【動物病院でのできごと】犬同士の喧嘩によって起きた悲しい事故

【動物病院でのできごと】犬同士の喧嘩によって起きた悲しい事故

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本気の犬同士の喧嘩を見たことがありますか。犬が本気になれば、男の人でも喧嘩を止めることは難しいです。それは小さなチワワであっても同じなのです。犬には骨を噛み砕ける強い顎と牙があります。その為にリードや首輪やゲージがあり、人がコントロールしてあげなければ大きな事故に繋がります。

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犬同士の喧嘩が招く悲しい事故

喧嘩している犬を止めようとしている飼い主

私が務めていた動物病院で起こった実際の出来事です。
どれも私達飼い主が気をつけていれば防げた事故だと思います。

犬同士の喧嘩で起きた事故①:ノーリードのマルチーズ

ノーリードのマルチーズ

「飼っている犬が大きな犬に噛まれた。助けてやってくれ!」と、高齢の男性が慌てた様子で病院に駆け込んで来ました。

持って来ていた小さな箱があり覗くと、小さなマルチーズが血だらけの状態で、すでに呼吸は止まっていました。

すぐに緊急の処置を行う為に手術室に運びましたが、怪我の状態も酷く頭を噛まれていた為に蘇生は困難と先生は判断しました。

その旨を伝え、手術室に案内すると後からやってきた男性の娘さんはショックの余り座り込んで泣いていました。

話を聞いてみると、お父さんに何度言っても散歩ではリードをつけないらしく、「この子は賢いから俺の側を離れんから大丈夫」と言って、何度言っても聞かなかったそうです。

その後、咬んだ方の大型犬とその飼い主さんがやって来られました。
散歩していたのは高校生ぐらいの女の子で、ショックの余り呆然としていました。

亡くなったマルチーズの飼い主さんが泣いてすがる姿に、どうしていいのか解らずにいたと思います。
「すいません。体は大きいけど怖がりで…。急に近づいてきて吠えたからビックリして、パニックになってしまったみたいで…。止めようとしたけど、すごい力で止められなかった。」と言っていました。

悪いのはノーリードにしていた飼い主さんですが、大型犬の飼い主の女の子は、咬んでしまい殺してしまった罪悪感から震える声で謝り続けていました。

犬同士の喧嘩で起きた事故②:小さな子供の犬の散歩

犬の散歩

「お散歩中に大きな犬に咬まれた」と、若いヨークシャーテリアが診療に来られました。

首や頭を咬まれ、傷口は大きく腫れ上がっており、縫合が必要でした。

処置中に話を聞くと、小学生の娘さんが散歩中に前からやってきた大きな犬に襲われて、泣きながら帰って来たとのことでした。

次の日、咬んだ方の犬の飼い主さんが様子を聞きにやってきました。先生が処置の状況を伝えると、「小学生の子が犬を近づけてきて、向こうからじゃれついてきたから避けられなかった。私は必死で離そうとしたけど、私一人だけだったから何も出来なかった。」とのことでした。

結局、治療費は咬んだ犬の飼い主さんが払うことになりましたが、私は子供一人で散歩させていた飼い主さんに対して疑問が残る出来事でした。

犬同士の喧嘩で起きた事故③:多頭飼いの喧嘩

多頭飼いの喧嘩

小さなチワワを5頭飼っている飼い主さんが、ぐったりとしたチワワを抱えてやって来ました。「他の犬に襲われてしまった」と泣きながら話してくれました。

襲われた犬は、病院に来た時にはショック症状で、数時間後亡くなってしまいました。
普段はゲージで飼っていましたが、運動をさせる時は庭に放していたそうです。いつも通り、運動の為に庭に出してその間飼い主さんは家の用事をしていました。

目を離している間にオス同士の喧嘩が始まったそうです。その犬たちは、普段から仲はあまりよくなかったそうです。
始めは2匹だけの喧嘩でしたが、2匹の興奮が他の犬にも伝わり、1匹の犬に他の犬も攻撃を始めてしまいました。普段も喧嘩することがありましたが、今までは飼い主さんが怒ればすぐに喧嘩を止められていたそうです。しかし、今回は飼い主さんが止めに入っても興奮が収まらず、何も出来なかったと言っていました。

犬は群れで生活していた生き物です。
どんなに小さい犬でも、集団での生活でパニックになれば人の力は無力です。普段から仲が悪いのがわかっていたのに、何とか出来なかったのか・・・亡くなった子をみながらずっと考えていました。

まとめ

子供と散歩中の犬

犬は家族ですが、人間とは違います。
人間のように怒りや理性を抑えることは出来ません。一度パニックを起こし暴れ始めると、私達人間は手出しすることは難しいと思います。

「家の子は小さいし大人しいから大丈夫」と言って、ノーリードで散歩する人も今だにいます。自身の愛犬が大人しくても、犬が嫌いな犬もいます。もちろん犬が嫌いな人もいることを考えれば、ノーリードで散歩することはマナー違反です。
また、小さな子供が犬を散歩している姿は微笑ましいですが、何かあった時子供では対処出来ません。責任ある大人がいないと大きな事故に繋がります。
多頭飼いのチワワのようにどんなに小さい犬でも、喧嘩し始めると野生が目覚め本気で攻撃することもあります。特に集団となると、興奮が伝わり悲惨な事故に繋がることもあるのです。
どんなに小さい犬でも、犬には闘争本能があり自分の身を守る為に本気で闘います。そうならないように私達がコントロールしなくてはいけません。それを忘れないでいてほしいと思います。

