愛犬を亡くした人にかける言葉とは?
愛犬を亡くした飼い主さんは深い悲しみの中で「うちの子は幸せだったのかな」「もっとできることはなかったかな」など、もう知ることのできない疑問や後悔を抱えてしまうことが多いと思います。そうしたとき、どんな言葉をかければその気持ちをあたため、救うことができるのでしょうか。
病気で亡くなった場合
愛犬が病気で亡くなった場合、飼い主さんは「本当にこの治療でよかったのか」「もっと何かできたのではないか」など責任感や罪悪感から自分を責めたり後悔してしまうことがあります。毎日愛犬の様子を心配して、病院に連れて行ったり看護したり、きっととても苦労があって疲れてもいるでしょう。そんな飼い主さんには「最期まで大好きな飼い主さんに看病してもらえて安心しただろうね」「病気になってもよくがんばっていたね」など飼い主さんと亡くなった犬の頑張りを労い、そばで見守ってもらえた幸せをその犬の代わりに伝えてあげるといいのではないでしょうか。
突然死、事故死の場合
事故や何らかのトラブルで突然死してしまった場合、飼い主さんもなかなかその現実を受け入れられないかもしれません。死の理由がわからないときなどはあまり深入りした言葉がけはせず、「この家の子になって幸せだったろうね」「楽しい思い出をたくさんくれたね」など一緒に過ごした日々を後悔しないような声かけをしてあげられるといいかもしれません。
老衰の場合
老衰で愛犬を亡くした人は比較的気持ちが落ち着いていることもあると思いますが、喪失感と悲しみの中にいることには変わりありません。そうした人には「大切に育ててもらって本当に幸せだったね」「長生きは飼い主さんの愛情の証だね」など育ててきたことが報われるような言葉をかけてあげるといいでしょう。
愛犬を亡くした人に気持ちを伝える方法
飼い主さんの目の前で事故に遭ってしまった場合や病気の苦痛から解放するために医師のもとでの安楽死を選んだ場合など、愛犬の死に強い責任を感じて自分を責め続けている飼い主さんもいると思います。そんなときは何を言っても心に届かない場合もあると思いますが、ただそばにいたりお花を送ったりするなど言葉以外の態度で気持ちに寄り添うこともいいでしょう。
親しい間柄であれば犬の亡骸に会いに行ったり、お花やお線香、その犬の好きだったおやつをお供えしに行ったりすることもあると思います。そんなときは心のままに一緒に涙を流して悲しみを共有することも飼い主さんの救いになるかもしれません。亡くなって少し時間が経って気持ちが落ち着いた頃には、甘いものを差し入れして思い出話をしたり、自分が撮っていた写真を渡してあげたりして少しずつ気持ちを回復させていく助けができたらいいですね。
愛犬を亡くした人に言ってはいけない言葉
愛犬を亡くしたばかりの人は何気ない言葉にも傷ついてしまうことがあると思います。知人や友人であればかける言葉にも気をつける人が多いと思いますが、「かわいそうに」などという言葉にも「あの子はかわいそうな子だったんだ」と落ち込んでしまうこともあると思いますし、「早く前向きになって」「次の子を飼えば?」という言葉に愛犬のことを忘れるべきなのだと捉えてしまうこともあると思います。
亡くなる年齢が若かった場合に「ずいぶん早かったね」と言ったり、病死の犬に対して「思ったより持ったね」などという発言をするのは控えましょう。飼い主さんの飼い方や看護を否定するような言葉、茶化すような言葉は飼い主さんの心をより深く傷つけてしまうので絶対にやめましょう。
<まとめ>愛犬を亡くした人にかける言葉について
大切に育ててきた愛犬を亡くした人にかける言葉というのはとてもむずかしいもので、そこに絶対的な正解はないでしょう。愛犬と飼い主さんの関係性を知っているからこそかけられる言葉というものもあると思います。大切なのは愛犬を想う飼い主さんの心を決してバカにしたり軽く見たりしないことです。「あの子は幸せだったはず」「あの子といられてよかった」と飼い主さんが思い、一緒にいた日々を後悔しないような言葉をかけてあげられるといいですね。
ユーザーのコメント
50代以上 女性 匿名
50代以上 男性 寺島 敏幸
しかしずっと思い続けても、愛犬が安らかに向うの世界に行けなくなっては可哀想と、思い、自分はいつもいつかまた会えると信じることにしてます。
虹の橋の話はペットを飼っているひとなら知っている話だと思いますが、
自分もいつかそちらの世界に行く時が来ますから、向うで待っててねと、亡くなった愛犬に行ってあげたら良いと思いますよ。
少しずつ少しずつで良いから
亡くした悲しみを減らして、明るく元気に思い出す事が出来ることをお勧めいたします。愛犬と過ごした時間はあなたの宝物ですからね。