ペット用オヤツに含まれる食品添加物には危険な物がある

ペット用オヤツに含まれる食品添加物には危険な物がある

何気なく食べさせているオヤツって、結構危険な食品添加物が入っている場合があるのをご存知ですか?発癌性物質が含まれるオヤツが多く販売されていると言われています。ここでは、どの様な発癌性物質が含まれているのかお伝えして行きます。

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記事の監修

  • 獣医師
  • 平松育子
  • (AEAJ認定アロマテラピーインストラクター・ペットライター )

獣医師・AEAJ認定アロマテラピーインストラクター・ペットライター
山口大学農学部獣医学科(現:共同獣医学部)卒業。2006年3月~2023年3月 有限会社ふくふく動物病院 取締役・院長。ジェネラリストですが、得意分野は皮膚疾患です。
獣医師歴26年(2023年4月現在)の経験を活かし、ペットの病気やペットと楽しむアロマに関する情報をお届けします。

ペット用オヤツに含まれる食品添加物は発癌性物質が割と多い

ペット用オヤツは躾の手段や、間食用に与える方が多くいらっしゃると思います。
本来、犬や猫にオヤツは必要ないのですが、愛犬可愛さに、ついつい与えてしまいますよね。

しかし、このオヤツに用いられる食品添加物の中に、【発癌性物質】と言われているものが割と多いとされているのをご存知でしょうか。

犬の死因の中でもトップになっているのは癌です。
愛犬の体が癌に侵されない様に、オヤツを購入する場合は十分注意したいものです。

癌

オヤツやドッグフードに含まれる食品添加物

オヤツやドッグフードに含まれる主な食品添加物を挙げてみますと以下の様になります。

使用目的食品添加物
甘味料としてD-ソルビトール,ステビア
増粘多糖類などカラギナン、グァーガム
発色剤として亜硝酸ナトリウム,ナトリウム,硝酸カリウム, α-アミラーゼ
酸味料としてクエン酸,コハク酸
調味料としてL-グルタミン酸ナトリウム,5'-イノシン酸二ナトリウム
凝固剤・乳化剤としてグリセリン脂肪酸エステル,レシチン,プロピレングリコール
PH調整剤としてDL-リンゴ酸,乳酸ナトリウム
膨張剤として炭酸水素ナトリウム
ビタミン類としてL-アスコルビン酸,ビタミンC,ビタミンE,ビタミンB1,ビタミンB2
ミネラル類としてリン酸カルシウム,硫酸第一鉄
アミノ酸類(うまみ成分)としてタウリン,DL-メチオニン

さて、ここでクイズです。
上の表の中に発癌性物質に指定されるものが2つがあります。
それは、どれとどれでしょう。
当ててみて下さい。

申し訳ございませんが、答えが正解しても何も差し上げられませんのでご容赦下さい<(_ _)>

答えは【亜硝酸ナトリウム】【プロピレングリコール】です。
これらは発癌性が高いと共に多くの商品に使用されています。

詳細は以下で説明します。

発癌性物質に指定され多くの商品に含まれるもの

  • 亜硝酸ナトリウム

ジャーキー系の発色剤として使用される。
第二級アミンと結合してニトロソアミンという強力な発癌性物質になる。

  • プロピレングリコール

ジャーキー系の乳化剤や保湿剤に使用され、発癌性物質であり遺伝子に傷をつける性質がある。

上の2品目の他に、オヤツの多くに使用されている発癌性物質は沢山あります。
ざっと書き記しておきますので、参考にして下さい。

ブチルヒドロキシアニソール,ジブチルヒドロエキシトルエン,エトキシキン,アフラキトシン, 硝酸カリウム,トコフェロール,キシリトール,赤色2号 ,赤色3号 ,黄色5号,青色1号,青色2号, 緑色3号

オヤツを買う前に成分表をチェックして専門家に相談

まず買おうとするオヤツの成分を書籍かインターネットで調べ、成分を獣医師の様な専門家に相談して了解を得てから購入する事です。
素人の判断で購入するのは絶対に止めましょう。
また、購入する店において、パッケージの裏に表示されている原料名及び成分をチェックする必要があります。