ユーザーのコメント

  • 投稿者

    50代以上 女性 ブルブル

    今朝、うちの犬(フレブル)が大きな北海道犬に噛まれました。
    飼い主の 年配の男性はロングリード(10メートルくらい)を持っていたのですが、長すぎて抑制出来ず、なおかつ、結び目が切れてしまったようで。上においかぶさった状態でした。そしてなんとかうちの主人が切り離したものの、相手の飼い主は一言「北海道犬だから仕方ない」。。。
    私達が転んで泥だらけになってもそれを見てただけ!最後まで謝罪の言葉はありませんでした。もう、呆れて言葉が出ないとはこの事です。幸い首の上と背中に小さな傷を負った程度(病院で軟膏)ですみましたが
    ワンコと私達の心の傷は深いです。
    後から話しを聞くと常習らしく、別の被害者の飼い主さんには、「これは 知人から預かっている犬だから」と罪のがれの為かうそぶいていたそうです。
    私ももっと勇気をもって何かしら対処すれば良かったと後悔しています。
    夫は言っても仕方ない相手だからと流そうとしていますが、私は腹の虫が治りません。
  • 投稿者

    40代 男性 責任は飼い主

    大体は飼い主が悪い。
    自分の犬の事を過信しすぎ。
    リード無で散歩するからアクシデントに遭う。
  • 投稿者

    女性 匿名

    大型のハスキー犬です。大人しい子ですが、人には近づかないように気をつけています。もしもの事があってからでは遅い。

    好きな人は「大丈夫ですか」と声をかけてから触って来てくれます。すれ違う小さい子には近寄らないようにしっかりとリードを引きますが、力があるので大変です。

    力のある大人が散歩するのが良いです。
  • 投稿者

    20代 女性 てとめろ

    犬同士のケンカにわたしの愛犬も合っています。向こうの犬がノーリードで私の愛犬が襲われた形です。ちょうどその大型犬は散歩が終わってリードを別の鎖に取り替える所だった様で、その一瞬のスキをついて逃げた様でした。大型犬だったのでスピードも早く逃げる間もなく噛まれました。我が家の愛犬はリードをしているから動きも上手く取れず対抗するも噛まれっぱなし…。当時散歩を父親としていたのもあり間に入って大型犬の首輪を持って離しました。(今思えばかなり危ない行為ですが…)傷も数カ所負って数日、散歩に出るのをこわがってしまいました。他にもリードをゆるく持っているのかリードが手から抜けて、2回同じ小型犬に襲われたこともあります。(2回とも私が愛犬を抱っこして避けましたが)リードをしているだけじゃ意味がないんですよね。不幸なケンカをしないためにもしっかりとマナーを守ってほしいですね。
  • 投稿者

    40代 女性 匿名

    今回、記事の事件を拝見して様々な憤りを感じました。まずは、ノーリードで噛まれてしまったマルチーズの件です。「うちの犬はしつけているからリードなしでも大丈夫なんだ」という勝手な思い込みは絶対にダメだと思います。他の犬もいない、車も人も来ない広大な場所でない限りは必ず危険があるという事を予測しなければいけないと思います。犬は本能で動くので、何かに警戒して吠えかかったり飛びかかったりは当たり前と思わなければいけませんね。
    そういう場面は日常に起こりうるので、リードは絶対にしなければいけません。また、犬が慣れているからと、子供にまかせて散歩させるのも危険だと思います。まして大きな犬の場合には、とっさにかなりの力で引っ張るのでコントロールが大人でも大変な時があります。我が家も大型犬ですが、何度か大人でも転んだことがあります。自分が転んでケガする位ならまだしも、引っ張って他の犬に襲いかかったら取り返しがつかなくなります。記事のように、噛まれて亡くなった家族も一生心の傷が残りますし、噛んだ方の家族も一生罪の意識を抱えて過ごさなければいけないですよね。そんな不幸な事を無くすためにも、常に大きさにかかわらずに「犬はきちんと飼い主がリードを通してコントロールする」という事を徹底しなければいけないと思います。
  • 投稿者

    40代 男性 匿名

    犬をノーリードで放すのは飼い主の頭がおかしいとしか思えません。

    ノーリードでなくても他の犬に喧嘩を売ってもその場で叱らなければ容認しているに他ならず、トラブルの元になります。

    自分自身何度も経験がありますが、喧嘩を売る犬の飼い主の言い分は、犬だから仕方がない、臆病だから、怖がっているから吠え掛かる、もし喧嘩になってもお互い様だからなど様々ですが、どれも自分の都合ばかりです。

    犬は悪くなく悪いのは飼い主です。

    きちんと躾をしている飼い主からすれば、お互い様どころではなく、相手の都合で一方的に降りかかる災難で人災です。

    現代社会では昔の放し飼いの時代とは異なり人口の密集した住宅地も多く、動物愛護管理法も存在します。
    攻撃的な犬ならばそれが例え臆病から来るものであっても、犬種の特徴であっても他人に迷惑を掛けないように散歩の場所を変える、社会化をしっかりと身につけさせるなどの対応をするのが当然で、そうした事も自らの意思で行わず、法令に則った飼育をしない輩には処罰を受けさせなければわからないでしょう。

    自分都合の悪質な飼い主に妥協する必要はありません。
    注意をしても自己都合を延々と述べたり、威嚇や脅迫をしてくる者もおりますので、トラブルになった時には相手を刺激せずに速やかに警察を呼んで事情を説明するのが賢明だと思います。
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