支援は何も難しいことばかりじゃない!
愛犬とお過ごしの方なら、「殺処分」という言葉を一度は聞いたことがあるでしょう。
恥ずかしながら、愛犬と過ごす前までの私は仕事に追われて、動物達が置かれている現状を全く知りませんでした。ですから「殺処分」という言葉も知りませんでした。
愛犬を迎えたことで、日本では世界的にみてもありえないほどの頭数尊い命を「殺処分」で奪ってしまっていることを知り、私は保護団体のお世話ボランティアになりました。
お世話ボランティアといっても、私がしているのはゴハンとお水を与えたり、食器を洗ったり、お部屋をキレイに掃除したりといったことです。お散歩や遊んであげたりもします。これを月2~3回ボランティアとして行っています。
飼い主さまが見つかるまで、ご自宅で預かりボランティアをされている方もいらっしゃいます。
このようなボランティアを行うことも殺処分を食い止めることの1つですが、すでに犬を飼っているお宅やお仕事や子育てに追われている方はなかなか気持ちはあってもボランティアまでは・・・と思われますよね?
私たち一人ひとりが”すぐに”できること
先述したのは、”自分の時間を提供して”できることです。なかなか思い立ってすぐに始められることではありません。
ここで紹介するのは今すぐ簡単に貢献できることです。
手軽に始められる順に並べてみました!
①保護活動団体ページをクリック
ただ保護活動団体ページをクリックするだけで、『10円支援になる』といったものもあるのです。ただクリックするだけですよ?スマホでもパソコンでも構いませんので、ぜひクリック支援をよろしくお願いします。
また、各種SNS等を利用されている方も多いかと思います。そのSNSで流れてくる情報をシェアするだけで、命が救われることに繋がるほどSNSの力は大きく、多くの団体がSNSを利用しています。
まずは、保護活動や殺処分されそうだった犬の里親さんを探す活動をしている団体を「いいね!」や「フォロー」してみてください。
投稿に「いいね!」をするだけで投稿は表示が上に上がり、より沢山の方に見てもらえます。
「シェア」することで、犬を飼っていない方にも知ってもらったり、身近に保護犬を受け入れたい方がいるよ!と繋がることもあります。
②スマホアプリで支援する
「FINDOG」というスマホアプリがあるのをご存じですか?
迷子犬を早期発見して飼い主のもとへ戻れるように、「半径6Kmのみなさんが飼い主になる。迷子犬発見アプリ」というのが謳い文句♪
このアプリを入れている迷子犬との距離が6Km圏内である方全てにプッシュ通知されるという驚きの仕組みです。
これは私は知りませんでした。実は知り合いのわんちゃんが迷子犬になって未だ見使っていないのです。このアプリをもっと多くの方が知って利用していたら、探し出せたかもしれない・・・と思いました。
このアプリをダウンロードしておくことも、支援の1つです!まだまだ利用者が少ないそうなので、これを機にダウンロードしてみてください。
きっと、私のようにそのような画期的なアプリがあると知らない方が多いからというのが、利用者さんが伸び悩んでいる理由の1つのような気がするんです!
③自宅に眠っている不要なものを寄付する
ほぼ未使用品に限りますが、物品を保護活動団体等に支援することも大変助かることです。
タンスに眠っているタオルや毛布などは消耗品ですので、送っていただけると助かります。
保護犬たちの健康も損ねるわけにはいきませんので、衛生的にも環境を整えるために必要です。
「ご自宅のわんちゃんが使っていない未使用品のオモチャ等や、もう不要となったケージなども募集しています!」という団体もありますので、事前にお電話をされて送ると喜ばれます。
※小さな保護団体ですと保管場所に困り、一気にたくさんは・・・ということもありますので、事前に支援したい団体にご連絡するのがお互いにスムーズかと思います。
④スキルを提供する
私のように「わんちゃんのお世話ボランティアなどで、知識や経験を活かしてスキルを活かす」という方法もありますが、今はどの団体さんもネット環境をフルに利用しています。
ですので、SNSやブログ等で保護犬たちの様子や里親募集の写真を紹介して、団体に提供するという支援ができます!
