ペキニーズの子犬の値段は20万円台がひとつの目安
ペキニーズの子犬を迎える場合、20万円台をひとつの目安として考えるとよいでしょう。
2026年10月時点で確認できる「みんなのブリーダー」の販売実績では、直近3か月に成約したペキニーズの平均価格は約23万円です。
一方、ほかの子犬販売サイトも含めて確認すると、10万円台から30万円台で販売されている子犬がいるほか、40万円を超える価格が設定されている例もあります。
そのため、ペキニーズの値段を一律に「約23万円」と考えるのではなく、20万円台を中心に幅のある価格帯を想定しておくと、実際の販売情報と比較しやすくなります。
なお、販売サイトに表示されている価格が、そのまま迎えるまでに必要な総額とは限りません。子犬を探すときは、生体価格だけでなく、別途必要になる費用も含めて予算を考えておきましょう。
ペキニーズの値段に差が出る理由
ペキニーズの値段は、月齢や毛色のほか、性別、血統、体格や顔立ち、販売者の価格設定など、複数の条件によって変わります。
実際の販売情報でも、10万円前後で販売されている子犬がいる一方、30万円以上の価格が付いている子犬も見られます。
そのため、同じペキニーズでも価格には大きな幅があります。なかでも月齢は価格が変わる要因になりやすく、毛色によっても販売価格の平均に差が見られます。
月齢による値段の違い
ペキニーズの子犬は、月齢が進むにつれて販売価格が見直され、迎えたばかりの時期より安くなることがあります。
実際の販売情報を見ると、生後2〜3か月ほどの子犬には20万円台から30万円台の価格が付いている例が多い一方、生後半年を超えた子犬では10万円前後や、それを下回る価格に変更されている例もあります。
これは、子犬を迎えたい人から比較的選ばれやすい時期が過ぎることや、販売期間が長くなるなかで価格が見直されることなどが関係します。
ただし、月齢だけで価格が決まるわけではありません。同じ月齢でも10万円台から30万円以上まで幅があるため、「生後○か月なら○万円」といった固定した相場があるわけではありません。
白・黒など毛色による値段の違い
ペキニーズはホワイト、フォーン、クリーム、ブラックなどさまざまな毛色があり、毛色によって販売価格の平均に差が見られることがあります。
2026年10月時点で確認できる「みんなのブリーダー」の集計では、ホワイトの平均価格は約22万円、フォーンは約24万円、ブラック系は約27万円です。
この集計ではブラック系がホワイトより高めですが、毛色だけで価格が決まるわけではありません。実際の販売情報では、同じホワイトやブラック系でも10万円台から30万円以上まで価格に幅があります。
そのため、ブラックなど特定の毛色だから必ず高くなると考えるより、毛色の人気や流通状況に加えて、月齢や性別、血統、体格などが重なって価格差が生じると考えるとよいでしょう。
ペキニーズの価格が相場より高い・安い場合の確認ポイント
ペキニーズの価格が相場より高い、または安い場合は、金額だけで良し悪しを判断せず、その価格になっている理由と子犬の状態を確認することが大切です。
特に、次のような点を確認しておきましょう。
- 表示価格とは別に必要な費用がないか
- 価格が高い・安い理由を具体的に説明してもらえるか
- 健康状態や病歴、ワクチン接種状況に問題がないか
- 親犬や同腹犬について確認できる健康情報があるか
- 生体保証や契約解除などの条件が明確になっているか
たとえば、表示価格が安くても、ワクチンや健康診断などが別料金になっていれば、最終的な支払額との差が大きくなることがあります。反対に、価格が高くても、必要な費用の一部があらかじめ含まれている場合があります。
また、価格だけで健康状態を判断することはできません。実際に子犬を見て、呼吸の様子や目・鼻・皮膚の状態、歩き方などを確認し、気になることがあれば販売者に説明を求めましょう。
病歴やワクチン接種状況、親犬について確認できる健康情報なども聞いておくと、価格だけでは分からない部分を含めて比較できます。
相場より安いから問題がある、あるいは高いから健康で質が高いとは限りません。価格の理由と子犬の状態、支払総額、契約内容を確認したうえで、納得できるかどうかを判断しましょう。
ペキニーズの購入先による違い
ペキニーズを購入する主な方法には、ペットショップとブリーダーがあります。どちらが一律に安い・高いとはいえないため、価格だけでなく、子犬について確認できる情報や迎えるまでの流れを比較して選ぶことが大切です。
ペットショップは店舗で子犬を見ながら検討しやすく、ブリーダーでは犬舎や親犬について詳しく話を聞ける場合があります。それぞれの特徴を理解し、自分が納得できる購入先を選びましょう。
ペットショップから迎える場合
ペットショップは、実際に店舗へ足を運び、ペキニーズの様子を確認しながら検討しやすいことが特徴です。複数の犬種を扱っている店舗なら、ほかの犬種とも比較しながら考えられます。
店舗によっては、フードやケージなど迎えるための用品も一緒にそろえられるため、初めて犬を飼う人にとって準備を進めやすい場合もあります。
