ヨークシャーテリアの値段の相場と価格の違いについて

ヨークシャーテリアの値段の相場と価格の違いについて

ヨークシャーテリアの値段はどのくらいなのでしょう?これから飼うことを検討している人は気になりますよね。しかしヨークシャーテリアの値段というのは、ペットショップで買うか、ブリーダーから買うかだけでも違ってきます。今回はそんな実際のヨークシャーテリアの値段だけでなく、どうして値段が違ってくるのか、その理由なども併せて解説します。

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ヨークシャーテリアの値段について

ヨークシャーテリアの子供

ヨークシャーテリアの値段は10万円~25万円程度となっています。ただし、ヨークシャーテリアとは個体差が大きいので、これはあくまでも一般的な値段の場合です。場合によっては5万円程度で購入可能な個体も存在しますし、逆に50万円以上する個体も存在するのです。しかし、どうしてヨークシャーテリアの値段はこれほどまでに幅があるのでしょうか。その理由として挙げられるのは、主に以下の3点になります。

  • ペットショップとブリーダーの違い
  • オスとメスの違い
  • 血統の違い

ペットショップとブリーダーで違うヨークシャーテリアの値段

ブリーダーが育てたヨークシャーテリア

まずは「ペットショップとブリーダーでなぜヨークシャーテリアの値段が違ってくるのか?」についてです。比較的平均的な金額で購入可能なのがペットショップであり、ヨークシャーテリアの値段相場の高低差を広げているのがブリーダーのようです。個体や値段にこだわらずにヨークシャーテリアを希望の場合はペットショップで購入した方が良いと思います。

ヨークシャーテリアの値段に差がある理由

その理由として挙げられるのが、ブリーダーの営業形態と末端価格に含まれる人件費です。

ブリーダーの営業形態

トリミング中のヨークシャーテリア

ブリーダーは大きく分けて2種類です。1つ目が犬種の血統を維持することを主な目的としているブリーダーです。一般的に「シリアスブリーダー」と呼ばれています。血統を維持するために飼育設備などに高額な費用投資をしているため、販売するヨークシャーテリアの値段が平均より高い個体が多いようです。

そしてもう1つが、より多くの個体を生み出すこと、つまりヨークシャーテリアの血統の維持よりも商品の量産を目的としているブリーダーです。こちらは一般的に「パピーミル(子犬工場)」と呼ばれています。1匹あたりの飼育費用にかける費用を安く抑えているため、扱う商品の値段も安くなります。

分かりやすく例えると、前者が高級レストラン、後者がファーストフードといったところでしょう。ブリーダーから直接購入した場合の値段差が激しいのは、この違いが主な理由なのです。

人件費

人件費と電卓

これは単純な話です。ブリーダーと購入者の間に仲介者、つまりペットショップを挟んだ場合、そのマージンが発生します。ペットショップの従業員の給与となる人件費が発生するということです。野菜を人件費が多くかかるスーパーで買うか、人件費がそれほどかからない直売所で買うかの違いと同じでしょう。

厳密に言えば、人件費だけではありません。設備費用や光熱費など、ペットショップを経営するためのあらゆる費用が発生します。多くのペットショップはパピーミルから多くの個体を仕入れる契約で、個人に購入するよりも安く仕入れていますが、安く仕入れられるといっても人件費など自分たちの儲けを末端価格に上乗せしなければなりませんよね。

それ故に、ペットショップではパピーミルから直接購入するよりは少し高いくらいの、だいたい同じような値段相場の個体を大量に取り扱っていて、それが結果としてヨークシャーテリアの平均的な値段相場になっているのです。

ヨークシャーテリアのメスがオスよりも値段が高くなる理由

ヨークシャーテリアのオスとメス

  • 気性の違い
  • 子供を産めるか否かの違い

ヨークシャーテリアはオスよりもメスの方が値段が8~10万円程は高くなります。これはヨークシャーテリアに限ったことではなく、犬は基本的にオスよりもメスの方が値段が高いのです。これは本当に簡単な話で理由は2つです。

まず1つが「気性の違い」です。メスよりもオスの方が気性が激しく、飼育に不向きな個体が多いのです。あまりに気性が激しい個体の場合、去勢をする必要があるケースも珍しくありません。

そしてもう1つが、子供を産めるか否かの違いです。将来的に自分のヨークシャーテリアに子供を産ませたいと考えている場合に、当然ながらオスでは不可能ですよね。この2つの違いによってオスよりもメスの方が値段は高くなっているのです。

ヨークシャーテリアの値段は血統に大きく左右される

ヨークシャーテリアの親子

ペットを購入する際に必ずと言っていいほど目にするキーワードが「血統」ですよね。高額な個体にはよく「血統書付き」と掲載されています。ヨークシャーテリアの値段もこの血統がかなり重要視され、同じヨークシャーテリアという犬種であっても、血統の良し悪しで値段は天と地ほどの開きが出てくるのです。

