ペットのための「エマージェンシーカード」 作り方から携帯方法まで

ペットのための「エマージェンシーカード」 作り方から携帯方法まで

突然の事故や病気で、飼い主さんに万が一のことがあった時、同時にペットも命の危険にさらされてしまうことがあります。そんな万が一の時のための備え、皆さんはしていますか?今回は、ペットのためのエマージェンシーカードについてご紹介します。万が一の時、ペットの命を守れるのもやはり飼い主さんだけなので備えの1つしてお勧めします。

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ペットのためのエマージェンシーカードとは

見つめ合う犬と女性

災害時、交通事故、急病で、予期せぬ万が一の時、飼い主さんの意識がなくペットの対応ができない時に、周囲にいる人に【私には飼っているペットが居ます】ということを知らせるためのものです。

車のステッカーなどは、ファッション感覚などで取り付けている方も多いのですが【ペットが同乗しています】ということを周囲に知らせる役割も持っています。

万が一、交通事故などで救出が必要になった時にペットが同乗していることが分かっていれば、その場に駆け付けた誰かが、大切なペットも一緒に救出してくれる可能性が高まります。

日本では、まだ、災害時には人命救助のみでペットの救出には否定的な意見も多くあります。ですが、私たちにとって大切な家族の存在を【周囲に知らせること】は、万が一の時にはとても大切なことです。

ペットのためのエマージェンシーカードの作り方

カードと言っても、その形はどんなものでもかまいません。
目立つ色の紙や布に【エマージェンシーカード】【緊急連絡カード】など書きましょう。

必要な項目

  • ペットの名前(フルネームと呼び方)
  • ペットの性別(避妊去勢の有無)
  • 住所(畜犬登録プレート番号など)
  • 緊急連絡先(家族や親せき)
  • 緊急保護先(家族や親せき以外でペットの保護をお願いしている方)
  • かかりつけ動物病院
  • 既往症(病気、体質、注意してほしいこと)
  • 飲み薬(飲んでいる薬、治療中の薬など)
  • 命や体調にかかわるアレルギー(食べさせてはいけない食材など)
  • 咬み癖や身体的特徴など(目が見えない、耳が聞こえない、飼い主以外には触らせないなど)

車に同乗していたペットも一緒に事故にあっている場合や、取り残されて不安な時、飼い主さんがいない時には精神的に強いストレスがかかります。慣れた呼び方で呼んでもらい、体をさすって大丈夫と声をかけてもらえることは、その後のペットの心的外傷後ストレス障害にも影響します。

また、触られたくない神経質な場合や、身体的に不自由な点を知ることができれば、さらなるストレスを与えずに保護する選択ができます。

※名前や、呼び方などは分かりやすくはっきりと楷書で【ひらがな】または【カタカナ】で書きましょう。
※保護するために必要な情報は正確に書きましょう。

ペットのためのエマージェンシーカードを作るために

エマージェンシーカードには必ず、緊急連絡先を2つ以上書くようにしましょう。家族全員が万が一の時には、親せきや友人にペットを預かってもらえるように事前にお願いしておかなければいけません。

一人暮らしの飼い主さんの病気や孤独死、家族全員が交通事故、そんな時ペットが取り残され、親せきや友人にも引き取り手が無ければ行政による収容、処分となってしまうペットが多くいます。

エマージェンシーカードに記載する緊急連絡先には、確実にペットを保護してくれる人を書きましょう。また、保護をお願いする相手にも緊急連絡先としてエマージェンシーカードに記載することを伝えておきましょう。
※この依頼が曖昧だと、いざという時に【うちでは引き取れない】と断られるケースがたくさんあります。できれば、一時的な保護ではなく万が一の時にはその後、終生面倒を見てくれる方がベストです。

ペットのためのエマージェンシーカードの携帯方法

車でペットを連れて出かける時には、車用のエマージェンシーカードを車に常備しておきましょう。エアバッグの近くは、事故の時には勢いよく飛ばされてしまうのでシートベルトの胸の位置に取り付けておく方法や、運転中は首からカードを下げておく方法もあります。その場ですぐに、ペットが同乗していることが分かることが重要です。

