アニマルシェルターを三交代勤務にしたら犬も人もハッピーに!

アニマルシェルターを三交代勤務にしたら犬も人もハッピーに!

アメリカのイリノイ州の動物保護施設が職員の勤務を三交代制にしたら思いがけないハッピーな効果がありました。どんなことなのでしょうか。

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ことの起こりは火災と動物福祉法の制定

ケージの中のビーグル

アメリカのイリノイ州は動物に配慮した州法が整備されていることについて、毎年全米の上位にランクされています。
そして2019年にはアメリカの州では初めて動物福祉法の制定に踏み出し、2020年1月から施行されます。
従来の動物保護法は虐待やネグレクトと言った違法行為の禁止や、それらの行為が認められた後の罰則についてがメインになっていますが、動物福祉法は動物が安全で快適に生きるための包括的な措置を定めたものです。

そのイリノイ州の動物福祉法の項目の1つがペット用ホテルやアニマルシェルターなど動物を預かる施設に煙探知器、火災警報器、一酸化炭素警報器、監視システムなどを装備するというものです。
これは2019年1月に犬の預かり施設で火災があり30匹以上の犬が命を落としたという痛ましい事故がきっかけでした。

新しい法律に合わせてある動物保護施設が取った方法

ベッドで眠る女性とパグと猫

このイリノイ州の新しい法律に対応するため、イリノイ州ノックス郡のある動物保護施設では、警報システムの他に職員の勤務を3交代制にして、24時間常に職員が施設に居る状態にしました。
保護されている動物たちや施設のことをよく知っているスタッフが待機していることは、警報システムで消防隊や施設のスタッフが駆けつけるよりも緊急時の安全性が高まります。

また3交代制とは言っても、夜の時間は動物たちも眠るのでこの時間帯の勤務は職員たちも主に眠って過ごします。
まずこの点が職員たちに「仕事中に眠って給料をもらえるなんて!」と好評を得ました。
そして保護されている犬を順番に当直の部屋に迎えて、職員と一緒に簡易ベッドで眠るようにしました。
このことが、犬にも人にも思いがけないハッピーな効果を生んだのだそうです。

犬たちのストレス減少と社会化の助けに!

ボランティアの女性に抱かれる犬

普段は犬舎の中で眠る犬たちにとって、人間と一緒にベッドやソファーのある部屋で眠ることはワクワクするようなイベントです。
このような生活の中の小さな刺激は大きな楽しみになり、ストレスの軽減につながります。

人間のいる部屋で一緒に眠ることは保護犬が社会的なスキルを学ぶ機会にもなりました。
ストレスが少なくなり社会化が進んだ犬は行動が落ち着き、新しい家族に引き取られるチャンスが大きくなります。
一緒に過ごす時間が増えることで施設の職員と犬たちの関係も良くなったそうです。

勤務体系の変更には人件費の増加が伴ったそうですが、それを上回る大きな価値があったと職員の皆さんは語っているそうです。

まとめ

撫でられる笑顔の犬

アメリカのイリノイ州で動物福祉法制定にともなって、動物保護施設の安全性を高めるため職員の勤務体系を三交代制にしたら、思わぬハッピーな副作用があったというニュースをご紹介しました。

三交代勤務に変更と言うとハードで負担が増えるというイメージがありますが、働いている人にも犬たちにも、そして将来の犬の家族となる人たちにとっても良い結果になったというのは素敵なことですね。

また日本ではまだあまり馴染みのない『動物福祉法』という、動物の福祉のために法律を整備するという流れが少しずつ出来つつあるということも、今後注目しておきたい動向です。

《参考URL》
https://www.ourquadcities.com/news/local-news/animal-shelter-schedules-staff-for-third-shift-and-they-love-it/

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