監禁・放置は犬を萎縮させる
保護
ギリシャでは、怪我をした動物は自治体が保護し、1年間の世話が義務付けられているそうです。その間に里親が見つからなければ、発見場所に再び放すことになっているとか。
しかし世話とは名ばかりで、多くの犬は監禁され、放置に近い状態におかれているのかもしれません。
交通事故にあった子犬の「サニー」もその1匹で、ケージに長く監禁されていました。
保護団体 Takis Shelter がサニーを引き取りますが、見るからに萎縮しています。
タキスさんが手を伸ばすと、ケージの奥に体を押し付けて逃れようとする様子が痛ましい。
タキスさんの手はまだ受け入れられないものの、仲間の犬には尻尾を振ってあいさつができました。
特に男性を恐れているようで、女性の手からは食べ物をもらいます。
こちらはタキスさんの手。
ずいぶん進歩が見られますが、字幕では「まだ怖がっている」ようです。
回復へ
毎日、少しずつ距離を縮めて、ついにサニー自らタキスさんにおなかを見せるようになりました。
でも表情が固い感じです。愛着よりも、服従に近いのかもしれませんね。
犬同士の社交性もどんどん身につけます。
遊びに誘う『オジー』に、「いいよ、遊ぼう!」と答えるサニー。
サニーと仲良くしているオジーは、ひどい虐待で殺されかけた過去を持ちます。オジーが回復するまでの様子は、別の動画にまとまっています。
さて、サニー。生きることが楽しいと感じるようになったのはよかったのですが、弾け過ぎて…
高級掛布団が無残な姿に!
サニーも実行犯に名を連ねています。
タキスさん笑ってないで、しつけをした方がよいです!
その後
閉じた心が再び開き、サニーは本当に変わりました。
屋外でも他の犬たちに混ざって、嬉しそうに走ります。
そして仕上げの嬉しいニュースは、遠方に住む里親さんが迎えにきてくれたこと。動画で国名はっきり繰り返されています。お聞き逃しなく!
動画を見ることは保護活動支援につながります。
※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
掲載YouTubeチャンネル:Takis Shelter