犬の引き取り屋とは
犬の引き取り屋・・・なんというショッキングなネーミングでしょうか? この存在を知ったとき、胸にドスンと大きな塊が落ちてきたよう気持ちになりました。 「引き取り屋」とはその名の通り、引き取り料をとって犬を引き取る商売のこと、そんなとんでもない商売が成り立っているというのです。
この表のサイクルのように、繁殖業者で生まれた仔犬は小売業者を経て(または直接)消費者の元へいきます。
小売業者ペットショップなどでは幼い仔犬でなければ売れないため、大きくなりすぎた仔犬は扱いに困る「在庫」とされます。
ペットショップの展示個室も限りがあるため、ペットショップ側も大きくなってしまった犬を管理しながら販売し続けるよりも、新しく生まれた幼い仔犬を展示したいのです。
また繁殖業者も、出産できなくなった犬や障害のある仔犬は不要品以外のなにものでもないのです。
今年5月に動物福祉団体により告発された、栃木県のある引き取り屋の例から、その中身を見てみましょう。
引き取り屋という商売のしくみ
2015年3月に朝日新聞朝刊に大田匡彦記者による記事が掲載されました。
http://sippolife.jp/article/2015051400005.html
栃木県中部にある「犬の引き取り屋」は、栃木、群馬、千葉、茨城などのペットショップや繁殖業者からの依頼の電話によって出向き、お金を受け取って犬を引き取るという仕組みだそうです。
小型犬で1万円、中型犬で2万円、大型犬で3万円が引き取り料で、その男性は、
「殺さないで死ぬまで飼う、僕みたいな商売、ペットショップや繁殖業者にとって必要でしょう」
と言ったそうです。
また、埼玉県内のペットオークション(犬猫の競り市)に出向いて、〝欠点〟があって売れ残った犬を引き取ることもあるとのことです。
引き取った犬は3人で掃除や運動、その他のすべての世話をするとのこと。
150匹以上の犬を3人でなんて、とても考えられないことですね。
また、その中で売れそうな犬は繁殖業者や一般の人に5千円~2万円くらいで販売もしていたそうです。
無料であげるのもいて、年間で30~40頭が寿命で亡くなるということです。
これが「犬の引き取り屋」というビジネスの仕組みです。
犬の引き取り屋に引き取られたらどうなる?
狭い金網のケージの中で
動物愛護団体の依頼で獣医師が現地を確認したところ、室内は薄暗くて採光は確保されず、換気のできる窓もない状態で、足に糞がついている犬も多くいたそうです。
適切な管理も飼養もされていないため、ひどい状態のまま生かされているのが現状です。
獣医師と愛護団体によると、散歩などの適切な運動をさせてもらっている気配はなく、その犬たちの健康状態はひどいものでした。
爪は伸び毛玉に覆われ、ストレスによる常同障害、緑内障による眼球突出、また、床も金網のケージに入れられているために、足が湾曲していたり、後ろ足が骨格異常になっている犬など列挙するにはきりがなく、衛生的にも糞尿がケージの中に蓄積していて、動物愛護法に違反しているのは明らかな状態で飼育されていたとのことです。
朝日新聞社記者の大田匡彦氏が2015年3月にこの引き取り屋のニュースを書き、ふたたび今年5月にこのニュースをとりあげたきっかけとなったのは、この引き取り屋の中で生き、変わり果てた一匹のパピヨンの写真に気付いたことが発端だといいます。
2015年3月の記事に掲載されている動物愛護団体提供の写真では、まだきれいな状態のパピヨン。でも、同じ犬と思われるその犬が2015年12月撮影の同じ団体提供の写真に写っていたのです。
金網のケージの隅でうずくまってうつろな目をしていました。
この間、毎日ずっと閉じ込められ愛情もかけてもらえず、ただただ時を消化するだけの日々をおくってきたのでしょうか。
このケージを出られるのは死んだときか、ここの管理者の言うように売れたり、貰われたりしたときなのでしょうか。
運よく一般の人にもらわれ、その後しあわせな犬生を送ることが出きるのは一体何頭いるのでしょう。
再び繁殖業者に売られて子供を産まされ続けるなら、ここから出られなくても同じことです。
これがここに引き取られた犬たちの扱われ方です。
犬の引き取り屋を必要とするペット業界
変えていかなくてはいけないもの
なぜ、このような商売が成り立ってしまうのでしょうか?
