犬のシェアは捨て犬減少にも役立つサービス

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犬のシェアは捨て犬減少にも役立つサービス

ロンドンで始まった「BorrowMyDoggy」という犬をシェアするサービスが話題になり、日本でも広まりつつある事をご存知でしょうか?シェアする事のメリットやデメリット、このサービスが広がっている背景について紹介させて頂きます。

犬のシェアとは

ロンドン在住の犬好きが始めたサービス

犬の散歩

「BorrowMyDoggy」という年間の会費を払う事によって、地域の好きなペットに触れ合って共有することができるサービスをご存知ですか?

これはロンドンに住むオーナーさん自身が、過去に住宅事情で大好きな犬を飼う事ができなかった辛さをキッカケとして、同じような悩みを持つ人を会員として募り、また条件の合った他の会員と一緒に犬をシェアできるようなサービスを始めたんです。

そして最近では捨て犬の減少にも効果があるとして、NPO法人や民間会社の活動によって、同じように様々な理由で1人では犬を飼うのが難しい人、飼いたくても飼えない環境の人が多いとされる日本でも、このサービスが徐々に広まりつつあるのです。

では具体的にどのようなケースでシェアが行われているのか例を挙げていきます。

ケース1:2つの家族でシェア

ある家庭Aは「犬が飼いたい。でも夫婦共に平日は朝から夜遅くまで働いて家に居ないので留守番をさせてしまうのが可哀想」という事情で犬を飼う事ができずにいます。そしてもう一方の家族Bは「平日は犬と一緒に家で過ごしているけど、土日や祝日は家族で遠出をしたい。でも頻繁に犬を連れては出掛けられない」という悩みを抱えています。
そこで仲介を通じて引き合わせ、その犬を“平日はB家族といつも通り過ごし、土日祝日だけA家族と過ごす”というようにシェアをする事で解決しました。

ケース2:条件の合った人に愛犬を貸し出す

こちらは一番多いケースで、犬を飼いたくて仕方ないけどペット禁止のマンションに住んでいる、または家族の中に動物アレルギーを持っている人がいるから飼えないという人が、住んでいる地域や日にちの条件が合った人の愛犬を時間限定で貸し出しをしてもらいます。
こうする事で借りた方は念願のワンコとの散歩やドライブ等を堪能し、貸した方は束の間の自由な時間を楽しむ事ができるんです。

ケース3:費用負担側と飼育側で分担

こちらは、とある家庭で飼われている愛犬が歳を追うにつれて吠え癖が酷くなってしまい、「近所から毎日のようにクレームがきてしまう。引っ越す事もできず、引き取り手を探そうにも雑種の大型犬を貰ってくれないだろう。だけど絶対に捨て犬にはしたくない」と悩まれて、捨て犬等の保護や里親を探す活動をしているNPO法人の方に相談した所、ちょうど田舎で農家をされてる人が「番犬になるからちょうど良い」と言う方を見つけてくれました。
でも元の飼い主さんは、あくまでも愛犬の全てを放棄したくないと言う事だったので、“飼育”は引き取り手さん、“ワクチンやエサ代などの諸経費”は元の飼い主さんという型でシェアする事になったんです。

不幸な捨て犬を増やさない為に、上手くドッグシェアを取り入れる

檻にいる犬

このように近年は様々な事情を抱えた飼い主さんが沢山いて、悩んだ挙げくに泣く泣く里親に出したり最悪の場合捨ててしまう事も少なくはないんです。

だから一見「犬をシェアなんて!物じゃないんだから」と思われがちなドッグシェアですが、私は上手く取り入れる事さえできるのなら素晴らしいと思うんです。だって何もしないまま捨て犬になるよりはずっと良い事ですもんね!

犬をシェアすることのメリット・デメリット

では次にドッグシェアをする事による良い点及び悪い点をそれぞれ挙げていきます。

メリット

辛さは半減楽しさは倍

犬を囲む2人

自分以外にも愛犬を共有する事で、愛犬に感する悩みや問題があれば互い分かち合えるし、また嬉しい発見などが起これば一緒に喜んでくれる人が増えるのは普通の飼い方ではできないですよね♪

沢山の犬と触れ合える

選び方によっては多数の飼い主さん達とドッグシェアをする事もできるので、大型犬から小型犬、様々な犬種と触れ合れあいながら生活できるんです。
犬が大好きな方には嬉しいサービスですね!

不幸なワンコが減る

ドッグシェアの一番良い点は、皆で一匹の犬をシェアすることによって負担が減る分、捨て犬の減少に繋がるとされている事です。皆で育てているという感覚があるから自然と責任感と連帯感が生まれますもんね!

デメリット

不特定多数の飼い主に戸惑う

ワンコによっては曜日や時間によって飼い主さんが変わる事もあるので、「一体誰が本当のご主人様なんだろう?」と戸惑ってしまうワンコも出て来てしまいます。

意志の疎通が取れない事も

日本犬

犬種の中には日本犬のように一人の主人しか認めないワンコがいます。
こうなってしまうと決めた方以外の飼い主さんとは上手にコミニュケーションを取るのが難しくなってしまう可能性もあります。

シェア側でのトラブル

大体の場合はシェアする人達の間には仲介が入るので直接のトラブルは起こらないとは思いますが、やはり生き物を扱う上において身内間でも揉め事は発生しますので、意見の食い違いで悩む事も否定はできません。

まとめ

様々な事情で犬を飼えない人、同じように事情があって愛犬を持て余してる人を引き合わせて犬をシェアしながら育てるサービスがロンドンから日本へ伝わって話題になっています。
こうして多数の飼い主さんが苦楽を共有する事によって捨て犬の数を減少してくれる事に繋がって行くとされています。

もちろん不特定多数でシェアするのでワンコを戸惑わせたり上手くコミニュケーションが取れない恐れもあるというデメリットもありますが、シェアする方達との喜びの共有や結束力は心強いし、普段犬を飼う事ができない人にとってはとても嬉しいサービスなのではないでしょうか?