しかし、そもそもヨークシャーテリアの血統とはどういったものなのでしょうか。まず血統という言葉についてですが、これは簡単に言うと「先祖」や「血筋」といった意味です。つまり「血統書付き」というのは、「ある程度遡った代までの先祖が明らかになっていることを保証します」という、ある種の保証書なのです。

では、なぜ先祖が明らかになっている個体は値段が高額になるのでしょうか?これは「ヨークシャーテリアという犬種に他の犬種の遺伝子が混ざっていないことが保証されているから」というだけではありません。

「遺伝的な疾患を発症する可能性が低くなるから」「成犬になった際の毛色などの容姿が想定しやすいから」といった理由も挙げられます。動物は人間以上に血統の影響が大きい傾向があります。先祖と同じ性質を引き継ぐことが非常に多いのです。

ヨークシャーテリアの値段に関するまとめ

公園のヨークシャーテリア

ヨークシャーテリアの値段というものはこのように様々な要素が絡み合って決定されています。しかし結局のところ大切になるのは自分がどんな個体を購入することを望んでいるのかを明らかにして、それに見合った値段の個体を購入することなのです。

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ユーザーのコメント

  • 投稿者

    女性 さとう

    昔実家でヨークシャーテリアを2匹飼っていました。
    はじめ1匹迎えたところ、かわいくてかわいくて、是非もう1匹いたら楽しいんじゃないかと翌年同じブリーダーから迎えました。
    しかし20年以上前の話ですが、2匹目を迎える頃、小和田雅子さまが天皇家にお嫁入りをする大ニュースがされた直後でした。
    小和田家ではショコラという名のヨークシャーテリアが飼われていたということで、ヨークシャーテリアの価格が暴騰していました。
    1年前に迎えた1匹目のヨークシャーテリアが20万、2匹目はほぼ倍額35万で迎えることになりました。
    家族になってしまえばかわいい家族なので購入金額の差は気になりませんでしたが、ブームでこれほど価格が変わるものかと驚いたものです。
  • 投稿者

    女性 nico

    ヨーキーの値段のつけ方…というか犬の値段のつけ方についてとても勉強になりました。オスよりメスの方がそんなに高くなるんですね!予想外でした。パピーミルについてはほかの記事でも読ませてもらったことがありますし、結構問題になっているので少し知っていますが、本当に犬をものとしか考えていないところが腹が立ちますよね。パピーミルで使用されていた犬(その扱いが「物」のようなので、あえて「使用」と書きます。)の、ボロボロ加減やうつろな表情などを見ると本当に悲しくなります。我が家の愛犬ののんきな寝顔を見て、普通ならこんな風に楽しく快適に過ごせるはずなのになぁ…とパピーミルなどの現場にいる子を思ってとても胸が痛くなりました。。。
  • 投稿者

    女性 sora

    雅子さまがご実家でショコラというヨーキーを飼われていた、とご成婚報道のあった時期にヨーキーを迎えたのですが、ブリーダーさんに1週間遅かったら値段が倍だったよと言われました。犬種の値段は人気によるんですね。
  • 投稿者

    40代 女性 shelly

    ヨークシャーテリアの購入を検討していたのでとても参考になりました。たしかによく考えれば女の子の方が妊娠出来るので需要的には高くなるのが当然ですよね。でも選ぶならやっぱりその子が私に合っているかを基準に決めたいと考えています。安すぎても高すぎても怖いので、平均金額を参考にブリーダーさんを探してみたいと思います。
  • 投稿者

    女性 アップル

    昔実家にデカヨーキーがいました。体重が5kgくらいありました。赤ちゃんの頃から他の兄弟とは脚の太さも違って、知り合いのブリーダーさんがこの子は規格外(大きすぎる)だからと注射代くらいで譲ってくれたように記憶しています。大きいだけあって、健康で元気に長生きしましたよ。
  • 投稿者

    30代 女性 kotomi

    ヨークシャテリアは、とても可愛らしく、どことなく気品を感じさせる見た目が魅力的ですよね。
    「動く宝石」などとよばれることもあります。
    しかし、昔は作物を荒らすネズミを捕獲するための狩猟犬として飼われていたため、活発で賢く、頑固な一面もあり、主従関係のあいまいなしつけをすると、いうことを聞いてくれなくなります。
    きちんとしたしつけをすれば、主人に忠実な可愛い犬ですよね。

    犬の値段という言葉はあまり好きではありませんが、どのような理由で値段に差がつくのか勉強になりました。
    犬を購入する際、どんな犬種でも言えることですが、どんなところから来たのか。
    今までどのような生活をしていたのかを知ることは大切だと思います。
    これから何年も一緒に暮らす家族として、きちんと考えて購入したいですよね。

    また、どんなに価格を安く購入しても、ヨークシャテリアはとても綺麗な被毛をしている犬種です。トリミングなどにもお金がかかるということを承知で購入していただきたいです。

    目先の値段ばかりに気を取られずに、きちんとした目で判断することが、飼い主とわんちゃんの幸せにつながると思います。
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