ここで前述のように、繁殖業者やペットショップで不要になった犬猫を、処分できないからという理由だけ述べると考え方が偏ってしまいますが、紛れもなくそれは原因の一つではあるでしょう。
もちろんペットショップのすべて、繁殖業者のすべてがそんな悪魔のような人々が経営しているわけではないでしょう。
近頃では国内の殺処分の数に心を痛めて、生体販売をやめ、ペット用品と保護犬活動に変えたというニュースもありました。
また、生体販売はしているものの、同時にブリーダーからリタイアした母犬や廃業したブリーダーからの犬(成犬)の里親探しを常に同時に行っていた店も知っています。
これは私が大手ホームセンターの生体販売の売り場で、「大きくなって売れない子はどうするのか」と聞いてみた時の話ですが、
「個人のブリーダーの場合はそこへ帰ることもあり、あとはスタッフが世話をして店のホームページブログで里親探しをしたり、イベントのモデル犬になることもある」
と言っていました。
しかし、たくさんの仔犬がずらっとならんだガラスケースに分け入れられ、プライスカードがついているのを見ると、『この子たちが小さな小さな頼りない赤ちゃん犬でいられる1・2か月の間に、この店に新しく犬を飼いたいと思う家族が犬と同じ数来るのだろうか・・・』と考えると不安になります。
1回ではなく数か月ごとにケースの中は変わり、常に赤ちゃん犬が入っているのですから不思議です。
繁殖業者もそうです。
本当に犬を大事にしているブリーダーの方も、もちろん沢山いらっしゃることでしょう。
広い運動場と清潔な室内で飼育され、自然交配で赤ちゃんを待ち、産後もきちんと親兄弟と一緒にすごした犬を予約して迎えた友人を知っていますし、そういうブリーダーさんはもはや繁殖業者ではありません。
その一方で、ブリーダーに無理な出産を強いられ、「もう産めないからいらない」と言われた、シニアのシーズーを引き取った友人も知っています。
仔犬工場といわれる繁殖業者は、この引き取り屋とおなじようなひどい環境で金網のケージを積み重ねて、運動もさせないというところも存在しています。
そのような場所でかわいそうなお母さん犬からうまれた赤ちゃん犬が、ろくにおっぱいも飲ませてもらえず箱に入れられて一人ぼっちで競りにかけられる。
ガラスケースの中で家族を待って、売れなかったら生まれた場所と同じような、薄暗い部屋の狭いケージに閉じ込められる。
こんなことを、なぜ行政が取り締まれないのでしょうか?
積み上げられたケージからたくさんの犬の不安な鳴き声がしているのに、体を寄せ合うこともできないなんて、「死ぬまで飼うんだからいいだろう」「殺さなければいい」という問題ではないはずです。
改正動物愛護法の問題点
2013年に環境省が動物の愛護および管理に関する法律の一部を改正した、「改正動物愛護法」の影響も、残念ながら犬の引き取り屋が成り立つ大きな要因となっているようです。
その中で直接的に影響があった改正は、なんといっても犬猫販売業者の限定義務と思われます。
これは、ペットショップやブリーダーなど犬猫の販売業に携わるものが対象となるものです。
管理体制や、健康状態や飼養状況について細かく帳簿に記載し行政に提出することなどとともに、販売日齢の規制と犬猫の終生飼養ということが義務づけられました。
販売日齢の規制
生後56日に満たない犬猫の販売、引き渡し、展示を禁止するというものです。
犬猫の社会化期を親兄弟と過ごさせることで後の問題行動を防ぎ、飼い主の飼育放棄を減らす狙いもありました。
しかし、ペット業界としてはもっとも仔犬子猫が、消費者の「飼いたい」という衝動を揺さぶる生後60日未満の仔犬を販売したいわけですから、当然反対意見でしょう。
残念ながらこれはペット業界からの「科学的根拠がないのにどこまで規制をうけるのか」という意見をとりあげ、「現場の意見をくみ上げるために全国ペット協会とすり合わせを・・・」ということになり、結果、56日は雲の上、施行後3年は45日、4年目から49日、その後適正かどうかが議論され、別に法律で定めることがない限りこのままというおそまつな改正となりました。