大切なポイントは、パッと見て誰でも【エマージェンシーカード】であることが伝わるようにしておくことです。

身分証明書と一緒に携帯

ペットを留守番させている時に、万が一のことがあった時のために身分証明書と一緒にエマージェンシーカードを携帯しましょう。

飼い主さんに意識がない場合には、医療従事者や警察官、救急、消防隊員などは持ち物から身元を特定します。身分証明書と一緒にエマージェンシーカードを発見してもらえれば、自宅にペットを残してきていることが伝わります。

このエマージェンシーカードには【自宅にペットがいます。助けてください】と一文書いておきましょう。

犬のハーネスに携帯させる方法

ペットのためのエマージェンシーカードは飼い主さんだけでなく、ペットに携帯させるのも良い方法です。私は、旅行に行く時には必要な情報を書いた紙を、エマージェンシーと書いたケースに折り畳んで入れて愛犬のハーネスに取り付けています。

外出先で、万が一の時に助けてもらえるように、車にも財布の中にもペット用のエマージェンシーカードを携帯しています。

交通事故などで社外に放り出されてしまったり、パニックで逃げ出してしまったりした時には自分に意識がなければ助けに行くこともできません。

そんな時、運よく保護してもらえた時のためにペットにもエマージェンシーカードを携帯させています。

迷子札からマイクロチップやエマージェンシーカードへの切り替え

迷子札を付けた犬

迷子札は、ペットの命を守るためにとても必要な備えです。

ペットの飼い主が特定できない動物は、保護収容されても処分の対象になる可能性が高まります。ですが、迷子札は首輪に取り付けたり、首輪自体が迷子札になっていたりと体から離れてしまう恐れもあります。そのため、近年ではマイクロチップの装着の必要性が高まってきました。

とはいえマイクロチップも読み取りの機械が普及していないのが現状です。皮下に装着されたマイクロチップが移動してしまう問題点や、年数経過で読み取りができなくなる不具合などもあります。健康被害などは無いと言われていますが、まだまだ正確なデータや症例が少ないので安全面、機能面で不安や課題が残っています。

エマージェンシーカードは迷子札より詳細なペットの情報を記載しますが、小さな迷子札には書ききれないのである程度の大きさが必要になります。

そんな時便利なのが、QRコードです。ペットの情報や、飼い主の連絡先などエマージェンシー専用情報を作成します。携帯電話でQRコードを読み取ると直ぐにアクセスでき情報をみることができます。LINEやSNSなどをアクセス先にしている方もいます。これなら、迷子札程度の大きさでも印刷可能で、シールなどにすればいろいろなところに貼り付けられて便利です。

緊急時に大切なペットを守るためには、

  • ペットがいることを周囲に知らせる
  • ペットを助けてほしいことを伝える
  • ペットを助けてくれる人へ結びつける
  • ペットを助けるためのペットの情報

これらがとても重要です。

ペットは飼い主さんと運命共同体です。行楽シーズン、花火のシーズンには水難事故、脱走事故、交通事故が増えます。飼い主さんが、直接ペットを守れない緊急事態の時でもペットを救える可能性を残すために、ぜひ多くの飼い主さんに備えをしてほしいと思います。

まとめ

家族と一緒にくつろぐ犬

近い将来、体内装着型、安全で優れたマイクロチップが開発されペットの情報がすべて小さなチップで管理できるようになると期待されています。また、飼い主にもペットのチップと合わせたカードや、認証システムが開発されれば、万が一の備えとして心強いです。

私は、自分にも体内装着できる愛犬と飼い主を繋ぐGPS機能も搭載されたら良いのにと思っています。

誰にでも緊急事態になってしまうリスクがあります。ペットのためのエマージェンシーカード、家、車、自分、ペット、万が一への備えとしてはじめてみませんか?

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