日常に潜む犬にとっての危険4つ

【獣医師監修】日常に潜む犬にとっての危険4つ

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「日常に潜んでいるからこそ注意したい!」けれど、「日常に潜んでいるからこそ注意を怠りがち」な4つ危険についてご紹介しています。

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記事の監修

日本獣医生命科学大学卒業。北海道の大学病院で獣医師として勤務。一般診療をメインに行いながら、大学にて麻酔の研究も並行して行う。「動物と飼い主さんに寄り添った治療」を目標に掲げ、日々診療に励んでいます。

肉球の火傷に注意!

芝生と肉球

春も終わりに近づき、朝晩は肌寒く、昼間は初夏のように暑い日が続いています。夏に近づくにつれて気をつけたいのが、お散歩中の地面の温度です。

夏場だけではなく冬場もよく晴れた日の地面やマンホールなどの温度が上がりやすいところには十分に注意したいものですが、夏場のアスファルトは非常に熱く、犬の肉球が火傷を負ってしまう危険性があります。

対策

靴下や靴を履くことができる犬には履かせても良いと思いますが、犬の爪や肉球が持つ役割を阻害してしまう恐れがあり、お散歩中のケガや事故に繋がってしまう可能性もあります。

肉球の火傷を防ぐため、朝早い時間や夜遅い時間など、お散歩する時間を考えなければなりません。太陽が沈んだ後、外は暗くなりますが、アスファルトはまだまだ熱いままなので地面の熱さを確認してからお散歩に行きましょう。

夏場、どうしても地面が熱い時間にしかお散歩に連れて行ってあげることができないとき、私は芝生や土の公園やドッグランまで抱っこして行くようにしています。

毒性のある植物に注意!

アジサイとラブラドールレトリーバーの子犬

植物のニオイを嗅ぐだけではなく、つい口の中に入れてしまう犬もいます。お散歩中に見かける植物の中には、犬にとって有毒なものもあります。

犬は体調を管理するために草を食べることがあり、草を食べることで胃を刺激し、溜まってしまった毛玉を吐くなどしています。

お散歩の途中でよく見かける細長い草を好んで食べる犬がいますが、おそらくイネ科の草で、消化などのサポートをし、胃腸の調子を整える効果があります。

こんな植物は食べちゃダメ!

犬が草を食べることは異常なことではありませんが、日常に潜む危険な植物もあります。

  • アサガオ
  • アジサイ
  • キキョウ
  • シクラメン
  • スイセン
  • スズラン
  • チューリップ
  • ツツジ
  • パンジー
  • ヒガンバナ
  • ユリ

など、こんなにたくさんの身近な植物が犬にとって毒性を持っているなんて驚きですよね。

中毒に注意!

食べ物を見つめる犬と女性

  • チョコレート
  • キシリトール
  • たまねぎ

これらが犬にとって危険な食べ物であり、中毒症状を引き起こし、死に至る可能性もあるということはご存知かと思いますが、もっと他にも日常に潜んでいる犬にとって危険な食べ物や飲み物があります。つい、与えてしまっていませんか?

人間用の牛乳

人間用の牛乳は脂肪分がとても多いです。犬が過剰に摂取してしまった場合、下痢や嘔吐などを引き起こしてしまう恐れがあります。カルシウムを摂るために牛乳を与えたいのであれば、犬用の牛乳を選びましょう。ただし、カルシウムの取りすぎは尿石症などもひきおこしますので気を付けましょう。

人間用の加工食品

人間のカラダにも決して良いものではありませんが、犬にとってはもっと良くありません。

犬には過剰すぎるほどのカロリーと塩分が含まれています。塩分の過剰摂取によって様々な病気を引き起こしてしまう可能性があります。

また、少量でも定期的に人間用の加工食品を食べている犬は、塩分によって腎臓の機能が低下してしまう可能性もあります。

殺虫剤・殺鼠剤・除草剤などに注意!

草むらのチワワ

飼い主さんは殺虫剤・殺鼠剤・除草剤などの取り扱いや管理や使用方法には十分に注意されていらっしゃると思いますが、日常には恐ろしい事実が潜んでいます。

  • お散歩中に他人の家の前に置かれていた殺鼠剤を食べてしまった
  • 除草剤が撒かれた草むらに入ってしまい肉球が荒れてしまった
  • 除草剤が撒かれた道端の草を食べてしまった

このようなケースも多く、亡くなってしまった犬もいます。ここ5年の間に、このようなケースによって亡くなった犬が私の近所だけでも2匹います。

空気中の薬品にも注意!

近所で外壁の塗装が行われていたとき、人間の私も気分が悪くなってしまうほどのシンナーのニオイが漂い続けていました。空気中に待っている薬品にも注意しなければなりませんし、外で飼われている犬はとくに注意してあげて欲しいです。

まとめ

緑のハーネスを着けた柴犬

今回は、日常に潜む犬にとって危険なことを4つご紹介したのですが、わかってはいるけどつい気を抜いてしまって、愛犬が危険な目に遭ってしまった…という経験をされたことのある飼い主さんが多い事柄です。

私も改めて十分な注意を払いたいと思います。

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