これは問題行動と飼育放棄への影響だけでなく、パピーミル(仔犬工場)にとってもペットショップにとっても、ほっとした改正となってしまいました。
もともと劣悪な環境で無理やり交配させ、出産後すぐに親と離してしまうパピーミルにとっては、すこしでも早く競りにかけてその分数多く仔犬を生産したほうが儲かるからです。
もしドイツの動物愛護法のように、日齢問題はもちろんのこと、飼育環境に関するケージの広さや、散歩や排せつのための外出回数まで業者にも義務づけることができれば、間違いなくパピーミルのような業者は採算が取れないし、そもそも環境状態が違反なので改善できなければ無くなるはずなのです。
犬猫の終生飼養の義務
これは販売業者が、売れなかった犬猫を亡くなるまで管理飼育することを義務づけたもので、成立した背景としては、それまで悪徳な業者による売れ残りの犬猫の愛護センターへの持ち込みがあまりに多かったことに起因します。
この改正により愛護センターは、販売業者からの「引き取りを拒否」することができるようになったのです。
本来は、もう子供を産めなくなった繁殖犬や障害のある犬、大きくなって売れない犬を終生責任を持って世話させる為のものでしたが、動物を商品としか思っていない悪質な業者にしてみれば行政が引き取らなくなったことにより処分に困り、こういう引き取り屋を利用するような結果になってしまいました。
消費者である人々の認識
もし普通の人間だったら、仲睦まじい動物の親子を見て、それをわざわざ引き離してまで子供を抱っこしたいなどと思うでしょうか?
遊び盛りの子どもが、外への興味深々の日齢になるまでは、母親とともに静かに見守ってあげたいと思うのではないでしょうか?
ペットショップなどで、母親から離されて不安そうな澄んだ目でよちよちとケージ内を移動する仔犬を見ると、「私が守ってあげなくちゃ!」というどこか、「可愛い」というより「可哀そう」という感情が働くような気がします。
あるいはペットショップの売り文句「かわいい仔犬生まれてます!」とか「かわいい仔犬が家族をまっています」などという広告に目が曇ってしまって、ママ犬たちのことなど想像しないで、目の前のかわいい赤ちゃんにくぎづけになってしまうのでしょう。
そもそも「犬を飼う」ということは「仔犬を飼う」ということではありません。
ペットショップに行くといつでも仔犬があなたを待っています・・・が、その仔犬は数か月前に見た仔犬ではありません。
売れても売れなくても入れ替わってることを考えてみてください。
私たちは想像力を働かせるべきです。
そして犬と暮らす喜びを求めるなら、幼い犬を求めるのではなく、自分の家族と生活環境にあった大きさや性格の犬を選ぶようにした方が、犬も人も幸せです。
そういう判断が当たり前になると、おのずと成犬を迎える選択が増えてくるはずです。
成犬のほうが大きさも、性格もわかり易く健康状態も安定しているからです。
そうなれば仔犬の大量生産など立ち行かなくなるのです。
法律がすぱっと犬猫の愛護のために決断できないのですから、人々の動物愛護の気持ちをもっと育てていかなければ状況は変わって行かないと思います。
犬の引き取り屋に関するまとめ
「引き取り屋」が行政の視察が入っていながら野放しになっていたのは、まず、不要になった犬を引き取るという行為には申請義務がないことがあります。
しかし厳密に言えば、今回話題になった栃木県の例では犬を販売することもあったのですから、引き取り屋であり販売業者であったと言えます。
栃木県動物指導センターの職員は、この施設に監視・指導に入った日は掃除もされていて、健康状態が悪い犬には気が付かなかったそうです。
では、一日違いで施設に入った獣医が、最悪の環境で治療の必要な犬猫を指摘しているのは、どういうことを意味するのでしょうか?
