パピヨンの寿命と長生きの秘訣

【獣医師監修】パピヨンの寿命と長生きの秘訣

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パピヨンの寿命は、これまで平均10歳~15歳と言われてきました。しかし最近では、10歳以上は長生きするパピヨンが増え、パピヨンの寿命は延びつつあります。パピヨンの寿命を延ばすための秘訣とも言える食事管理やストレスについてまとめています。是非愛犬パピヨンとの時間を長く一緒に過ごすための参考にしてください。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

パピヨンの寿命はどのくらい?

パピヨンを抱っこしている子供

パピヨンの寿命は13~15歳と言われています。犬の年齢を人に換算した場合、一般的に小型犬は生後1年で約17歳、大型犬は生後1年で約12歳にまでなります。あっという間に中高生ほどの年齢に達してしまうのです。しかし、その後はどうでしょうか。

パピヨン(小型犬)と人間との年齢換算表

パピヨン 人間
1歳 17歳
2歳 23歳
3歳 28歳
4歳 32歳
5歳 35歳
8歳 48歳
12歳 64歳
15歳 76歳

1歳を過ぎた後は、1年ごとに約4歳ずつのペースで歳をとっていきます。パピーの時期の急成長に比べればやや落ち着いた印象もありますが、やはり人間に比べるとかなりのスピードで歳をとっていくのは確かです。パピヨンの寿命はこれまでよりも大分延びたとも言われています。ドッグフードも品質改良を重ねて栄養バランスの整ったものが増え、病気や怪我に対しても動物に関する医療技術が進んだことが影響していると考えられています。

しかし、各家庭においてはそれらに頼ってばかりではパピヨンの寿命が延びるとは言い切れません。実際に飼っているパピヨンの寿命が平均寿命より短くなるか長くなるかについては、生まれつきの特性、体質、疾病はもちろんのこと、健康を守る役割を果たすことができる飼い主の力が大きいと思います。

パピヨンの寿命を延ばすための食事管理

パピヨンの寿命を少しでも長くし、そして少しでも長く一緒にいたいと願うならば食事の管理をしっかり行い、健康に気を付けてあげなくてはなりません。市販フードでも小型犬用のドッグフードやパピヨン専用のドッグフードがありますが、栄養バランスも考えられているため特に問題はありません。

しかし、食欲がないときや水分補給が足りないと感じる場合は、ドライフードとウェットフードの混合食にしてあげたり、カロリーが高いフードに変えたり、さまざまな工夫が必要になってきます。愛犬の体調や様子をしっかりと把握して、食事内容を変えて体調を整えていくことは健康を保つこと、寿命を伸ばすために欠かすことのできない要素です。

そして、パピヨンの寿命を延ばすために特に重要なのは成長に合わせた食事を与えることです。子犬から成犬、高齢犬になるにしたがって与えるべき食事は変わってくるため十分注意してあげなくてはなりません。

誕生~生後1か月

パピヨンの赤ちゃん

産まれたばかりの子犬は、タンパク質や脂質が多く含まれている母乳を飲んで育ちます。歯も生えそろっておらず、消化器官も未熟な頃です。繁殖を行っていない限りは、この時期の子犬に関わることはほぼないと思いますし、基本的には母乳を与える母犬に任せるべき。気を付けるのは、栄養豊富な母乳をたっぷりと与えることができるように母犬の食事にしっかりと気を配りましょう。

生後1~2か月

寝ているパピヨンの子どもたち

母乳はカロリーも高く、子犬の体重もあっという間に増えます。そして乳歯が生え、消化器官も徐々に発達してくるため、およそ生後20日~1か月を目途に離乳食に切り替えましょう。人肌に温めたミルクで子犬用のドライフードをよくふやかしてあげます。

離乳食は少しずつ量を増やしていくようにし、回数も一日3~4回と分け与えてください。2か月たつ頃には、一週間ほどかけて便などの様子をみながらドライフードを徐々に増やしていきましょう。

生後2~6か月

パピヨンの子犬

多くの方がこの時期から飼育を開始することが多いと思いますし、一番食事について考える時期だと思います。体調や便などに異常がなければ、この頃から子犬用のドライフードに切り替わります。2か月頃は少しふやかして与え、そこから徐々に固い状態にしていくようにしましょう。成長期と言えるこの時期は多くのエネルギーを必要としますが、一度に大量の食事を与えてはいけません。離乳食同様、一日数回に分け、一回の食事量は少なめにすることでまだ未熟な消化器官への負担を減らすことができます。

成犬

パピヨンの成犬

およそ生後10か月を目途に成犬用のドライフードに切り替えていきましょう。この時も一週間ほどかけてそれぞれの割合を変化させていきながら徐々に切り替えていきます。もちろん一気に変えてしまっても大きな問題もなく適応できる子もいますが、体にとっては負担となる可能性が高いので消化器官をいたわるためにも、体調を見ながら丁寧に切り替えることはとても重要なことです。食事回数は基本的に2回。体質などによっては1回でも構いませんが、その場合はできるだけ獣医師と相談して決めましょう。

高齢犬(6~7歳)

パピヨンの老犬

小型犬の6~7歳はまだまだ高齢犬とは言い難いですが、この頃には大分新陳代謝も落ちてきます。また運動量も落ちてくるため、子犬の時期と同じ食事内容ではカロリーオーバーになってしまう場合も。市販フードでも「シニア用」の多くは7歳~となっているようです。成犬時と同じように与えていては肥満につながり、病気や怪我の原因になります。年齢やライフステージに合わせたフードを与え、運動量によって食事量も調節しましょう。

