愛犬を「動物病院好き」に変えるためにできる3つのこと

【獣医師監修】愛犬を「動物病院好き」に変えるためにできる3つのこと

動物病院が苦手で、待合室で震えている犬をよく見かけます。犬を飼っていれば必ず訪れる場所なのに、その度に震える愛犬を見るのは心苦しいですよね。犬を動物病院好きにするためにできることを解説します。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

なぜ犬は動物病院が嫌いになるのか

リードを引っ張り嫌がるブルテリア

犬達は嫌なことがあった場所をすぐに覚えます。「動物病院」と聞こえるだけで震える犬。近づくだけで固まる犬。犬達の嫌いな場所といえば動物病院というイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。

犬にとって動物病院とは「慣れない場所」で「知らない人」に「痛いこと・怖いこと」をされる場所になりがちです。また、多くの犬は「動物病院に行ったら調子が良くなる」ということが分かりません。体調不良と動物病院を結び付けて、嫌なイメージを持ってしまう犬もいます。待合室での待ち時間が苦手な犬もいます。他の犬・猫の声や臭いで、余計に緊張してしまうのです。

飼い主さんの様子をよく見ている犬は、飼い主さんの緊張や不安を感じ取り、動物病院を嫌なところだと判断したりもします。

愛犬が動物病院好きになるために

オヤツを鼻に乗せて待つ犬

動物病院は愛犬が健康に過ごすために、なくてはならない場所です。それなのに、診察台に上がるだけで緊張したり、暴れてしまうと適切な治療ができなくなってしまうかもしれません。

では、動物病院を好きになってもらうためにはどうすればいいのでしょうか。

愛犬がまだ子犬で動物病院に抵抗がないのでしたら、できるだけ嫌なイメージを与えないようにすることが大切です。すでに動物病院嫌いになっている場合は、動物病院の良いイメージを時間をかけて積み重ねていきましょう。「こんなに嫌いなのに変わる日はくるのだろうか」と思われるかもしれません。時間がかかる犬もいるでしょうが、変化は少しずつ表れます。

それでは、具体的に何をすればいいのか、1つずつ見ていきましょう。

1.動物病院までの道のりに慣れよう

動物病院が嫌いな犬の中には、車に乗るのも苦手という犬がいます。移動中にたっぷり緊張して、やってきたところを好きにはなれないですよね。まずは、車の移動に慣れましょう。車に乗って犬の好きな場所に行ったり、移動中の緊張を少なくできるように心がけましょう。可能でしたら、用事のない日に車で動物病院まで行って、ご褒美をあげたり沢山褒めてあげるなどできるとより良いでしょう。

歩いて来院する場合も同様です。もし、動物病院が歩いて行ける距離にあるのなら、時々動物病院まで(又はその近くまで)寄って、ご褒美をあげたり褒めてあげましょう。

どちらの場合も、もし動物病院に協力してもらえるようなら、動物病院のスタッフから直接ご褒美を与えてもらったりしましょう。

2.動物病院のスタッフと仲良くなろう

動物病院のスタッフから愛犬にご褒美を与えてもらったり、褒めてもらって、愛犬と動物病院のスタッフが仲良くなれるようにしましょう。ご褒美のタイミングは「動物病院に入ったとき」「診察台に乗ったとき」「処置を頑張った後」などがおすすめです。動物病院でご褒美用のオヤツを用意している場合もありますが、愛犬の好物を持参していくとより良いでしょう。また、注射などの処置の際に、オヤツやおもちゃで気を逸らしてあげると、嫌な記憶が残りずらいので試してみてください。

そして、飼い主さんも動物病院のスタッフと仲良くなりましょう。犬達は飼い主さんの気持ちを感じ取る能力に長けています。ですから、飼い主さんが動物病院で「リラックスできている」「楽しそうにしている」と、愛犬にもそれが伝わります。それによって、飼い主さんが楽しそうだからここは楽しいところかもしれない、と思ってくれるようになります。

3.待合室での過ごし方に注意する

待合室には、様々な人・犬・猫・その他動物たちがいます。時には、犬の鳴き声や猫の怒る声が聞こえてきたりもします。愛犬が家族以外の人や動物が苦手な場合は、待っているだけで緊張してしまう場所です。愛犬が待合室が苦手だった場合、体調に差し障らないようなら、病院の外や車の中で待ったり、病院が混雑していない時間帯を狙って来院しましょう。

愛犬が動物病院を好きになるための心構え

飼い主と見つめあう犬

愛犬が動物病院好きになるためには、飼い主さんの工夫と気長に愛犬に寄り添う気持ちが大切です。そして、一番大切なのは「飼い主さんが愛犬にとって頼れる存在である」ということです。動物病院という場所柄、飼い主さんが不安を全く感じないというのは難しいことだとも思います。ですが、緊張したり怖がっている愛犬と一緒になって、暗い気持ちにならないように心がけましょう。

また、必要以上に愛犬をなぐさめるのもおすすめしません。飼い主さんのいつもと違う態度に、愛犬は余計に不安を感じたり、「今良くないことをされているんだ」と思ってしまいます。

飼い主さんが堂々として愛犬が頼れる存在である、ということが愛犬の気持ちを支えるのです。

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ユーザーのコメント

  • 投稿者

    50代以上 女性 匿名

    柴犬がワクチン接種で訪れた初の動物病院は、美味しい物(注射の際に気を紛らわす為の食べ物)をくれると認識し今でも期待しながら待ってます。(笑)
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