もしも掃除されていたとしても、風の通らない暗い室内でケージを積み重ねて、しかもケージの床も金網という環境を愛護法が取り締まれないというのなら、そんな法律には愛護法という名前も付けられないと思うのです。
そして引き取り屋はこの商売を必要とする人がいると自信を持っているのです。
どんなに愛護法を改正しても、生体販売自体を禁止もしくは禁止に近い措置をしないかぎり、このサイクルは回り続けるのだと思います。
繁殖業者、販売業者だけではなく、犬を手放したい飼い主向けの引き取りをしている例もありました。
捨て犬や、愛護センターから保護ケアをして譲渡先を探すというボランティア中心の団体のほかにも、引き取り料をとって引き取るところも存在していました。
これが良いのか悪いのかは判断できませんが、引き取りを歓迎するようなことはあってはならないと思います。
簡単に犬猫を飼い、手放すということが起きないようにするには簡単に手に入らないようにすること、そして子どもたちに正しい知識を教え、どんな動物に対しても自分の身に置き換えて考えられるような、そんな優しい心を教えていくべきだと思います。
それでなくては、心優しく種を超えて愛を注いでくれる『犬』という気高い生き物が犠牲になり続けます。
そして私たちにできることは、「ペットショップで犬を買わない」「環境省のパブリックコメントなどに参加する」「保護団体への協力」など、不幸なサイクルを止めるように力を合わせていくことです。
ユーザーのコメント
40代 女性 亜嵐
このままだとこの子はどおなるんだろ?と思ったら……なんだか放っておけなくて。
今はスプリンガー特有の素敵な毛をなびかせて元気に走り廻ってます。
私はペットショップで命を購入したとは思っていませんが、命を軽く考えてる人もたくさんいるのも事実です。
もっともっと日本もペット先進国に見習って成長して欲しい気持ちでいっぱいです。
女性 匿名
他の子犬たちから離され狭いケージに入れられていて、目があった瞬間にこの子だ!と思いました。
保護犬から迎えようと準備のために訪れた店でしたが、もう連れて帰る事しか考えられませんでした。
ショップから命を迎える事に抵抗はありましたが…今では、あの時出会わなかったらと思うだけで淋しく感じる程に大切な存在です。
ショップで動物購入した事を否定される方もいますが、どんな所で出会おうと運命を感じてしまったら抗えないものなのかもしれませんよ。
50代以上 女性 こじ
あのままだとどうなっていたのか。運が良ければブリーダーの元に帰る事が出来たのでしょうか。ここにあるような引取屋によって虐待されていたのでしょうか。怖いです。出会って良かったと思います。
シニアになり老年性白内障になりました。目薬をさして進行を遅らせています。通院は3ヶ月に1度、目薬は3週間に1本必要で、少額なから家計に負担になります。経済力のなさが今更ながら悔やまれます。
家族にと迎える時に、将来罹る病気や介護の覚悟はあるつもりでしたが、甘い考えだと思い知る記事を読ませて頂きながら、改めて最期まで一緒に生きようと思っています。
動物愛護法が機能していないのは残念です。緩やかな軌道でよいので、ショップをなくして頂きたいです。
20代 女性 てとまる
40代 女性 SUSU
その頃の自分は犬はペットショップから迎えるのが当たり前、保護犬やパピーミルという言葉は全く知りませんでした。
愛犬と暮らしていく中で、「この子の親はどうしているのだろう。」と思うようになり、ペットショップの闇の部分を知るようになりました。
あれから9年が経ち、我が家には居なくてはならない大切な存在です。数えきれない程の癒しと愛情をもらいこの子を迎えたことに全く後悔はありませんが、この業界に手を貸してしまった、罪の一端を担ってしまったという思いは消えません。
ペット業界においては、ドイツなど欧州諸国に比べて残念ながら日本は発展途上国と言わざるを得ません。
命を物として買うことが当たり前、休日のホームセンターのペットコーナーにはたくさんの家族連れが生体販売ブースを訪れています。子供の情操教育にと誕生日やクリスマスプレゼントに犬や猫を与える親も多いのではないでしょうか。