また、パピヨンなどの小型犬も10歳くらいになってくると高齢犬と言えるでしょう。目には見えない部分なのでわかりにくいですが、噛む力はもちろん、消化機能も衰え始めます。食べやすい工夫と様子を見ながら食事を与えてください。愛犬パピヨンの寿命を延ばし、長生きしてもらうためにも食事管理は重要ポイントの一つです。

パピヨンの寿命に関わるストレス

クッションの上で休んでいるパピヨン

パピヨンの寿命に大きく関わってくる重要ポイントとしてストレスがあげられます。パピヨンは小型犬の中でも非常に活発な犬種です。また、運動能力も小型犬の中でもトップクラスと言われています。そのため運動は欠かせません。

体が小さいため、室内での運動でも十分ではありますが、一日30分程度で構いません。毎日の散歩が健全な心身を保ち、ストレスの解消になります。さらに免疫力も高まります。

どんなに食事に気を付けていてもストレスをため込んでしまってはパピヨンの寿命は決して長くはなりません。人間がストレスにより体調不良を起こすのと同じように、活発なパピヨンもストレスで体調を崩します。ストレスが原因でパピヨンの寿命を縮めるようなことをしないよう、定期的に運動させることが大事です。

パピヨンの寿命を延ばすのは家族の愛情と努力

パピヨンの家族

パピヨンが平均寿命を生き抜き、それ以上に長生きできるようにするためには飼い主の愛情と努力が必要です。特に食事の管理は飼い主がしてあげなければパピヨンは自分でできません。

飼い主が食事管理でパピヨンの寿命を延ばし、そして、一緒に散歩に出掛けることでスキンシップを図りながらストレスを解消させ、愛犬パピヨンの寿命を更に伸ばしてあげましょう。

▼パピヨンについて詳しく知りたい方はこちら
パピヨンってどんな性格?飼う前に知っておきたい特徴

ユーザーのコメント

  • 投稿者

    50代以上 女性 徳弘 まり

    我が家のピピ(パビヨン)は今月18歳の誕生日を迎えることが出来ました。大きな手術も2度受け 目も殆ど見えていません。心臓弁膜症の持病も有りお薬も10年以上服用しています。でも、元気で食欲も旺盛で 家族皆んなを癒し続けてくれています。ピピの長寿は 少しでも私達と一緒にいたいという ピピ自身の願いが強いからだと思います。ピピは家族です。私達の子供です。
    徳弘  まりの投稿画像
  • 投稿者

    40代 男性 マックス

    自分もパピヨンを飼っています。人間のエゴで人間と同じように歳をとり、いつまでも一緒に生きて欲しいと、時折、考えちゃいます。何故、犬の寿命は人間と一緒じゃなく、犬だけが、かなりスピードで歳をとることに、不公平だと、常々感じます。でも、それは仕方ない事なので、もうすぐ、11歳になりますが、自分の全身全霊の愛情で、自分も18歳まで生きられるよう、自分が努力しなくちゃと感じました。
    ありがとうごさいました。
    マックスの投稿画像
  • 投稿者

    40代 女性 RYUCH

    勝手なイメージなんですが、パピヨンってわりと長寿な印象があって年を取ってものんびりゆったり飼い主さんと過ごしている感じがしています。近所にも17歳のパピヨンちゃんがいるんですが、足腰が弱くなってきていたり白内障が出ていたりするものの、時々公園であってご挨拶させてもらったりしています。普段はそこまでお散歩で歩いていないみたいですが、やっぱり公園などでにおいかぎをしたり歩いたりすると気分転換になるみたいで、時々出てきています。とってもかわいいパピヨンちゃんで、元気な子犬などが来ても静かに迎え入れてくれますし、日向ぼっこしたり飼い主さんに寄り添って座っている姿はとても穏やかで幸せそうです(*‘∀‘)
  • 投稿者

    女性 はな

    私が高校受験が終わり飼ってもらったパピヨンが今日19歳の誕生日を迎えました。毎日散歩をさせてくれた祖父も他界し、今は私の母が毎日世話をしています。母曰く規則正しい生活(決まった時間の散歩)と栄養価の高い食事が大事だとのこと。耳も遠く目も白内障で見えずなので、感覚で生活しているような愛犬ですが、祖父や母の愛のおかげで長生きしてるんだろうなぁと実家を離れてもある意味誇らしく思います。
  • 投稿者

    女性 もふころ

    パピヨンの産まれたばかりの子犬の写真は珍しいので、貴重なものを見れた気がします。お耳はまだパピヨンじゃないんですね。
    コメントを拝見するとパピヨンは比較的長寿命な犬種ですね。愛情たっぷりでストレスフリーな生活はとても重要なんですね。
  • 投稿者

    50代以上 男性 匿名

    今19才の雌のパヒヨン♪いついってもおかしくないはどヨボヨボ婆さんですが、本当に可愛いです。
  • 投稿者

    40代 女性 とるまま

    先月15歳になったパピヨンの、呼吸が急に早くなった気がして病院でレントゲン撮ってもらったら、肺水腫て言われました。
    心臓病から来ていると。
    この年まで、肛門腺以外、大きな病気をしたことなく、血液検査もレントゲン撮影も初めてでした。
    急に心臓がこんなにも肥大するはずはなく、いつから悪くなってたのかわからなかったので、元気なうちから、10歳超えたら、人間ドックみたいに犬ドック?を毎年受けた方がいいかもって先生が言われました。
    車椅子に乗せてトイレに連れて行くおじいちゃんを想像して、お散歩に連れて行ってとのこと。
    強心剤もらって様子見です。

    まだまだ見た目はおじいちゃんには見られてないよ。
    もっともっと一緒にいてね。
    とるままの投稿画像
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