一方で、親犬を直接見られるか、どのような環境で生まれ育ったかをどこまで確認できるかは店舗によって異なります。出生地や親犬の情報、これまでの健康管理について、確認できる範囲で説明を受けておきましょう。
また、同じペットショップでも販売価格やサービス内容は異なります。表示されている子犬の価格だけでなく、迎えるまでに必要な費用や保証、購入後の相談体制なども確認して比較すると安心です。
ブリーダーから迎える場合
ブリーダーから迎える場合は、その犬種を継続して繁殖している人から、子犬の性格や成長の様子、親犬について直接話を聞けることが大きな特徴です。
犬舎の見学ができれば、子犬が過ごしている環境を自分の目で確認できるほか、親犬を見られる場合もあります。成犬になったときの体格や被毛の特徴などをイメージする参考にもなるでしょう。
ただし、ブリーダーによって繁殖方針や飼育環境、説明内容、価格は異なります。ブリーダーから直接購入するからといって、ペットショップより安くなるとは限りません。
子犬や親犬の健康管理について分かりやすく説明してもらえるか、質問に具体的に答えてもらえるか、迎えた後も相談できるかなどを確認し、信頼してやり取りできる相手かどうかを見極めることが大切です。
ペキニーズの購入価格以外に必要な費用
ペキニーズを迎えるときは、生体価格とは別に初期用品として3万〜6万円程度を見込んでおくとよいでしょう。飼い始めてからも、フードや日用品、予防医療、必要に応じたトリミングなどの費用が継続してかかります。
費用は選ぶ商品や動物病院、サロンによって変わるため、次の金額をひとつの目安として予算に余裕を持たせておきましょう。
- 初期用品:3万〜6万円程度
- フード・日用品:月5,000〜1万円程度
- 予防医療:年間2万〜4万円程度が目安
- トリミング:1回6,000〜1万円前後
迎えるときに必要な初期費用
子犬を迎える前には、サークルやベッド、食器、給水器、トイレトレー、ペットシーツ、ハーネス、リード、キャリーケースなどを準備します。
現在販売されている商品の例では、サークルは2万〜4万円前後、キャリーケースは5,000〜1万円前後、トイレトレーは2,000〜3,000円前後、ハーネスは2,000〜4,000円前後の商品があります。
さらに、食器やベッド、ブラシ、コームなどをそろえると、初期用品だけで3万〜6万円程度になることがあります。サークルの大きさや機能、用品のグレードによっては、それ以上かかることもあります。
すべてを高価格帯の商品でそろえる必要はありません。安全性や使いやすさを確認しながら、必要なものから準備していくとよいでしょう。
フード・日用品・医療などの維持費
毎月必要になる費用として、フードやペットシーツ、消臭用品などがあります。選ぶ商品によりますが、フードと日用品を合わせて月5,000〜1万円程度から考えておくと予算を立てやすいでしょう。
たとえば、小型犬用ドライフードでは2kgで4,000円台の商品もあります。ペキニーズの体重や活動量、与えるフードによって1か月に必要な量と金額は変わります。
このほか、狂犬病予防注射や混合ワクチン、フィラリア症、ノミ・マダニなどの予防に費用がかかります。動物病院の料金例では、狂犬病予防注射が3,000円台、混合ワクチンが5,000〜1万円前後です。
フィラリア症やノミ・マダニの予防薬も、犬の体重や薬の種類、投与期間によって年間の費用が変わります。これらを合わせ、基本的な予防医療として年間2万〜4万円程度をひとつの目安にしておくとよいでしょう。
さらに、健康診断や病気・けがの治療費が必要になることもあります。予定外の通院に備えて、毎月の生活費とは別に医療費を確保しておくと安心です。
トリミング・カットにかかる費用
ペキニーズは長く豊かな被毛を持つため、家庭でのブラッシングやシャンプーに加えて、必要に応じてトリミングサロンを利用することがあります。
現在のサロン料金例では、ペキニーズのシャンプーコースは1回6,000〜7,000円程度、全身カットを含むコースは7,000〜1万円前後です。
料金は地域や店舗のほか、犬の大きさ、毛量、毛玉の状態、カット方法によって変わります。毛玉取りや部分カット、薬用シャンプーなどを追加すると、基本料金とは別に費用がかかることもあります。
ペキニーズは毎回必ず全身をカットする必要がある犬種ではありません。家庭でどこまで被毛を管理するか、シャンプーだけを利用するかなどによって、年間のトリミング費用は大きく変わります。
まとめ
ペキニーズを迎えるときは、子犬の販売価格だけでなく、健康状態や契約内容、迎えた後にかかる費用まで含めて考えることが大切です。
販売価格には幅があるため、相場より高い・安いという理由だけで判断するのではなく、価格の内訳や子犬について確認できる情報を比較しましょう。
また、ペットショップとブリーダーでは、子犬について得られる情報や迎えるまでの流れ、購入後の相談体制などが異なります。価格だけでなく、自分が納得できる説明を受けられるかも確認しておきたいポイントです。
さらに、迎えた後はフードや日用品、予防医療、必要に応じたトリミングなどの費用が継続してかかります。
購入時の予算だけで決めるのではなく、その後も無理なく飼い続けられるかまで見通したうえで、自分の生活に合った迎え方を選びましょう。