子供の頃からペットショップで売られている子犬や子猫を見て育った子供達は、それが当たり前、動物の命も人間と同じく大切な命なんだと教えても、命が売られている環境で育ったのであればピンとこないのも無理はないのかなと思います。
需要があるから供給する者がいる、供給する者がいるから在庫処分という事態が生まれる、この問題が解決しない原因の1つはそんなつもりのない無知の消費者でもあると思うのです。
犬や猫、動物と暮らしている人達にとって、この問題は目を背けたくなる、あまり入り込みたくない事柄でもあります。普段、自分達が接している動物達とは全く違う表情をしており、胸が締め付けられる想いがします。知れば知るほど、あまりにも闇が深く深入りしたくないと思ってしまう時もあります。
それでも、これから犬や猫を迎えようとしている人達へこの現実を伝えることは、動物と暮らしたくさんの愛情を貰った者の責任でもあるのかなと思っています。
生体販売をしているショップでは物を買わない、チャリティーの機会に参加する、ペットショップではなく保護犬という選択肢も紹介する、自分が出来ることはわずかですが、わずかな人達がたくさん集まって少し大きな波が起きるといいなと思っています。
30代 男性 カブレラ
50代以上 女性 はる
30代 女性 そんず
こちらでは動物愛護の考えが非常に強くペットショップに犬猫はいません。
衝動買いを防ぐためです。
ほしい人は直接ブリーダーに連絡をするか、保護施設に行きます。
しかし、それだけては買うことは出来ず、夫婦共働きはNG,子供が小さすぎる場合やそのペットに良くないと判断されれば、渡してもらえません。
また犬の場合、購入後に犬と買い主は躾の学校に行くことが義務付けられています。
また飼育時も周囲に虐待と判断されれば即通報され、ペットは取り上げられてしまいます。
日本でもビジネスという考えがなくなり、生き物を扱う責任を強く問える法律と意識を持てるよう願わずにいられません。
40代 女性 きゅうちゃん
50代以上 女性 おてんばナナ
とても目の大きな、ブラック&ホワイトのボーダー・コリーでした。
片方の耳の位置が、ちょっと残念だけれど、将来、美人になるだろうな…と思いました。
4ヶ月を過ぎていて、これ以上売れなければ、どこかの犬を扱っている施設に行く…と言われました。
大きいけれど、ガリガリで毛も薄く、ネズミのようでした。
誰でもさわれるコーナーに出されていて、とても人懐っこい女の子でした。
しかし、自分のウンチの上に寝ていて、アララ…と思っていたら、食べてしまったので二度びっくり、まだふやかしのご飯を食べていると聞いて、三度びっくりしました。
もう、売れる可能性が低いので、最低限のご飯でいいということだったのでしょうけれど、ひどい…と思いました。
毛はちゃんと伸びてくるのかな?と心配でしたが、今では、しなやかでフサフサの毛で、元気いっぱいです。
人懐っこい性格を活かし、我が家の広報係です。
40代 女性 匿名
女性 NANA
私が勤めていたペットショップは、いわゆる全国展開している大手でしたが、売れ残った子犬は他店に移動して新たな犬として紹介されたり、年数回ある大きな販売イベントで安く売られたりしていました。
中には看板犬として残り、後に里親募集として新たな飼い主を募集したりすることもありました。
ペットショップで働いた後、繁殖業者の実態を知りたいと思い、繁殖業者にも勤務しました。
いわゆる悪徳業者でしたが、保健所の急な立ち入りをうまくかわし、悪い部分が見えないように取り繕っている状態でした。
病気の犬は無償で譲ってもらえたので、一度私が引き取り、後に里親さんを探したりもしました。
後に保健所の方とやりとりをしたのですが、現状、動物愛護法は取り締まるためのものではなく、指導するための基準としての使用しかできないようでした。
それは、保健所はあくまで管理、監督するものであり、強制力を持っていないので、取り締まるためには警察の力が必要…しかし、警察はそう簡単には動いてくれないということでした。
ちなみに動物取扱業には「譲受飼養業」というものがあります。
“有償で動物を譲り受けて飼養を行うこと”にあたるもののことですが、引き取り業者はこれに当てはまるのではないでしょうか?
