夜間に動物病院がやってない!?事前にチェックしておきたい「5つのポイント」

【獣医師監修】 夜間に動物病院がやってない!?事前にチェックしておきたい「5つのポイント」

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おうちにワンコやニャンコがいるご家庭では、夜間に動物達が体調を崩したり、事故が起こることもあるかと思います。今回は動物病院が休みの時や夜間に動物達に何かあった場合、どうすればいいのかを考えていきたいと思います。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

愛犬の緊急事態・・・慌ててからじゃ遅いです!

愛犬の緊急事態

「動物病院に連れていきたいけど、夜中だとやっていない!!」なんてこと、ありますよね?

動物の医療機関って、
「休日当番医や夜間救急外来などが充実していない・・・」
「数が少なくて何かあった時に心配・・・」
と感じている方も多いのではないでしょうか?

都会の方では、積極的に夜間対応や受付時間外に対応できる動物病院も増えてきました。しかし、住んでいる地域によっては、普段通っている動物病院は診察時間を過ぎると留守電にすぐに切り替わってしまいます。

動物には人間のような救急車も無く、夜間やっている動物病院は家から一時間以上かかる場所にあったりと、何かあった時には不安要素も多いと思います。

それでは、愛犬の緊急事態に慌てないために、どのような点に注意したらよいのか?考えていきましょう。

事前にチェックしておきたい「5つのポイント」

5つのポイント

ここでは緊急時の応急措置などでは無く、動物医療機関などと、スムーズにコンタクトがとれるようにする方法や、飼い主が事前に出来る事を考えていきたいと思います。

ポイント1:かかりつけ以外の病院を探しておく。

かかりつけ以外の病院

かかりつけの動物病院の休診日、夜間にやっている別の動物病院を何件か探しておきましょう

持病、お薬手帳や普段飲んでる薬等のメモを用意しておいて下さい。

かかりつけの動物病院であれば、すべてのデータがカルテにまとめられているのですが、初めてかかる時が緊急事態だと、飼い主さんもパニックになってしまっていて必要な情報が聞けないことがあります。

ポイント2:知人をあてにしない

電話

動物病院がやってない時に頼りになるのが動物医療に詳しい人だと思います。

ただ、いくら動物医療に詳しくても、動物の場合は、電話ごしに状況を説明されたり、対応を求められても、
「すぐに動物病院へ」としか話すことができませんし、処置もできません。

動物は話すことができませんので同じような状況でも対処法が違うことが多いのです。

結果として早い対処に繋がるのは、知り合いの動物医療に詳しい人に電話するのでは無く、「1番初めに動物病院へ連絡する」ことです。

私も動物関係の仕事をしているため、稀に知人から電話で相談を受ける場合があります。

夜中に突然電話がかかってきて
「うちの犬が死んじゃいそう!どうすれば良い?」と指示を求められ、対応に困る・・・なんて事がありました。

気持ちは良くわかるのですが、正直なところ、電話ごしてパニックになりながら状況を説明されても状況はわかりませんし、対応の指示もできません。

この場合も、大切なのは事前の準備。自分で夜間対応できる動物病院を把握しておき、緊急時にはそちらに電話をしてもらった方が早く対応してもらえるでしょう。

ポイント3:普段からかかりつけの病院に顔を出しておく

獣医師

動物たちに何もないと動物病院へ行く機会が少なくなってしまいます。普段からかかりつけの動物病院に健康診断や予防関係で定期的に通って顔を出しておきましょう。

普段から獣医師と動物の健康状態を把握するようにしておけば、病気の早期発見につながりますし、獣医師が気になる症状が出ている場合は「この子はちょっと心配なので、緊急連絡先を教えておきますね」と、緊急時に連絡がとれるようにしてくれる場合もあります。

急患で来る子は「健康だったから」とワクチンやフィラリアの予防をせず、しばらく来院暦のない子だったりすることも多いです。

ポイント4:かかりつけの獣医師に夜間の対応を聞いておく

動物病院で働いていると、受付時間があるのにも関わらず受付終了時間を大幅に過ぎて
「仕事でこられなかったから今ワクチンして!」と来る人も多いです。

受付時間が短くて不便なのと、お仕事が忙しいのはよくわかりますが、時間外診察希望の方を1人や2人ならまだしも、たくさん対応していると獣医師も24h営業になってしまいます。(実際無理をした性で体を壊す獣医師もいるそうです)

