最近日本でもペット保険を取り扱う会社が増えてきており、主なところで10社ほどあります。
こういった保険に加入していなければ動物の医療費は全額負担が基本で、いざ動物病院にかかるとかなり高額な請求になることもあります。
ご自宅のわんちゃんのちょっとした皮膚の病気などで病院に行って、その費用の高さにちょっと驚かされた、なんて経験があるかたも少なくないと思います。
人間と違ってペット保険の加入は当然自由で、その選択は飼い主さんにゆだねられています。
ペット保険の意外な事実
では、犬を飼っていらっしゃるご家庭で、いったいどれくらいの割合のかたがペット保険に加入されているのでしょうか?
犬に限っての数字ですと、約10パーセントと言われています。思いのほか低い数字に、私は正直驚かされました。
と言いますのも、我が家の場合、生後4カ月ほどのボクサー君をペットショップ兼ブリーダーさんのところからいただいたときに、オーナーさんに勧められるがまま、主人がペット保険の加入を決めていました。
また友人がペットショップから猫ちゃんを引き取ったときも、店員さんにペット保険を勧められた、と言います。
結局友人の場合は悩んだ末に保険加入は見送ったとのことでしたが、このように多くの方が勧められるのだから、もっと多くの方がペット保険には加入していると思っていたのです。
こういった選択は正しかったかどうかは、ペットが大きなケガや病気に見舞われたかどうか、などの結果論になってしまうかもしれません。
我が家に限っていいますと、幸いボクサー君は健康なほうで大きな病気やケガはありませんでした。
約9年のあいだの契約で動物病院にかかり保険請求したのは、3~4回であったと思います。はっきり言って、赤字です(笑)!
特に大型犬の場合は保険料もかなり高額になってきますから…。
今まで支払った保険料は、あまり考えたくないですが40万円は超えているのではないでしょうか。
ペット保険に加入した参考として
単純に現状だけみると、保険には加入せずにその分ペットのために貯蓄しておけばよかった、とも正直なところ感じています。
ですが、なかには「うちの子は病気がち」と思われている飼い主さんからしたら、ペット保険に加入していて良かった、と思われることでしょう。
大切なのは、基本的なことですが愛犬の日ごろの健康管理と、その子がどういった体質なのかなど、見極めることだと感じています。