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  • 40代 女性 SUSU

    犬のシェアというサービスは初めて知りました。
    ヨーロッパは日本よりもペット先進国だと聞いていたのですが、一見、画期的なサービスに聞こえるかもしれないが、根底にある考え方はずいぶんと人間本意なんだなと愕然としてしまいました。

    確かに、捨て犬が減るといったメリットはあるのかもしれません。
    ただ、あまりにも人間本意というか、捨て犬が減るからといって何をしてもいいという訳ではないのではないかな~というのが記事を読んだ正直な感想です。

    平日のお留守番時間が長いから土日だけ、土日は出掛けたいから平日だけ犬を飼いたいといった家族をマッチングすれば、その結果、やっぱり負担が大きいからといって捨てられる可能性をなくすことが出来るかもしれません。
    でも、犬にも人間と同じように感情があり、意思があります。ぬいぐるみではありません。
    そのような人間の身勝手な生活環境に合わせられることが犬にとっていいはずがありません。家族としての認識も難しいと思います。
    しつけの方針の一貫性も生まれず、犬が混乱するだけです。

    犬を飼うということは、犬と暮らすということであって、結果、楽しいことも大変なことも受け入れて責任を負うからこそ愛情が生まれ、絆が深まるのだと思います。犬がいれば家を空けられなくなるのは当たり前、吠えて近所迷惑にならないようにしつけをしたり、病気になれば当然、医療費もかかります。
    辛さは半減、楽しいことは倍増などと、ずいぶん身勝手な意見だなと思ってしまいました。
    カーシェアを連想してしまいました。

    貸し出す、借りるといった表現も、とても違和感を覚えました。
    不幸な捨て犬を減らすためとはいえ、これで幸せな犬を増やせるわけではなく、犬は物じゃない!とお決まりなコメントはしたくはないのですが、あまりにも物扱いをした表現だなと悲しくなりました。
    捨てられるよりはいいでしょ?捨て犬が増えるよりはマシでしょ?といった考えは人間本意の上から目線な考え方だと思います。
    シェアするのは犬ではなく、情報や考え方、理念であるといった意見が大多数の世の中であってほしいと切実に思いました。
    日本のペット事情も深刻な問題があります。それでも、その解決のためにこのようなサービスが賛同されるようにはなってほしくないなと思っています。
  • 50代以上 女性 もんたろう

    素晴らしいレポートをありがとうございます。
    ロンドンで22年在住、犬を飼い、実際にこのサービスに登録・利用する(飼う側、借りる側)ものです。現在は1年の4分の1が日本です。ロンドンが不在の間は、家族ないしドッグナニーに泊まりで面倒を見てもらうか、このサービスを利用し近所に登録しているレギュラーのメンバーにシェアしてもらいます。テムズ川南の住宅地ですが、このサービスが定着しているので、1キロ以内の範囲だけで10名ほどのメンバーを探すことができます。メンバーになる人はとにかく犬好きで、どんな子とでも仲良くできる人たちです。犬を子供のころから飼っていたが今は様々な事情で飼えないが短期であれば預かりたい、家で仕事をするフリーランスだが出張が多く飼えないが同じように出張の多い買主の犬を可能な時に預かりたいなど、登録の理由は様々ですが、登録の際には必ず審査が行われています。(そもそも犬の飼い主になるには、ブリーダーか保護施設の厳しい訪問もふくむ審査が行われます。)
    レポートのように、これはとても素晴らしいシステムです。システムの定着のスピードがそれを物語っています。ネガティブな面は経験していません。
    また、このほかに私は週に2日は犬の幼稚園に入れています。何10頭のわんこたちと自然の中で思いっきり走り回り、くたくたになって戻ってきます。でも楽しいらしく、火曜日と金曜日はお迎えが来ると意気揚々と出かけていきます。
    英国の公園は一般的にオフリードなので、犬を持つ人も持たない人も常にいろいろなわんこたちと触れ合っています。オフリードにするために、去勢とマイクロチップ、トレーニングが義務付けられています。
    これ以外にも友人たちの犬の一時的お世話は普通にお互いに行っています。
    犬は社会的な動物です。多くの人と触れ合うことも犬の成長のためには重要だと思います。公共交通機関でも、パブや公園でも犬は誰からコマンドを受けてもちゃんと従いますし、社会の一員として生きています。犬が一人の飼い主に帰依しすぎることは、逆に攻撃性や無駄吠えなどの社会的問題につながると考えられており、積極的に不特定多数の犬や人と触れ合わせることが飼い主のトレーニングの項目にもあります。
    家族や自身の年齢により私もまもなく本帰国を迎えますが、その時にこのサービスが日本にあってほしいと思っています。このような飼い方をしてきたため、保護施設から来た黒い大型のミックスですが、だれとでも仲良くできる穏やかな愛されキャラに育ちました。逆にシェアし合える楽しさを多くの人に知ってもらいたいです。
    一緒に居る間にこれ以上ない愛情を注いでいれば信頼関係は築けます。
    そういえば犬だけでなく、子供たちもしょっちゅう他人の家に滞在しながら、一般的な暮らしのルールを学んでいましたね。子供も犬も同じ家族。社会との触れ合いの中で育つのがいいようです。
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