犬の誤飲を防ぐことはできる?どう防止したらいいの?

犬の誤飲を防ぐことはできる?どう防止したらいいの?

愛犬が飼い主さんがうっかり食べ残してたお菓子を食べていた、散歩をしていたら、地面に落ちている食べ物を口に入れて飲み込んでしまった…など、愛犬が誤飲誤食をしてしまった、という経験を持つ飼い主さんはたくさんいると思います。誤飲誤食は、飼い主さんのうっかりで済まされることではありません。食べたものによっては愛犬の命を失う悲劇を招くこともありえるからです。今回は、飼い主のミスで大切な愛犬を命の危険に晒すことがないよう、愛犬の誤飲誤食を防ぐ方法についてご紹介したいと思います!

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犬の誤飲を防ぐことはできる?どう防止したらいいの?

飼い主とご飯を食べている犬

「愛犬の誤飲誤食は飼い主の責任」と肝に銘じておく

野生の犬でも、餌と間違って異物を食べてしまうことはあるでしょう。
しかし、人と一緒に暮らしている犬の場合、飼い主である人間によって犬の行動を制御したり、誤飲誤食しやすいものを犬の側から遠ざけたりすれば、誤飲誤食を防ぐことができます。

言い換えれば、飼い犬の誤飲誤食は「飼い主の責任」ということになります。
縁あって大切な家族となった愛犬を苦しませたり、誤飲誤食によって死なせたりしないように、飼い主として何を知り、何をすれば良いのでしょうか?

人間よりも誤飲しやすい犬の歯の構造

犬の知能は、人間でいうと3~4歳の子供と同じくらいだと言われています。
人の子供でも小さなころに、おもちゃやボタン、電池などを誤飲誤食することがありますが、ただ知能の問題だけでなく、人とは違う犬の歯の構造も、犬が誤飲誤食しやすい原因の一つです。

人間は、食べ物を口に入れるとき、まず前歯で食べ物を食いちぎります。
口の中に入る大きさになった食べ物は、奥歯である「臼歯」でさらに細かくすり潰すことができます。
つまり、人間の場合、飲み込んだだけでは無害である異物を口の中に入れても、細かく咬み砕くことができるため、胃や腸が詰まることなく体外へ排出できます。
ところが、犬の場合は奥歯に臼歯がないため、口に入ったものを細かくすり潰すことができません。口に入ったものをほとんど味わうことなく、丸のみのままで飲み込んでしまうので、人間よりも誤飲誤食しやすいのです。

誤飲しやすい犬の性格3つ

大きく口を開けている犬

ルーツが狩猟犬

現在、世界中には品種改良されたたくさんの犬種が存在します。
その中でも、もともと獲物を捕らえることを目的とした狩猟犬をルーツにしている犬は、誤飲誤食が多いと言われているそうです。

悪食の癖がある犬

もともと、ドッグフードや肉よりも野菜が好きな犬や、草、土など本来犬が好んでは食べない食べ物に強い関心がある犬も、誤飲誤食の危険が高いそうです。

食べ物に強い執着がある犬

食べ物に非常に強い執着がある犬、いわゆる食いしん坊の犬は、十分にご飯を与えていても、誤飲誤食することがあります。

誤飲を防止しなかったら…?

クエスションマークと座った犬

もし、愛犬が誤飲誤食をしてしまったら、どんなことが起きるのでしょうか?

中毒を起こす

人間にとっては無害でも、犬には有害な食べ物はたくさんあります。
ただ、下痢や嘔吐だけでなく赤血球が破壊されて貧血を引き起こしたり、急激な低血糖を誘発したり、たとえ少量でも摂取すれば命を落としてしまうようなこともあります。

腸閉そくを起こす

胃や腸で消化されず、体の外へも排出できないような大きなものは腸で詰まってしまいます。
そうなると、腸閉そくを起こし、嘔吐、便秘、食欲減退と言った症状が起き、何も処置しなければ異物が詰まった箇所が壊死して、腸閉そくが重症化し死亡することもあります。

消化不良、下痢を引き起こす

ふだん、食べているドッグフードやごはんでも、飼い主さんが見ていない隙に愛犬が盗み食いして食べ過ぎた…と言うのも、誤飲誤食と言えます。
また、飼い主さんの食べ残しなどを食べ、油分が消化できずに下痢を起こしてしまうこともあります。

寄生虫に感染する

散歩などで拾い食いをしたりしたときや、生の野菜や生肉を誤飲誤食したときにもし、その食べ物が寄生虫に汚染されていたら、それを食べた犬の体に寄生虫が入り込んでくることも考えられます。

