わんちゃんも大好き!レバーの特徴
肉にはビタミンAの他、B群(B1、B2、B6、他)が多く含まれており、野菜では摂取できないビタミンもたくさんあります。
中でも、レバーにはビタミンB12(コバラミン)とビタミンB9(葉酸)がずば抜けて多く、またバランスよく含まれています。
造血作用に重要なビタミンB12は体外から摂取するしかなく、またビタミンB12が効率よく作用するには葉酸が必要です。
「貧血にはレバー」の言葉通り、正肉の部分だけでなく、レバーを摂取する事は、わんちゃんの食事に用いるのは、非常に理にかなったことと言えるでしょう。
また、手作り食をしていると、小魚やひじき等でカルシウムを積極的に与える飼い主さんは多いですが、このカルシウムが亜鉛不足を起こす要因になっているケースも多いようです。
- 肉球の角質が固い
- フ毛艶が悪い、毛がパサつく、フケが出る
- 顔やマズルに脱毛がある
- 傷が治りにくい
愛犬にこんな症状はありませんか?レバーには、皮膚の新陳代謝と抗体生産にとって重要な栄養素、「亜鉛」がたっぷり含まれています。
特に、怪我をした際、換毛のシーズンには、亜鉛不足を防ぐためにもレバーを上手に取り入れたいものです。
レバーを利用する際に気をつけたいこと
1.健康で新鮮なレバーを
肝臓には、動物が生きている間に様々な栄養と共に悪いもの(飼料の農薬や抗生物質など)も蓄積されていますので、こだわれる範囲で上質のもの、新鮮なものを用意しましょう。
レバーは冷凍できますので、小分けにして常備しておくのもオススメです。
2.食べ過ぎに注意
どの食材にも言えることですが、レバーも摂取し過ぎには気をつけたい食材です。
ビタミンAの過剰摂取になるという説聞きませんか?ですが、これは犬には当てはまらないという事でも有名です。(読者の方でご存じの方もいらっしゃるかもしれません)
一応解説させて頂くと、そもそも過剰摂取による中毒は、毎日数キロ単位でレーバーを摂取する必要があり、「毎日こんなにレバーを食べる犬なんて居ない!」というオチ。
しかし、今回注目して頂きたいのは、その点ではなく、その他の点についてです。
実は、レバーには同じ鶏肉である「ささみ」に比べると、「5倍」ものコレステロールが含まれています。
また、レバー好きのワンちゃんにとって「美味し過ぎる」ため、クセにしない方がいいとの逸話も(笑)毎日あるいは1日置きにごく少量与える、週に1〜2度、正肉の代わりに取り入れるなど、愛犬の身体と相談しながら、導入スタイルを見つけて下さい。
レバーを用いたレシピ例
材料
※自家製鰯のつみれ
※※野菜(椎茸、えのき茸、にんじん、小松菜、白菜)
※サブの食材には、鰯のつみれを選びましたが、(新鮮な鰯が手に入った際に骨ごとフードプロセッサーにかけたものを小分けにして冷凍しています)青魚、しらす干し、ペット用の煮干し等、その時に家にあるもので結構です。
※※血中コレステロール値の上昇を押さえるのに有効なのが食物繊維。
うちの子は穀物アレルギーなので、食物繊維たっぷりでローカロリーのキノコ類を利用しました。
わかめやひじき等の海草類もおすすめです。
その他野菜類は、大根、ピーマン、パプリカ、キャベツ等、愛犬の身体と家の冷蔵庫と相談して選んで下さい。
作り方
鶏レバーは薄めにそぎ切りし、オリーブオイルで炒めます。
我が家では特に血抜きは特に必要ありません。
オリーブオイルが少なすぎると、中まで火が通るまでに焦げるので注意しましょう。(オリーブオイルの量が多過ぎたら、盛りつけ前にキッチンタオル等で油を切りましょう)
レバーを炒めている間に、他の食材を用意します。
調理は食材と愛犬の体質に合わせて行って下さい。
キノコ類や海草類は消化が悪いので必ず火を通し、細かく刻みます。(我が家では鰯のつみれはトースターで焼き、椎茸・えのき茸はボイルしてみじん切り、その他の野菜は生のまま細かく刻んでいます。写真の野菜類は2回分の量です)
盛りつけて出来上がり!熱い食材はしっかり冷ましてあげましょう。
美味しく召し上がれ!
