犬がトイレ以外でわざと粗相する!その理由と対処法を解説

犬がトイレ以外でわざと粗相する!その理由と対処法を解説

犬がわざと粗相をしてしまうのは「飼い主さんに構って欲しいから」「決められた場所以外でトイレをしたいから」この2つが原因であることがほとんどです。どのような対処が望ましいのかなどご紹介しています。

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記事の監修

埼玉を中心に、しつけ方教室/問題行動のリハビリ/ドッグダンスレッスンまで行う。ドギーホームルームでは、愛犬のトレーニングのみにとどまらず、飼い主様のフォローに力を入れる事でQOLを向上させます。また、JCHA公認のハイドロセラピスト・フィットネストレーナーでもある為、愛犬の健康増進にも力を入れています。【埼玉・東京・横浜でオーナーレッスン随時開催】
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犬がトイレ以外でわざと粗相をする理由と対処法

粗相をしてしまった子犬

犬がわざと粗相(トイレを失敗する)する理由として、ほとんどの場合次の2つに当てはめることができます。

  • 飼い主さんに構って欲しいから
  • 決められた場所以外でトイレをしたいから

飼い主さんに構って欲しいから

粗相をしてしまったジャックラッセルテリア

犬は人に構ってもらうことが大好きです。「遊んで~」とおもちゃを持って来たりなど、構って欲しいことを上手くアピールすることができる犬もいますが、上手くアピールすることができない犬もいるんです。

わざと粗相をすることで構って欲しいことをアピールしようとすることには理由があります。上手くトイレをすることができたとき、飼い主さんがたくさん褒めてくれたからです。子

犬の頃など、トイレトレーニングをする際、上手くトイレをすることができたらたくさん褒めてあげていたと思います。犬は、そのときのことを覚えているのです。

どんな時にわざと粗相するのか

犬がわざと粗相をすることで、飼い主さんに構って欲しいことをアピールする、それはどんなときでしょうか。

  • 多頭飼いしており、他の犬が病気になり、看病のために飼い主さんが付きっきりで、自分を構ってくれる時間が減ってしまったとき
  • 飼い主さんに子供が生まれ、赤ちゃんのお世話で忙しく、お散歩や遊びの時間が短くなったり、なかなか自分を構ってくれないとき
  • 新しい犬がやってきて、その犬を構う飼い主さんを見て、ヤキモチを焼いてしまっているとき

など、自分に対する飼い主さんの様子が変わってしまったときに起こりやすいようです。うちも常に多頭飼いしていますが、新しく犬を迎えたとき、先住犬はヤキモチを妬いている様子で、拗ねている表情がちょっぴり面白くて可愛かったです。

わざと粗相した時の対処方法

わざと粗相をしてしまったときは、叱ったり怒ったりするのではなく「無視」してください。

犬は人に構ってもらうことが大好きです。飼い主さんに構ってもらうことはもっと大好きです。それなのに飼い主さんが構ってくれず、構って欲しいことをアピールするためにわざと粗相をしてしまったのです。

そんなときは無視することが最も望ましい対処法です。人に構ってもらうことが大好きな犬ですから、叱られたり怒られたりすることよりも、無視されることの方がずっとイヤで悲しいことです。

決められた場所以外でトイレをしたいから

粗相をしてしまったフレンチブルドッグ

犬にとって、トイレをするということはマーキングのひとつでもあります。「どこでするのか」ということがとても重要なことなのです。決められた場所ではトイレをしたくないこともあります。

マーキングしたい場所にする、お気に入りの場所にする、それは犬にとって「失敗」や「粗相」ではないのです。また、「外でトイレをしたい」という理由から、わざと粗相をしてしまう犬もいます。

室内でトイレをさせていたけど失敗ばかりするから外に連れて行くことにした、という話を何度か聞いたことがあります。犬からすれば「やった!外で出来るぞ!」と思い通りになってうれしいはずです。

しかし、この対処法では室内でトイレすることをしなくなってしまうかもしれません。外に連れて行かないとトイレをしてくれなくなることもあります。

わざと粗相した時の対処方法

「決められた場所でトイレをすると良いことがある」と認識させることです。決められた場所、トイレシートの上でトイレをすることができたら、思いっきり褒めてあげましょう。おやつを与えても良いと思います。

上手くトイレができれば「褒めてもらえる」「おやつがもらえる」とわかれば、わざと粗相をすることはなくなると思います。

まとめ

見上げるビーグル

飼い主さんに構って欲しくてわざと粗相をしてしまう。飼い主さんのことが大好きだからこそなのだと思います。愛犬が満足するまでたっぷり構ってあげてください。

少しお散歩の距離を伸ばすだけでも良いと思います。飼い主さんと一緒にいる時間が何よりも幸せなのですから。

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