りんごとささみ入り葛餅を手作りしてみよう
やわらかぷるぷる食感の葛餅、和菓子ではお馴染みですね。本葛はとても栄養豊富で、お腹の調子を整える作用があります。
鶏ささみ挽き肉とりんごを使って、わんちゃんも美味しく食べられるほんのり甘い葛餅を手作りしてみましょう。初めてでも作りやすいレシピをご紹介致します。
それでは、作ってみましょう
材料
(作りやすい分量)
- 鶏ささみ挽き肉…100g
- りんご…正味130g
- 本葛…50g
- 水…200CC
しっかりめの葛餅に仕上がります。もう少しやわらかくしたい場合は、水の量を50CCほど増やしてください。
作り方
1、皮をむいたりんごをすりおろす。鍋に水と本葛を入れてよく混ぜておく。
2、「1」の鍋に、すりおろしりんごと鶏ささみ挽き肉を入れて、火にかける。全体をよく混ぜながら、もったりと粘りが出てくるまで2~3分ほど加熱する。
3、熱いうちに、お弁当用のケースや、ラップにくるんで室温で冷ましたら出来上がり。冷めたら、冷蔵庫で保存します。食べさせるときは、室温に戻してくださいね。
このレシピのポイント
お腹の調子を整える作用のある本葛を使った、わんちゃんも美味しく食べられる葛餅です。
栄養豊富な「本葛」と、良質なたんぱく質が豊富な「鶏ささみ肉」、甘くてさわやかな香りが食欲をそそる「りんご」を組み合わせ、ほんのり甘くつるんと食べやすい葛餅です。
こんなわんちゃんにおすすめ
- お腹の調子を整えたい
- 食欲がないので、栄養をつけてあげたい
- 身体にやさしいおやつを食べさせてあげたい
本葛について知ろう
葛の根は「葛根」とよばれる有名な生薬です。葛粉は、葛の根からでんぷんの成分を取り出したもの。じゃが芋や米のでんぷんと比較して、とても粒子が小さく、消化がとても良いのが特徴です。サポニンやフラボノイドなど栄養成分が豊富。身体のめぐりを良くして、身体を温めます。血流改善に効果があります。
整腸作用があり、とろみが胃腸を保護するので、わんちゃんのお腹の具合がなんとなく良くないなぁという時に、スープにしてあげるのもおすすめです。下痢の時や消化器が弱っている時のエネルギー補給に、とても効果があります。
本葛の選び方と使い方
本葛粉を選ぶときは、必ず「本葛100%」のものを。くず粉と書かれていても、表示をよく見るとじゃが芋でんぷんが混ざっているものが多いので、注意が必要です。じゃが芋でんぷんは、本葛の効果はなく身体を冷やします。
片栗粉に比べて少しだけ高価ですが、わんちゃんのお腹の具合が良くない時など、スープなどにとろみをつけるのにも使えます。片栗粉と同じように、倍量くらいの水で溶いて使います。小さい袋をひとつ、戸棚に準備しておくと安心ですね。
これはある日の晩ごはんです。疲れているようだったので、ビタミンたっぷりのいちご、胃腸を保護する生キャベツ、身体を温めるまぐろを使った自家製ツナ、ヨーグルトと赤キャベツとクスクスのサラダ仕立て、お腹の調子を整えるりんごとささみの葛餅など。
葛餅は持ち運べるので、環境が変わってお腹が心配な旅行やお泊まりなどの「お出かけおやつ」としても、おすすめです。
まとめ ~お腹にやさしいおやつ、心をこめて~
ご紹介致しましたわんちゃんごはん『ささみとりんごの葛餅』いかがでしたでしょうか。このおやつは、体調が悪くて食欲のなくなってしまったわんちゃんのために、つくりました。胃腸にやさしくしみこむような本葛のおやつは、つるんと食べやすく元気をつけてくれます。
愛犬の身体を整えてあげたいとき、お腹をゆっくりやすませてあげたいときにも。ぜひ本葛で美味しくいたわってあげてくださいね。
監修栄養管理士による補足
葛は穀類のでんぷんと異なり豆科の植物なので、良質なタンパク質も豊富に含まれています。