帰宅するとトイレコーナーがボロボロに散乱していた!
寂しさのあまり、物に八つ当たりしていた愛犬
我が家の愛犬であるロングコートチワワは、とても愛らしく放っておけないほどか弱いので外出する時は常に一緒。子犬の頃から飼い主と共に外出するのが当たり前の生活を送ってきた結果、愛犬はどんな時でも例外なく「飼い主の外出=自分も一緒」だと認識してしまいました。
しかし、ペットを連れてはいけない場所に用事がある場合は、愛犬にお留守番をしてもらうしかありません。最初は、誰か一人車の中で愛犬と共に用事が終わるのを待っている「犬のお守り」の役割を割り振っていましたが、家族全員が毎日時間を持て余している訳ではありません。
したがって、愛犬のお留守番の頻度は徐々に増えていくことに。これまで何処へ行くにも一緒だと思っていた愛犬にとって、一人きりの時間は強いストレスとなってしまったようでした。
ストレスを発散させるかのように、ホリホリ行動が目立つようになり、トイレシーツを噛みちぎってボロボロの状態にするまでにエスカレートしてしまいました。
監修ドッグトレーナーによる補足
犬にも母性と父性があります。母犬は幼い子どもを保護し、毛づくろいをしたり排泄から促したり、お乳を与えたりします。またストレスなどを取り除くのも母犬の役目です。
一方、父犬は子犬たちに遊びを通じて、社会の厳しさや、犬として生きていく上で学ぶべき規範を教えるロールモデルとなり、遊ぶ時の加減やストレスを乗り越えられるようしつけのような行動を取ることも報告されています。
今回のケースでは、母犬のような愛情は足りていたようですが、父犬の役割が不足していたようですね。犬でも人間でも、父親がうまく機能していない家庭は不安定になりがちです。犬を飼育する上では、こうした父犬代わりを飼い主さんが補う必要があるかもしれませんね。
飼い主が愛犬とのスキンシップを怠けていた
お留守番をさせた方が楽だからという甘え
子犬の頃から何処に行くのも愛犬と一緒だった事が原因で、ストレスが蓄積されたしまったことは明白でした。
人間にとっては犬にお留守番をしてもらうと負担が軽くなるため、次第に愛犬との外出の時間が減ってしまいました。コミュニケーションの時間が減ってしまったことで、飼い主に構って欲しい、寂しい気持ちに気づいて欲しいというアピールで、愛犬はトイレシーツをボロボロにしたのだと強く感じました。
トイレシーツの他にも、愛犬がボロボロに壊してしまった物は以下の通りです。
- クッション
- ボックスティッシュ
- 掛け布団
ホリホリ行動は、犬の習性だけではなくストレスによっても起こります。我が家のように物を壊すようになってから愛犬のストレスに気付くのではなく、ホリホリ行動が目立つようになったら愛犬が強いストレスを感じていると早期に認識する必要があります。
監修ドッグトレーナーによる補足
ここでの行動は、ストレスに対抗する犬の姿が見られます。
ストレスを軽減したい、ストレスから逃れたい結果、掘るという行動に繋がっています。
愛犬とのスキンシップの時間の確保と叱る事
愛情を再認識してもらうように努力した
トイレシーツをボロボロにしてしまうと、飼い主にとっての負担が大きくなってしまいます。改善が必要なため、愛犬とのスキンシップの時間の再確保に励みました。
以前のように、毎回ドライブに連れていけなくても隙間時間にお散歩に連れ出し、家の中でぬいぐるみ遊びをするといった人間と愛犬の両方に負担のかからないスキンシップの手段を取りました。
それでもトイレシーツをボロボロにしてしまった際は、愛犬のした行動を「悪い事」であると認識させる為に注意を行いました。その結果、愛犬がトイレシーツを噛みちぎるという問題行動は少しずつ沈静化していきました。
まとめ
愛犬と接する際の適切な距離感を掴む事は簡単ではありません。時には愛犬にとって、飼い主との距離感に違和感を感じてしまう時もあります。
そのような時に犬はストレスを発散しようとトイレシーツなどをボロボロにしてしまうという行動を取ります。ですので、愛犬と適切なコミュニケーションを取る為には適当な回数のスキンシップが重要なのです。
お散歩や、お家遊びといったコミュニケーションを通じて、愛犬との信頼関係を築いていく事が非常に大切になっていきます。そして、適切な回数のスキンシップを取る事で愛犬のストレスを軽減させる事が必要となります。
我が家の出来事が、皆さまと愛犬との生活に役立ったら嬉しいです。
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30代 女性 キラ