくさんあります。
  • 投稿者

    女性 どんべえ

    先日、休みを利用して国際結婚をした友人の家に遊びに行ってきました。おうちにはプードルがいるのですが、英語で指示しているのを見て、かっこいい!と思いました。友人はやはり「日本語の方が長いので、英語で指示した方が簡単だ」と言っていました。確かに、日本語よりも短いし、音も日本語よりハッキリしているので、犬にとっては理解しやすいかもしれませんね。実は我が家の近くにあるドッグパークでも、ワンちゃんに英語で指示している人を見たことがあります。こういった理由で英語を選択したのかもしれませんね。今更ですが、我が家の愛犬にも英語コマンドで指示してみた所、「?」という顔をして見ていました(笑)。やはり日本語に慣れてしまっているので、混乱してしまいました・・・。
  • 投稿者

    女性 シュナ

    まずは飼い主が統一をしてわんこに教える、わかっていてもついつい余計な言葉が入ったり、難しいですよね。うちは一番最初にわんこの名前の呼び方ですら、呼び捨て派とちゃん付け派がいたりとごちゃごちゃになっていました。英語での指示のほうが犬にわかりやすい、経験としてもうなずけます。短い音でコマンドのみの発言になるので犬にも伝わりやすいのかなと私も思っています。「イケナイ」「ダメ」など、日本語ではたくさん表現方法がある言葉も英語だとNoの1通りですみます。昔、ラブラドールをしつけに出したときも。コマンドは英語でした。小学生ながらに私も一緒に覚えた記憶があります。たくさんの言葉でわんこを混乱する可能性があったり、指示がなかなか伝わらない、、などのお悩みがある場合は英語での支持派とてもお勧めだと思います。こちらの記事にある日本語と英語のコマンド辞典、うちも家族で再確認も含めて復習してみようと思います。
  • 投稿者

    40代 女性 さくら

    確かに、英語の方が使う言葉は一つなので簡潔でわんちゃんも迷う事がありませんよね、うちでは日本語を使っていますが、やはり家族で統一性がなくいう事を聞かないことが多々あります。時々言葉によってはシットやアウトなど英語を使ってしまったり日本語では言いにくい単語は英語を使ったりしてます。統一したほうがいいのはわかっているのですが、すっと出てくる単語が英語と日本語両方に存在していたりしてこんがらがりますよね、こちらも訓練が必要という事でしょうか、知り合いの訓練士さんはすべて英語でスムースに行っているのでとても感心しています。何にせよわんこが迷わない言葉をきちんと使ってあげる事が一番ですね。
  • 投稿者

    40代 女性 シュガー

    主人が愛犬のトレーニングをしている頃に、アメリカの人気番組のドッグトレーナーのシリーズ(シーザーミラン)を良く見ていて、それに感化されてか英語でトレーニングをしていました。「いえっっす!グゥッドボーイ!」を大声で繰り返す姿に、周囲はドン引きしていました。
    「シーッット!」「イエッス、ぐっぼーい!」とヘタな英語を繰り広げる主人の隣は歩きたくなかったのを思い出しました。
    しかし他の家族はもちろん日本語でしつけを行っていたものですから、あまりよくありませんでしたね。
    肝心の愛犬はというと、とても賢い子なので、日本語でも英語でも基本な指示はわかったようで(空気を読んだかな)、常にGood boy!です。
  • 投稿者

    20代 女性 まるこ

    わたしもこの記事にあるような言葉の使い方をしてしまうことあります…。お座りして〜と子供に声をかけて愛犬が座ってしまうこともしばしば…。この記事を早く読んで知っていたらと思います!(×_×)確かに愛犬は走る時だけ『ラン!』というコマンドにしているのですが、これはブリーダーさんからそのまま習って使っていたので全く意味など気にしたことがありませんでした。もう我が家の愛犬は13歳なので今更、コマンドを全て変えることは難しいと思いますが、新しい家族を迎えた時にこの記事を生かしてしつけをしたいです。確かに英語の方が発する言葉も短いですし、飼い主の言い間違えや他の人が話してる会話もごっちゃごちゃにならずに聞けそうですよね。
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