最近では、日本でもやっと購入ではなく、里親という選択が注目されるようになってきました。
購入すること自体がいけないとは思いませんが、衝動買いではなく、購入場所も含め、ご自身のライフスタイルと照らし合わせて、よく考えてから購入して頂きたいと思います。
また、販売する側にはモラルが必要だと思います。
そして、繁殖業者、引き取り業者に対する取り締まりが、すぐにできる社会になってくれることを願います。
50代以上 男性 匿名
でも、そもそもペットショップで買う人が居なくなればこんな事は無くなりますよね。
うちのはブリーダーさんの所から直接迎えました。父犬も母犬もブリーダーさんの所の所属犬なので里帰りして簡単に合わせてあげられます。
男性 匿名
50代以上 女性 ひまわり
50代以上 男性 ワンコパパ
そして ブリーダーなら安心なんて嘘です まず ワンコ(動物)のための飼育をしたら全く商売になりません。 全て劣悪な環境で可哀想な飼育方法です。 私や私の周りの方のように一代限りでブリーディングすれば大切に飼育できますが 当然お金になる物ではありません。かなりの体力 気力も必要です。
まず全ての認識から改め 繁殖業者(ブリーダー)に厳しい規制をかけなければ 改善されないと言えます。
そうなれば商売として成り立たなくなり 当然ながら国は動きませんので 欧州のようにする事は この国では無理なのです。
出来るとすれば 愛犬家達が共通認識のもと 自身の生活を投げうって立ち上がり国 世間に訴え デモでも起こさない限り無理です。
50代以上 男性 ワンコパパ
一部 大会等に出す為のブリーダーが居ますが スタンダードにより添った子適正がある子をチョイスして訓練されるのでもれた子達はやはり必然的に可哀想な運命を辿る可能性が高くなります。
やはり より厳しい規制をかけるしか守る術はありません。
30代 女性 ひろ
お迎えのその日まで顔も見てないけれど、ペットショップの言う通り、性格もよく肉付きもよく骨太で健康で、我が家に来てすぐに慣れてくれました。子犬の成長のタイミングで自立心が芽生えていた頃なので問題は一つもなかったです。
ペットショップを問題視するかたも多いですが、親身になり愛犬との暮らしをちゃんと考えてくれる最高のペットショップもあルので、安易に展示している犬に一目惚れするのではなく、よく調べ考えることが大事だと思います。
またペットショップは値段も有って無いようなものですが、今の30万円前後の値段はちょっと異常だと思います。
不安そうにしているとても小さい赤ちゃん犬を人間の情に訴えて高い値段で売るペットショップは相談に乗っているようで全然適当な事を言うので、一度ちゃんと飼えるかいろいろと調べたほうがよいと思います。
因みに愛犬はチワワ。元々はコーギーやジャックラッセルテリアに興味があったのですが、飼い主の私の生活習慣(東京マンション住まい)では大変なので、明るい性格は似ているけれどもう少ししつけやすいチワワをオススメされました。真面目なブリーダーさんは交配の時に犬の性格も改良できるようにするそうで、昔と違ってチワワはかなり善き家庭犬に育っているそうです(笑)
40代 女性 ワンコは家族
明らかに肉球が大きくて 規格外の個体になるのが本当の理由なんだとピンと来ました。娘に抱かれて帰ったのですが、その時点で人気のサイズに成長してました。いまでは 豆柴犬より大きな立派なトイプードル。元気いっぱい走り回ってます。人間のエゴでサイズを小さくされたプードルたち、小さいから可愛い その価値観が早くなくなればいいと思う。ショップにも両親の体重が書いてあるけど 病名は書いてないですよね。小さい子は何かしら後天性疾患がでてる子が多く感じます。愛情持って大切に育ててられてることが大切だと感じます。
50代以上 女性 あんず
40代 女性 匿名