動画作成ができる方でしたら新しい家族に繋がるような動画を作成したり、シンガーソングライターさんは日々の保護犬たちの様子や殺処分の現状を知り、そのコたちのために歌をつくってくれたりもしています。物作りが好きな方でしたら手作りオモチャを作り、それを保護団体へ提供するというのも支援になるのです。
⑤ふるさと納税制度を利用する
「ふるさと納税」という制度自体がかなり浸透して、全国の市町村へふるさと納税をされている方が急増しています。このお金をどの市町村のどの分野に支援することに使ってもらうかを自分で選択できるようになっています。
各地で「殺処分ゼロ」を掲げるようになってからは、保護団体への支援や動物支援に使用してもらうことを選択できるようになったのです。
ふるさと納税の専門サイトもいくつかできていますので、検索もすぐにできます♪殺処分を少しでも食い止めたいと思った方は、ぜひそういった分野に支援できる市町村を探して支援してみてください。
⑥支援金という形で、金銭的支援をする
これは行為としては一番簡単かもしれません。個人の想いの分だけ募金箱に入れたり、振り込むという行為だけで済みます。
そして物品の支援やボランティア等も助かりますが、団体の活動を維持していくためには金銭的負担がどうしても発生します。
ですから、金銭的な支援は現場で実際に活動している方が支援金を元に活動に使用できるため、活用しやすい支援と言えますね。
⑦支援に繋がる商品を購入する
支援金と似ていますが、支援に繋がる商品を私達が購入することで売上金の一部が支援金として活用されます。
支援に繋がる商品には、保護犬たちの写真を使ったポストカードといった少額のものから、犬がデザインされたTシャツやタオルなどといった実用的なものなどもあります。年末頃からは保護犬たちの写真を使ったカレンダーも販売されています。
愛犬家としては、支援にも繋がって犬デザイン商品が手元に残るのは嬉しいですよね♪
まとめ
まずは、殺処分という現状を知って下さい。そして、自分の周りの方にも知ってもらってください。
その上で、負担のない範囲で支援できることがあれば支援していただけると1匹でも多くの命を救うことができます。
もちろん、里親になって保護犬を迎えるという選択は何より嬉しいことです。
ですが、命を引き受けて守っていくという責任をまっとうできる方に選択してほしいと思います。
海外ではペットショップに行くのではなく、「まずは保護団体の保護犬を!」という国もとても多いです。日本もそのようになってほしいですが、まだ時間がかかりそうです。
そんな中で私達ができること、小さいことからで構いません。殺処分を少しでも食い止めるためにできることから始めてみませんか?
ユーザーのコメント
40代 女性 大福
もっとそういう事をアピールすればいいのでは?
40代 女性 保護犬の母
40代 女性 匿名
私も入れています。
たくさんの子達が載っていて、自分が救える命の少なさを感じてしまう事もありますが、活動されてる個人や団体を知ることも出来ますし、オススメです。
ちなみに私が入れているのは、ペットのおうち、です。
30代 男性 匿名
例えば生体販売をどうしても禁止できないのなら、ペットショップでの生体売買にペット税をかけるとか。
そもそもガス室のシステムを考案した人ってどんな人なんだろう。
30代 女性 カピバラさん
50代以上 男性 ポメプーチワ
ペットショップとプリーダーを免許制にすることを求めます。
法令等で基準を満たさない者には免許を与えない、更新もできない。
悪質な業者を排除するだけでも察処分は減ると思う。
20代 女性 匿名
ならば、免許制にした方がいい。
ペットショップもICカードで会員限定の入店などけんとうしてもらいたい
政治家が動かないなら、私達でやっていく。
50代以上 女性 考えるだけで、泣ける
身勝手で人間とは愚かな生き物だと思います。
自分がされたらどうでしょうか?
もっと私たちが働き殺処分0にするべきです。
これからの子供たちも教えて時代につなげていければ良いと考えます。
10代 女性 からす
自分に出来ることはなにか、と今まで
考えてきました。まだ高校生なのですが
正直まだどうすればいいのかの
結論が出てません。動物愛護について
大学で学ぼうと思っても、
そういうのを学べる大学が
調べてもあまりでてこなくて、
寄付以外にはどうやってこの問題に
戦っていけるのでしょうか、、
女性 Ludy
私たちが知りえる情報は、新聞やインターネットの情報が主になるかと思いますが、保健所等に持ち込まれてくるペット達の大半が『飼い主の勝手な都合』による理由が大半、かなりの割合を占めていると聞きました。ペットショップなどで衝動的(我が家は正にこれに当たります)にお迎えしたとしても、お世話しているうちに愛しくなる。すべての時間が楽しいばかりの時間ではない、私たちと一緒に暮らすルールだってすぐに覚えてくれるわけでもない、・・・それでも愛しくなるのではないでしょうか?だってお迎えした可愛い可愛いペット、小さな命です。
一人一人が「お迎えした時の気持ちを大切にし、その子がなんの不自由もなく生涯を迎えることができる。」「ごくごく少ない割合で偶然に巡り合えた、小さくて人間の人生に比べ儚い命、守ってあげたくなる。」そんな気持ちがふつふつと湧き上がってきます。それだけのことを考えてあげるだけの事、私には難しい問題ではないと思います。そしてこれが普通の人の気持ちではないでしょうか?
何よりも切ないのは、ペット達にとって出会った人間によってすべてを決められてしまう事。
私たちが今できることは「お迎えした一つの小さな命を守ってあげる事。」だけ、その気持ちが繋がり、大きな流れができるといいな思います。
残念なことはそれを恥じる人間が少ない事、この行為が如何に大きな罪である事を認識してほしいです。
10代 女性 犬好きのjk
50代以上 女性 ガゴさん
政治家の方々にも考えてほしいです。
10代 女性 いちゃ
里親を探しているというページを開いてみると期限のようなものが決まっているのを見てすごく悲しくなりました。
将来に向け、殺処分をなくせるような仕事を自分でつくるというのはありでしょうか?
10代 女性 ローズ