災害時に避難できる場所をチェック
災害時においてペットを飼っている場合、「同行避難」をする方法が一般的です。もちろん、まずは飼い主の安全確保が第一ですので、飼い主さんが安全を確保した上で、家族の責任としてペットと一緒に避難場所まで向かいます。
しかし、同行避難をしたからといって、同じ場所(避難場所の屋内など)で一緒にいることができるとは限りません。ニュースなどでも見かけることがあると思いますが、一緒に避難場所まで来たけれど、ペットは外でという場所は多いです。
したがって、まずは自分の避難場所を確認すると共に、そこはペットも一緒に避難できる場所なのかどうかを確認しておくことが必要でしょう。
災害用に準備しておきたいグッズ
それでは、災害時に必要となる犬のグッズを紹介していきます。これは必ず用意しておきたいという物を選んで紹介していますので、まだ災害準備ができていないという方は、これを見ながら準備を進めていきましょう。
食事と水
まずドッグフードと水は用意しておきましょう。もちろん、犬用の食器やシリコン製の水皿なども用意しておく必要があります。
このドッグフードと水ですが、基本的に5日分は用意しておく必要があります。余裕があるならば、ドッグフードはジップロックなどで1日ずつ分けて準備しておくと、いざという時に与える量を間違えずに済みますよ!
水はペットボトルに水道水を入れておくと良いでしょう。季節によって用意しておく量は変わりますので、愛犬が普段どのくらいの水を飲んでいるのか、観察した上で準備しておきましょう。
迷子札
皆さんは愛犬の迷子札を持っていますか?今はマイクロチップを入れる事が義務づけられているため、迷子になっても見つける事が簡単になりました。しかし、災害時にはどうなるかわかりません。
またマイクロチップというのは、専用の読み取り機が必要なため、災害時に専用の読み取り機を持っている担当の人に、愛犬が出会う事ができるとは限りません。むしろ、出会う確率はすごく低いでしょう。
そのため、愛犬が逃げ出してしまった際、見つけてくれた人が飼い主さんに連絡が取れるよう、迷子札には名前と飼主さんの電話番号を最低限入れておきましょう。
最近では様々な迷子札が販売されています。オーダーできる物も多いので、「うちの子は家の中にいるから」と今まで作っていなかった方は、災害時に備えてオーダーしておきましょう。
生活用品
続いて用意しておきたいグッズは生活用品です。「生活用品には何が入るの?」という方もいると思いますので、下記に挙げさせて頂きます。
- トイレシーツ
- うんち袋
- ペット用のウェットティッシュ
- リード
- ブラシ
- タオル
とりあえずこれらは必ず準備しておきましょう。他にも病気の子の場合は薬を用意しておくなど、いつも使用している物は災害時用の予備として準備しておくと良いでしょう。
ペット手帳
そして意外にも忘れやすい物としてペット手帳が挙げられます。日頃、毎日のように見る物ではないため、災害時にペットの準備をする際に忘れてしまうという人が少なくありません。
しかし、このペット手帳には自分の愛犬の情報がぎっしり詰まっているだけでなく、様々な知識が載っている事が多くあります。災害時には必ずしも携帯やスマートフォンを使えるとは限らないため、何か困った時の手助けとなる可能性があります。
もしも病院で貰ったペット手帳が大きくて持ち運びが難しいというのであれば、他の小さなノートに写真、名前、年齢(生まれた生年月日)、健康状態(病気が有るか無いか、アレルギーは有るかなど)、どのような性格をしているか、登録番号、かかり付けの病院(病院名、電話番号)などを記載しておくと便利でしょう。
いつも使用しているおもちゃ
おもちゃはいらないのでは、という方もいるかもしれませんが、災害時は人間と同じように犬も不安を抱えています。そのため、自分や飼い主さんの匂いが付いた、普段使っているおもちゃやタオルケットなどを与える事で、少しですが落ち着きを取り戻す効果が得られる事があります。
しかし、避難所では寝ている人や具合が悪い人なども大勢いますので、音が鳴るおもちゃはなるべく避け、音が鳴らないおもちゃを優先的に選ぶようにしましょう。おもちゃを1つ、普段使用している布製の物を1つ用意しておくと安心できますよ。
キャリーケースやクレート
そして最後に、キャリーケースやクレートは避難時にとても便利です。しかし、普段から愛犬に慣れさせておかなければ、いざ避難をする時に手こずってしまう可能性が高いので、普段から少しずつ慣れさせるようにしておきましょう。
また最近では、ベビーカーのような形をしたペットカートも人気です。これならば中が広いため、愛犬だけでなく、上記で紹介したようなグッズも一緒に入れて、避難する事ができますし、抱きかかえて中に入れるだけなので、手こずる事も少ないでしょう。
「カート」という名前の通り、下にはもちろんタイヤが付いていますので移動も楽にできるでしょう。選ぶ際には、カートから着脱可能なタイプを選ぶと様々なシーンにも応用できて便利ですよ!
まとめ
いかがでしたでしょう。今回、この記事を読んで「これも入れるべきなんだ!」と改めて確認して頂けたのであれば幸いです。ぜひ、スムーズに同行避難ができるよう、日頃から準備をしておきましょう。
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女性 じん