自分の愛犬を癌から守るためですから、これは忘れずに実施する事をお勧めします。

購入する際に注意する事

オヤツを購入する際に注意しなればならない事項をまとめてみました。

パッケージの裏に原料名や成分記載の無いオヤツは買わない方が良い

ペット用の食べ物に原料や成分表示の義務はありません。
その様なオヤツは何が入っているか分かりませんので買わない方が良いでしょう。

◯◯産のオヤツは出来るだけ買わない様にする

皆様もご存じでしょうが、「◯◯産」のドッグフードを食べて大量の犬猫が死ぬということがアメリカでありましたね。

◯◯がどこ国なのかは既にお分りだと思います。

絶対に買うなと言ってしまうと営業妨害になりますので、出来るだけ買わない様にすると言う言葉に留めておきます。

柔らかいジャーキーに注意する

柔らかいジャーキーには乳化剤(プロピレングリコール)が含まれる物が多いです。
しかし他物質の添加物表示があるのに、乳化剤だけ未記載の物があります。
出来れば買わない方がよいのですが、購入する場合は販売店の担当者からメーカーに、乳化剤の使用がないか確認してもらう必要があります。

掛かりつけの獣医師に相談

前段でも述べましたが、オヤツを購入する前に必ず掛かりつけの獣医師に相談してから買いましょう。
オヤツを食べさせる上で、これが一番大切ではないでしょうか。
やはり医師の意見は愛犬にとって大変重要となります。
ぜひ相談して下さいね。

獣医

出来るだけ国産品を購入する

どこまで信用できるのか疑問は残りますが、購入するのなら国産品をお選びください。
何処かの国の物を買うよりはマシだと思います。

与える量は少な目に

犬は汗をかき難い動物です。
毎日連続で食べさせると、悪い成分が体内に蓄積してしまいます。
それを防ぐには、パッケージに記載されている許容量の1/5~1/3程度の少なめにしておく事をお勧めします。

そして、できれば毎日与えるのは止めましょう。
念のため量に関しても獣医師の意見を聞くのも良いでしょう。

まとめ

いくら無添加,無着色のオヤツと言っても何処まで信用して良いのか分かりません。
その犬にもよるのですが、無添加のものは最初は食べますが、しかし直ぐに飽きて食べなくなってしまいます。

通常のオヤツは夢中になって食べますので、食い付きが良くなる怪しい成分が入っているのかもしれません。
できれば、飼い主さんが安全な材料で作ったオヤツを愛犬に食べさせるのが一番良いのではないでしょうか。

私はオヤツ作りが出来ませんので、人間の赤ちゃん用の殆ど甘くないビスケットを少量オヤツとして与えています。

オヤツなど本当は無用なのですが、私も愛犬には多少甘いところがありまして現在に至っております。

愛犬

愛犬に害をなすペット用のオヤツなどこの世から無くなれば良いのですが・・・。最初からなければ買わなくて済みますものね。
たかがオヤツ、されどオヤツ・・・ですかね。

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ユーザーのコメント

  • 投稿者

    40代 男性 匿名

    数年前、アメリカ国内で中国産フードによる死亡事例が複数報告された時期があった。

    その直後から、中国産と印刷されていたジャーキーやガムなどのパッケージに、急に「国産」とシールが上貼りされるようになった時期があることをハッキリ覚えている。
    昨日まで「中国産」と表記され売られていた商品なのに。

    同時期、愛犬に若干のアレルギー症状がみられたので市販のおやつは止めて、 野菜類を与えるようにしたところ症状は出なくなった経験がある。
    フードの栄養素とされているものも添加物でしょ。怖いよね。
  • 投稿者

    女性 匿名

    主食のフードにナトリウムとミックストコフェロールが含まれています。発癌性物質だとは知りませんでした。良質なフードと思い購入しています。普通に使われているのでしょうか、含まれない食品の方が少ないとか…。
    もっと気をつけて選ぶ必要があります。参考になりました。ありがとうございます。
  • 投稿者

    女性 匿名

    怖い怖い・・・。
    今まで、無添加で安心できるおやつのみを扱うショップで買ってましたが、値段もそれなりにお高くなるので、おやつに関しては完全手作りにしました。

    ジャーキー類は、フードドライヤーを購入しました。
    スーパーでササミや胸肉、砂肝、タラや地域で採れたフグなど。魚は塩分があるので、一度水洗いしますが、肉は、切って並べて乾燥するだけで、売っているジャーキー以上の素晴らしいものが作れます。
    サツマイモも蒸したものを切って乾燥させればお芋のジャーキーですし、ワンは、大喜びです。

    クッキーは、おからで作ります。
    こちらは、一度表示を確認せず、遺伝子組み換えの物を買ってしまった事がありました。

    完全手作りおやつに変えて、結構食べてる割には、すこしスリムになり、うんちの量は、増えました。

    やはり、添加物を避ける食生活は、犬にもよろしいようです。
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