1.犬が病気になってしまったとき
愛犬の様子がおかしい、具合が悪そう、ぐったりしている…など、様子の変化に気づいたらすぐに動物病院で診てもらいましょう。しかし、このような緊急なときこそ、飼い主さんは落ち着いて対処しなければなりません。動物病院で気を付けなければならないことをご紹介します。
まずは飼い主さんが落ち着きましょう
ふだんは大人しい犬でも、病気にかかっているときは気持ちが落ち着かず、気が動転している場合があります。飼い主さんであっても噛みついてしまう可能性があるので、注意が必要です。
犬は飼い主さんの気持ちに敏感に反応するので、飼い主さんが緊張していると犬にも伝わってしまいます。冷静に状況を把握し、無理やり動かそうとせず、静かに病院へ連れて行きましょう。
体温に気を配りましょう
病気やケガにかかってしまったとき、体温が低下している可能性があります。毛布やタオルで体を包み、小型犬であればそのまま抱っこし、大型犬であれば担架のようにして静かに運びましょう。
身の回りのものを確認
愛犬の具合が悪いとき、周りの様子を確認しましょう。下痢をしていないか、嘔吐をしていないか、何か異物を飲んでしまった形跡はないか、それらの様子や時間を記録し、獣医師さんに見せることで、早期に治療をすることができるかもしれません。
2.犬の健康診断のとき
定期的に健康診断をすることで、病気の早期発見・早期治療を望むことができます。また、健康診断をしたことで病気が発覚するケースもあるようです。自覚症状がない病気もあるので、健康診断は愛犬が長生きする上で、欠かせないものとなっています。
健康診断は大切なもの、行った方がいいもの、と言いつつ、月日が経つと忘れてしまうこともありますよね。
健康診断を忘れて、行くタイミングを逃さないためには、何かのイベントとセットで記憶しておきましょう。
例えば、愛犬の誕生日や、毎年必ず行う予防接種の日など。
若いころは年に一度、老犬の場合は半年に一度がオススメです。愛犬の健康状態や年齢に合わせて、健康診断を行ってあげましょう。
3.犬に予防接種をさせるとき
愛犬の健康のため、長生きしてもらうため、欠かせない予防接種。ワクチンとはどのようなものなのか、なぜ行うのか、みなさんはご存じですか?
子犬は母親の初乳を飲むことで、もしくは母親から胎盤を通して、抗体をもらうことができます。これを「移行抗体」といい、抗体がウイルスと結合することで病原性を弱めたり病原性をなくすことができます。
移行抗体はほとんどの場合、12週齢で力が弱まるため、その後は自力で抗体を作らなければなりません。しかし抗体を作るには、その病気に一度感染・発症しなければなりません。それはとてもリスクが高く、できれば避けたいものですよね。
そこで活躍するのが、ワクチンです。ワクチンの中に、病気を発症しないほどに弱めた病原体を含ませ、それをわざと体内に摂取させることで抗体を作ります。つまり、その病気への免疫を付けることができるのです。
ワクチンの種類は多岐にわたりますが、その中でも狂犬病ワクチンは、1年に1回の接種が義務付けられています。狂犬病は犬だけでなく人にも感染し、明確な治療法がなく、死に至る恐ろしい病気です。
4.犬の爪切りや耳掃除をしてもらうとき
病気にかかったり、健康診断のために訪れたりすることが多い動物病院ですが、爪切りや耳掃除も動物病院で行ってくれます。飼い主さんが定期的にそれらを行うのが理想ですが、慣れるまではなかなか難しいものです。
特に爪切りを怖がる子や耳を触られたくない子は、暴れたり吠えたりすることも多いでしょう。爪切りや耳掃除は、動物病院によって異なりますが500~1000円が相場といわれています。サービスで行ってくれる動物病院もあるので、ぜひ利用してみましょう。
まとめ
犬を飼う上でかかせない存在である動物病院。
病気について何でも相談できたり、夜間でも対応してくれたり、ほんの些細なことでも話を聞いてくれたり、信頼できる動物病院を見つけておくことがとても大切です。
ユーザーのコメント
40代 女性 teto17ruka
病院に連れ行くべきか、しばらく様子ら見るべきか・・・
悩んでいます。