軌道を圧迫し、呼吸ができなくなる

最も急を要し、飼い主さんもパニックになる誤飲誤食のパターンです。
ボタンや小さな電池、容器のフタなど、小さなものを飲み込んだものが気道を塞いでしまって、呼吸ができなくなってしまうので早急な処置が必要です。

犬が決して口にしてはいけない食べ物を知っておく

一緒に勉強する家族

誤飲誤食を防ぐために、まずは犬が決して口にしてはいけない食べ物を知っておく必要があります。
人間が食べても全く無害なものが、犬にとっては非常に危険な食べ物になることがあるからです。
犬を飼う前に、まずは飼い主さんご自身で「犬が決して口にしてはいけないもの」を調べて、家族全員でその情報を共有しておきましょう。

家の中での誤飲を防ぐ

いろんな薬を見つめる犬

危険なものを置かない

犬が食べてはいけない観葉植物や食材を、犬の行動範囲には置かないようにしましょう。
また、人間用の薬箱や文房具が入っている箱などは手軽に使える場所に置いておきたいものですが、犬が誤飲してしまうと非常に危険な状態になる可能性があるので、絶対に犬が落としたり、齧ったりできない場所に保管しておきましょう。

部屋を散らかさない

飼い主さんの居住空間が足の踏み場もないほど散らかっていたら、犬が誤飲誤食をしても何を食べたのかわかりません。
散らかっている状態では、誤飲誤食のリスクが高くなるばかりで、良いことなど何もありません。
もし、飼い主さんと愛犬の居住空間が同じであれば、できるだけ部屋を散らかさず、床には何も落ちていない状態を維持し、テーブルの上にも食べかけの食べ物を出しっぱなしにしないようすることで、誤飲誤食のリスクは散らかしている部屋よりずっと低くなります。

人間が口に入れるモノは、フタが閉まる容器に保管する

人間用の食べ物はしっかり密閉できる容器で、なおかつ高いところから落としても、多少齧っても破れたり、割れたりしない容器に保管しましょう。

外出時の誤飲を防ぐ

夜に散歩する飼い主と犬

犬の進行方向や足元を灯りで照らす

日が出ている最中に散歩に行けるのであれば、懐中電灯などは必要ありません。
ですが、あまり外灯がなく、暗い夜道を歩くときは、犬が歩く進行方向を照らして犬が誤飲誤食する危険性のあるものが落ちてないか、犬が見つけるよりも先に飼い主さんが異物を発見できるように注意を払いながら歩きましょう。

口輪を付ける

誤飲誤食を防ぐためには、最も効果的な方法です。
特に一瞬の動きを制御するのが難しい大型犬に使えば、拾い食いによる誤飲誤食だけではなく、他の犬とのトラブルを避けやすくなります。

散歩コースを選ぶ

残飯が落ちていたり生ごみが散乱したりしているような道は、犬の散歩のコースとして誤飲誤食のリスクが高いと言えます。

いつでもどこでも誤飲を防ぐ方法

咥えたボールを飼い主に渡す犬

「ちょうだい」を教える

一度口に入れたものを飼い主さんに渡す、というトレーニングです。
自分が口に入れているモノよりも、飼い主さんに「ちょうだい」と言われて口の中のモノを出したら、もっと美味しいモノがもらえる…と教える方法です。
もし、異物を口の中に入れても、飲み込んでしまうまでに取り上げてしまうことで、愛犬の誤飲誤食を防ぐことができます。

拾い食いをしないトレーニングをする

落ちている食べ物を食べなかったらご褒美がもらえる…と言うトレーニングです。
リードを付け、愛犬の行動を制御できる状態にし、床や地面に落ちているオヤツなどを見せます。最初は拾い食いをしようとすると思いますが、リードと飼い主さんの声で落ちているオヤツから意識を逸らすように練習します。
そうして何度も繰り返し、オヤツを素通りできたら愛犬をほめ、おやつを与えます。
その練習を繰り返して、「拾い食いをしなかったら美味しいものがもらえて、しかも褒めてもらえる」と覚えて、拾い食いをしなくなります。

まとめ

人の手の上に置かれた犬の手

愛犬の誤飲誤食は、飼い主さんの気配り一つで防ぐことができます。
自分の子供を守るように、あるいは自分が子供のときに親がどんなふうに自分を守ってくれていたかを考えれば難しいことなど何もありません。

明日も、一年後も五年後も、ずっと元気で幸せに過ごしてもらうためにも、愛犬の誤飲誤食を防ぐ方法を実践していきましょう。

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