==ひとくちメモ==
牛、豚、鶏、どのレバーでも栄養価大きく変わりません。
手に入りやすいもの、愛犬の好みでお選び下さい。
▼犬が食べてはいけないものについてもっと知りたい方はこちら
犬が食べてはいけないもの一覧
ユーザーのコメント
20代 女性 ひかり
うちの愛犬なのですが、肉球が固いとか、艶が悪くパサつくなど、亜鉛不足に当てはまりました。美味しく調理して、あげてみたいと思います。
30代 女性 aya
30代 女性 てっしー
40代 女性 アヤモミ
こうやって、一品を中心に紹介してくれるとこんな私にも始めやすいので、嬉しい内容でした。夫も、「いいんじゃない。レバニラ炒めの時とか、レバー多めに買ってきなよ。」と言っています。
10代 女性 ちはる
40代 女性 ぽち
おやつにレバーを作るのですが、ラムレバーが一番食いつきがいいですよ。
知り合いの子犬がどうしてもドッグフードを食べてくれないと言って相談されたときに、
私は迷わずレバーをおススメしたところ、全く食べることに興味がなかった子犬がすごい勢いで食べ始めたそうです。その後も乾燥フードと一緒にレバーをあげるようになり、健康を維持しているとのことです。
小食の犬にとっても栄養たっぷりのレバーはとてもいいと思います。
しかし与えすぎると便が緩くなったり下痢をしますので、気を付けてください。
わが家ではレバーを小さめに切りオーブンに入れて、出来たら冷まして与えています。
オーブンは弱火でじっくりと時間をかけて焦がさない程度に焼くといいと思います。
焼きレバーは人間のおつまみにもなりますので、購入するときは少し多いくらいに買っておくといいですよ。
30代 女性 38moto
場所にもよりますが、スーパーで見かけやすく購入しやすいのも豚レバーです。新鮮なもの与えるのが一番効果を得られるので、買いやすさも重要ですね。
豚レバーを与え始めてから効果があったと思う点は、やはり貧血改善です。白っぽい舌が赤みを帯びてきたことが一番大きかったです。鉄分を効率よく摂取できているのだという証明になりました。
次に、乾燥気味だった皮膚が通常に戻ってきたことです。フケが少々出るくらい乾燥していましたが、今では気になりません。鼻や肉球の乾燥も気になっていましたが、こちらも少しずつですが改善されています。ビタミンAの皮膚、被毛、免疫を高める効果が出ていると思います。その他にも、うちの愛犬は目ヤニが減ってきました。
ビタミンAは取りすぎると良くないという話を色々なところで読むことがありますが、人と違って犬はビタミンAの摂取上限量がとても高いので、毎日のように数キロのレバーを与えるというような極端なことをしなければ、さほど心配する必要はなさそうです。貧血改善であれば、愛犬の体重に応じた量を週2~3回の頻度で与えると良いと思います。予防であれば週1~2回でも効果が期待できます。毎日与えるよりも日を置いて与えた方が過剰摂取の心配もなく、わんこにとっても特別な食べ物になってくれると思います。
30代 女性 fanta
うちでは、皮膚が乾燥しがちでフケが多い愛犬のため、レバーを定期的に与えるようにしています。1パック買ってきても2.3日では食べきれないため、茹でてからカットしたものを1回分ずつ小分けにラップをし、冷凍保存しています。牛、豚、鶏のレバーで、ビタミンAが最も豊富なのは鶏だそうです。うちでは、レバーだけではなく、ハツ(心臓)も与えています。ハツもビタミンAが豊富です。
毎日の食事が愛犬の身体と健康を作っていきます。薬のような即効性はありませんが、気長に続けることで私の愛犬は皮膚状態が改善しましたよ。
30代 女性 Qoo
焼いたり茹でたりと火を通す時に漂う匂いで、瞳はキラキラ、時に涎を垂らしつつ
ご飯が出てくるまでの時間を、自分が信じている「一番お利口さん」のポーズで待っているぐらいです。
相当に好きな様子なので、カロリー・コレステロールのことも考えて、たまのご馳走扱いとしています。ちなみに、レバー(肝臓)以外にも、ハツ、スナギモなど、ホルモン系は大好きのようです。思えば、犬はもともと、肉食系の雑食。狩りをしていた頃には動物のあらゆる部位を食べていたわけですから、正肉だけよりも色々な部位を食べことが、むしろ自然の理にかなうように思います。
カルシウムや食物繊維を一緒に摂るという、提案されているレシピ、いいですね。そこまで考えて与えていなかったので、少しづつ愛犬に慣らしつつ取り入れたいと思います。
40代 女性 匿名
女性 コロ
乾燥もあるとは思いますが、レバーを食べさせてから皮膚のフケが減ってきた気がします。量を考えながら定期的に与えたい食材ですね。
女性 すもも
鳥の心臓付のレバーを良く利用します。心臓にはビタミンAが豊富ということで、皮膚と被毛の健康が気になるときに利用します。
あまり臭いのも嫌なので、一度茹でこぼしてから調理して与えています。
女性 ゴン吉
トッピングにも使えますし、細かくペースト状にしたおかゆは高齢犬にもオススメです。
50代以上 女性 ぶっちゃこ君