獣医師の仕事はオペなども含むので出来るだけ集中力を保てる健康状態にないといけません。その為、時間外診察は金額も高めに設定されていたり、電話が留守電になっていたりする動物病院も多いかと思います。

事前に伺っておけば、その獣医師の都合で緊急の時はどうしたら良いかを指示してくれることもありますので、1度は夜間の対応を聞いておくべきでしょう。

救急車をタクシー代わりに使っている人がいるなんてニュースで話題になっていましたが、動物病院も同じで患者さんの協力があるからこそ、運営出来ている部分があります。

これからは、患者さんも病院を理解して、双方助け合う事でもっと良い関係を築けるのではないでしょうか?

ポイント5:緊急時の対応について事前に情報を得ておく

病院

全国では、ペットに関する様々な団体がいろいろな活動をしています。緊急時に身近なところで何か対応してくれるサービスがあるかもしれません。

また、24h動物の電話相談ができるサービスがあるので登録しておくと緊急時に役立ちます。事前にネットなどで自分にあったものを登録しておましょう。

その他にも、アニマルファーストエイドなどの講習を受けて知識をつけておくと、動物の緊急時の対応を学べます。講習後にアニマルファーストエイドの資格をもらえる団体もあるようです。

最後に

ペットの体調が悪くなったら

夜間、突然愛するペットの体調が悪くなったら誰しもが慌てます。そんな時、落ち着いた対応が出来るか?出来ないか?を決めるのは、飼い主さんであるあなた自身の「事前の準備」です。

そういった時に冷静でいるためにも、緊急時の為に様々な情報収集をしておく事をおすすめしておきます。 もちろん、日頃から体調管理や病気の予防も重要です。

この機会に愛するペットのために「事前の準備」を初めてみてはいかがでしょうか?

ユーザーのコメント

  • 投稿者

    30代 女性 匿名

    先日、10ヶ月の愛犬が吐いたものが肺に入り誤嚥性肺炎で入院しました。早朝6時前のお散歩中の出来事でした。かかりつけの病院は9時から夜間動物病院は5時で閉まっていると言う狭間の出来事。かかりつけの病院には留守電を入れ、近くの病院に片っ端から電話をかけまくり三軒目で自宅開院している先生が電話に出てくれました。時計を見ると7時、苦しそうな愛犬の側で色々電話の向こうで指示される事をする私はだんだん落ち着いて対応出来るようになりました。8時過ぎ〝そろそろ病院へ向かった方が良いですよ。大丈夫、元気になるよ。〟そう言われて病院に到着したのは8時半かかりつけの病院の先生が留守電を聞いて連絡をくれたのと同時でした。直ぐ診察入院となりましたが今思い出すだけでもあの時間の長かったこと。たまたまかけた電話に出てくれた獣医さんには心から感謝していますが、狭間を埋める病院があって欲しいと心から思う出来事でした。
  • 投稿者

    40代 女性 匿名

    1年くらい前です。愛犬が突然、初めての痙攣発作を起こし、本当にパニックになりました。どうしたらいいかわからず、119番に電話するわけにも行かず、震える手でかかりつけの動物病院にやっとの思いで電話をかけたのですが、夜の23時過ぎだったので留守番電話でした。もうダメだ…と思い切ろうとしたら、夜間診療所の電話番号の案内が。またも震える手で、慌ててメモを取り夜間診療所にかけたら1時までやってると。自宅から1時間かかる場所にあった為、行くまでの間の指示をもらい、夜間診療所に行きました。どの様な痙攣だったかなど、色々聞かれましたが、人間と違い説明が難しく、取り敢えず見たままを説明しました。その時、動画とか撮るといいですよと言われ、最初はそんな余裕はないし無茶だよ、と思いましたが、動画を撮ることによって治療の参考になると聞かされ、それから1ヶ月後にまたも痙攣発作を起こしたので、震える手で動画を撮り、かかりつけの獣医に見せました。今では薬が効いているのか痙攣発作はおさまっています。本当に夜間や休診日に何かあったらどこにすぐ行けばいいか調べておくのは必要ですね。
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