知っておきたい!地球温暖化がペットに及ぼす影響とは?

知っておきたい!地球温暖化がペットに及ぼす影響とは?

地球温暖化による気候変動は、私たちの生活に大きな影響を及ぼしています。そして思わぬところで私たちの愛犬の健康上のリスクも高くなっています。知っておきたい気候変動の影響についてご紹介します。

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気候変動は地球上のすべての生き物に影響する

座るシュナウザーと地球型のボール

夏の異常な暑さ、未曾有の規模の自然災害など、地球温暖化による気候変動はすでに私たちが体感できるものになっています。それは地球に住むすべての生き物に影響するものですから、当然ながら私たちの愛犬にも関係があります。

暑さ対策や自然災害のときの避難対策などは、すぐに思いつきやすいものですが、実は思いも寄らぬリスクが上昇していると言われています。従来とは認識を改めなくてはいけない気候変動の影響とリスクについて考えてみたいと思います。

気候変動により寄生虫がより危険になっている!

犬の毛の上にいるダニ

アメリカの『コンパニオンアニマル寄生虫評議会』は、獣医学や寄生虫学の専門家や研究者で構成されている非営利団体です。最新の研究結果のアナウンスや教育活動を通して、コンパニオンアニマルとその家族を寄生虫から守ることを目的としています。

その寄生虫評議会が、2018年に「気候変動がダニ・蚊・ノミ・消化器および呼吸器の寄生虫の生活サイクルに直接影響を及ぼしている」というリサーチ結果を報告しました。

これらの寄生虫は高温高湿度の気候を好むため、従来よりも寄生虫の生息する地域が拡大しています。亜寒帯や北極のような地域でさえ、以前は見られなかった寄生虫が確認されています。

また、現在の気候条件では寄生虫の活動期間も従来よりも長くなっているため、寄生虫およびそれらが媒介する病気に、感染するリスクが高くなっているとのことです

アメリカ南部では、蚊の大発生によりフィラリアが大流行しています。また、今までダニの被害が報告されていなかった地域でも発生が確認されています。

そのような、以前はダニ被害のなかった地域では、動物も人もダニ感染症に対する免疫が低いことと、ダニが媒介する病気がどの程度蔓延しているのかがわからないため、感染被害の広がりが大きくなりがちだと言われています。

ダニが媒介する病気は人間にも共通するものが多く、2013年に国内で初めて感染者が報告された重症熱性血小板減少症候群など、新しい感染症も出てきています。

寄生虫の予防が以前にも増して重要になっている

駆虫薬を滴下される犬

フィラリア駆虫薬、ノミダニ予防薬、定期的な便検査などは、多くの飼い主が実行している愛犬の寄生虫予防策だと思います。

しかし、以前は秋冬は予防薬や駆虫薬をお休みしたり、副作用を心配してフィラリア対策だけをしたりしているという人も少なくありませんでした。

フィラリア駆虫薬の試用期間については、一度かかりつけの獣医さんと相談して、見直しが必要な場合もあるかもしれません。ノミダニ予防薬にはお休み期間はありません。1年を通して定期的な投与で予防が必要です。様々な種類の成分があるので、獣医師と相談して、愛犬の体質に合うものを見つけることも大切です。

これらの寄生虫予防対策について、「動物病院がお金儲けのために売りつけている」という意見も時折見かけますが、寄生虫の予防をしないで病気に感染してしまった場合にかかる治療費は、予防対策費用の比ではありません。

そして何よりも考えなくてはならないのは、病気に感染してしまった動物の苦しみ、病気治療による動物への大きな負担です。

まとめ

地球をバックに犬と人の手

地球温暖化による気候変動のせいで、フィラリアやダニなど、寄生虫の生息範囲や活動期間が拡大し、ペットや人間への感染のリスクが高くなっているというリサーチ結果をご紹介しました。

幸いなことに、寄生虫予防対策の薬剤は日々進歩して、様々な方法があります。
寄生虫予防の重要性を理解して、確実に対策を行うことが大切なペット、飼い主自身、そして公衆衛生の全てにとって不可欠だと心しておきたいものです。

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