犬の散歩で伸縮性リードを使う5つのデメリット

犬の散歩で伸縮性リードを使う5つのデメリット

お散歩の際のリードはどのタイプを使用していますか?目にすることも多くなった伸縮性リード。愛犬を走り回らせるのに便利な反面、気を付けたいデメリットもあります。

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リードの種類

リードをくわえた犬

皆さんは愛犬のお散歩の時はどのタイプのリードを使用していますか?リードには大きく分けて4種類あります。

スタンダードリード

一番目にすることも多く、昔から使われている一般的なリードが「スタンダートリード」と呼ばれ、丸いループ状の持ち手と、首輪やハーネスを取り付ける金具が付いているタイプのものです。

伸縮性リード(フレキシブルリード)

「伸縮性リード」は持ち手の中にワイヤーが内蔵されており、好きな長さをコントロール、ロックすることができるリードです。歩く際は短めに、広い場所ではリードを伸ばして使用することができます。

トレーニングリード(ロングリード)

スタンダードリードを長くした「トレーニングリード」は5~20mの長さがあり、主に広い場所で使用され、オイデなどのトレーニングをする際に用いられます。

マルチファンクションリード

マルチな機能を備えた「マルチファンクションリード」は、長さの調節や、ループを作って簡単に犬を一時的に繋いでおくことができるリードです。

伸縮性リードを使う5つのデメリット

伸縮性リード

今回は4種類あるリードの中からも最近目にすることが多い「伸縮性リード」について、その使用におけるデメリットをご紹介します。

①制御に時間がかかる

伸縮性リードはロックをかけるのに一瞬の時間がかかります。ロックをし忘れていた場合、この一瞬の遅れで犬が飛び掛かったり、飛び出してしまうことで、思わぬ事故を招く恐れがあります。リードが延びている場合は必然的に犬が遠くにいることになるため、直接的な制御にも時間がかかる恐れがあります。

②リード部分が見えづらい

伸縮性リードは延長するリード部分が細いひも状のワイヤーで出来ていることがほとんどです。そのため、遠目には伸ばしているリードが見えづらく、人や自転車などが引っかかり転倒するという事故が発生しています。夜間はもちろん明るい昼間でも、犬の姿は見えていても長く伸ばしたリード部分が見えていないということはあります。

③コントロールしづらい

引っ張られる女性

伸縮性リードのロックを外していれば、犬は好きなようにどこまでも歩いていくことができます。自由に散歩させる場合にはいいかもしれませんが、犬が好き勝手歩くことができるためコントロールや散歩トレーニングには向いていないといえます。

④リードを収納する際の怪我の恐れ

伸縮性リードを収納する際は、ロックを外して手元の収納ケースに巻き込みます。掃除機のコンセントのように勢いよく巻き込むため、注意しなければ飼い主さんの手指をすりむいてしまいます。ロックを外すと思いのほか勢いよく収納されるため、十分な注意が必要です。

⑤滑りやすい

製品によりますが、伸縮性リードはスタンダードリードと異なり、飼い主の手に巻き付けることができません。リードを収納するボックスが手元についているため、基本的に持ち手部分はハンドルを握る形で持つことになります。そのため、犬が引っ張った際などに滑りやすく、落としやすい傾向にあります。また、それなりの重さもあるため、犬の上に落としてしまった場合、それが小型犬であれば大きな怪我に繋がる恐れもあります。

伸縮性リードの使用に向いているタイミング

長いリードで散歩中の犬

デメリットでご紹介したように、広い場所でも人や自転車が通るような場所では思わぬ巻き込み事故を起こす恐れがあるため向いていません。しかし、周りに人や自転車などがいないような「見通しの良い」公園やドッグランであれば使用することができます。ノーリードにしてしまうと危険なものの、ある程度、自由に動き回らせたい場合には伸縮性リードが向いているといえるでしょう。

また、呼び戻しのトレーニングを行う際も伸縮性リードを使うことができます。短い距離から長い距離まで呼び戻しができるように、徐々にリードの長さを調整しながらトレーニングをしてみましょう。

まとめ

犬に引っ張られる飼い主

伸縮性リードは普段のお散歩での使用には向いていないかもしれませんが、使うタイミングによってはとても便利なリードです。デメリットを理解したうえで、愛犬の散歩のあったリードを選んでくださいね。

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