犬と一緒に行ける場所はどこ?
ドッグラン
リードを外し、犬がのびのびと運動できる施設です。一般的な公園との違いは、犬のために作られたスペースとなるため、柵やフェンスで囲まれており、犬が脱走できないようになっていること。飼い主の目が届く範囲で犬を遊ばせることが出来ます。
ドッグカフェ
犬も同伴で利用できるカフェです。店内やテラス席で、犬も一緒にカフェタイムを満喫することができます。犬の撮影用にフォトエリアが完備されていたり、わんちゃん用メニューが用意されていたり、お店によって工夫されています。
ペットショップ
ほとんどのペットショップでは、犬を連れての入店が可能となっています。リードの装着または抱っこがルールとなっています。洋服の試着やフードの試食ができたりするので、犬にとっての楽しみもあります。
犬が入れない施設があるのはなぜ?
全ての人が犬好きな訳ではない
アレルギーを持っていたり、犬が苦手な方もいるため、全ての人が犬好きとは限りません。愛犬家からすると、何処にでも犬と一緒に出かけたい気持ちになりますが、それぞれの事情があることを受け入れましょう。
衛生面の観点
コンビニやスーパー、飲食店においては衛生面の観点から犬の同伴を禁止しているところもあります。犬の入店を可としているお店であっても、毛の飛び散りを防ぐために、犬の洋服着用が暗黙のマナーになっています。
補助犬は条件が異なる
身体の不自由な方をサポートする補助犬は、個人店舗やデパートへの出入りが許可されています。
基本的にどの施設でも補助犬の同伴は認められていますが、出入口に「補助犬ステッカー」を貼って歓迎の意思表示を表す施設が徐々に増えてきています。「補助犬の入店可=ペットの入店可」ではありませんので、その点は理解が必要です。
外出先で犬を外に繋ぐとこんな危険が…!
危険性1. 脱走・迷子
犬のリードを繋いでいる柵やポール、本当に安全でしょうか?老朽化により強度が弱くなっていたり、リードの結び目が緩く外れてしまったら…自由になった犬は、何処か遠くに行ってしまうかもしれません。車道に近い場所に繋いでいたのであれば、車やバイクに轢かれる可能性も否定できません。
危険性2. 盗難
悪意のある人間による転売を目的とした犬の連れ去り事件は、悲しいことに未だに発生しています。特に、人懐っこい性格で、抱っこしやすいサイズの小型犬は、誘拐のターゲットにされやすい状況下にあります。しかし、警察に被害届を提出しても犬が見つからないことも多く、二度と会うことができないこともあるのです。
危険性3. 誰かに怪我をさせる
犬にとって、飼い主の姿が見えなくなり、置き去りにされる状況はとても不安になるものです。孤独から来る恐怖心から、いつもより凶暴になり、周りを通る人に噛み付いたり襲いかかることが考えられます。例え飼い主が不在の間の出来事だったとしても、法的責任に問われるのは飼い主になります。
危険性4. 犬が暴力を受ける
考えたくはないですが、犬嫌いの人が通り掛かったら、愛犬が暴力を受ける危険性もあります。「睨まれた・吠えられた」といった些細なことが発端となり、他人の怒りを煽ることもあるのです。
まとめ
外出先での飼い主の不在は、犬にとって重大事象であり、最悪の場合、命の危機にさらされる可能性があります。1人で出かける際は自宅で犬をお留守番させる、複数名で出かける際は必ず誰かが犬のそばに付いているようにするなど、愛犬の安全を第一に考えましょう。
最近では室内飼いの犬が増えており、外飼いの犬が減ってきています。今回は「外出先」に特化した情報をお伝えさせていただきましたが、外飼いにも類似リスクがあることを認識していただきたいです。
可愛い愛犬の命をみんなで守りましょう。