犬が死ぬ直前の末期症状1:排泄のコントロールができなくなる
意識が朦朧とし寝たきりになると肛門の筋肉が緩み、いわゆる垂れ流し状態になることがあります。同時に尿漏れがおこることもあります。オムツやペットシーツなどで受け止められるようにします。汚れた状態が続くと褥瘡(床ずれ)の原因になるので、できるだけこまめに掃除して清潔な状態を保ちたいですね。
犬が死ぬ直前の末期症状2:体温が下がる
死期が近くにつれ代謝が落ちるので、体温も下がってきます。元気な頃にはあった温もりが少しずつ無くなってきます。毛布や湯たんぽなどを使って温めてあげるといいでしょう。その際に温めすぎも良くないので、温度調節をするようにしてください。
犬が死ぬ直前の末期症状3:けいれんする
例として、
- 手足をバタつかせるように痙攣
- ピンと手足を張ったように痙攣
- 体の側面がビクビクと痙攣
などが挙げられます。
愛犬が痙攣してるときは無理に押さえつけようとせず、柔らかいクッションなどで周りを囲み怪我をしないようにしてあげましょう。
犬が死ぬ直前の末期症状4:呼吸が荒くなる
ハアハアと浅い呼吸になった後、静かに息を引き取ることがあります。危篤状態になると死戦期呼吸と呼ばれる呼吸状態になり、肺に十分な酸素を送ることができなくなります。しかし、これは安らかに眠る準備でもあり、やがて意識が遠のき眠るように息を引き取ることがあります。
飼い主にできること
看取りを考える
愛犬の死期が近づいてきたと感じたら、どういう最期を送らせてあげたいか考えましょう。例えば自宅で看取るのか、病院で最期までケアしてもらうのかの選択があります。愛犬を自分の腕の中で見送りたい場合は仕事や外出の予定の調節をしたり、ずっと側にいられる体制を整えたりしたいですよね。
届出などの手続を知っておく
愛犬が亡くなってから30日以内に死亡届を市町村に提出することが義務付けられています。(狂犬病予防)届出の際、飼い主の住所、氏名、犬の死亡年月日、登録番号、犬鑑札、狂犬病予防注射済票などが必要になります。
まとめ
老衰など症状が何もない場合もありますが、何らかの病気を患っていた場合は、このような様々な末期症状を伴います。いざ目の当たりにすると見ている側は辛いですが、それよりも苦しんでいるワンちゃんの方が辛い状態です。
そのため体調の具合が最期を迎えそうなときの場合、飼い主さんが取り乱すのではなく、ワンちゃんの身の回りの環境を整えたり、優しく声をかけたりして接するなどして、少しでもワンちゃんを幸せな気持ちで送れるようにしてあげてください。ワンちゃんもそんな優しい飼い主さんと出会えて良かったと思ってくれるはずです。
ユーザーのコメント
40代 女性 匿名
この記事がかなり気になり読みました
最後の2週間は病院通いでした
なぜかその日は仕事にいく気分でなく休み、オムツ替えてあげようと話かけると、グッタリして異常に頭が冷たいので、すぐ病院へ。
老衰と言われましたがほんとに老衰だったのか、ネットを見ると、ダックスのシニアに多いクッシング症候群にたどり着きました
すべて先生に相談した症状ばかり、しかし先生は老犬によくあること。と
クッシング症候群なんて病気を知らなかったばかりに愛犬につらい思いをさせてしまいました
最後は舌を噛み苦しそうな顔でした
でも、先生は眠るように逝ったと穏やかな顔だね。と同じ思いをしてほしくないので、一ヶ所の病院の診断を信じるのはしない方がいいと思います
最後の日は、この記事にある症状もありました。
50代以上 女性 北川 晴美
50代以上 女性 よんママ
病気で長く通院した子、元気だったのに突然亡くなった子、てんかんを起こすようになって、発作を繰り返したものの、静かに息を引き取ってくれた子、それぞれの最後でしたが、できるだけのことはしてあげたつもりですし、最後を一緒に過ごせたことで後悔せずに済んだと思います。
職場にも犬や猫と一緒に暮らしている人が多く、気持ちを理解してもらえたので、仕事を休ませてもらうことができました。
それでも短時間のお留守番をしてもらって買い物に出ることもありましたが、その間に逝ってしまったりせず、きちんと看取らせてくれたことは、あの子たちの優しさだったのかもしれません。
もし、最後の瞬間を看取れないとしても、命の期限はわからないのだから仕方のないことだと思います。どんなふうに一緒に生きたかが大切なんだと思って、今新しい家族、ジャックラッセルテリアと日々を過ごしています。
50代以上 女性 きゃさりん
18歳のチワワ介護中です
何ひとつ病気したことなかったのに16歳で突然てんかん起こし……その後 発作を抑える薬で1年半 何もなかったのに ある日 帰宅すると 発作を起こしていて
そこから 10回以上 激しい痙攣を繰り返し何度も先生に 電話して 様子見て 明け方 病院へ。
重積発作という発作らしく 脳に後遺症が残り 最初は歩くことすら できず
白内障だったものの 全盲になってしまい……
お別れを覚悟してました
しかし 病院では この「重積発作が起こるかもしれない 起こったら こんな 危険がある」なんて ひと言も聞かされていなくて
この 1年半は 毎月 病院へ 薬もらいに行ってたのに「なにもなければ検査しなくていいですよ」と 言われてて……
せめて 3ヶ月に1度でも 血中濃度測定してくれてたら……と 悔やまれて仕方ないです
でも 悲しんでいても仕方ないので
そこから 必死で介護して 歩いたり ゴハン食べたりできるようになったものの……私のことも 忘れてしまってるみたいですね
でも 最後まで しっかり介護してあげよーと 毎日 「今日も生きててくれてありがとう」と声をかけ 過ごしています
おしっこも あちこちにしちゃうし
よくお腹壊したり
たぶん 急に認知症の症状が出てきたらしく
夜泣きや徘徊 毎日寝不足ですが
本当に 「生きててくれることが ありがたい」気持ちで 大切に過ごしています。
ただ……病院では 起こる症状に なにかにつけて 「もう 歳が歳だからね〜……」と 片付けられてしまってる気がします。
「もう18歳なんだから 仕方ないよ」と。
今は 眠ってる時間は ほんとに多いけど
毎日 穏やかに 暮らせれるよーに 最善のことをしてあげてます
あの時 亡くならずに 生きてくれて
私に 介護してあげれる大切な時間を 与えてくれたことに感謝して。
50代以上 女性 広ぴょん
オムツをつけて一年近く元気だったのが7月になり急に食べなくなりオシッコがでなくなり最後は血便が止まらなくてそれからすぐ眠るように亡くなりました。たくさんの思い出を残してくれました
亡くなった次の日に担当獣医師さんよりお悔やみの花が家に届いた時は嬉しくてまた泣いてしまいました。たくさんの幸せをありがとう
50代以上 男性 みっちー
50代以上 女性 甘栗まま