他の区からも電話や来院しちゃう病院って?
我が家の愛犬2匹は、散歩道に掛かり付けの動物病院を通らないと気が済まないので大変♪
病院嫌いのわんこも多いと思いますが、本当にその病院が、というかその先生が大好きなんです!
どんな先生なのか?!
その先生はユーモア溢れる方で、優しく丁寧に接してくれるだけでなく、常に動物の気持ちを尊重し、症状によっては投薬だけ行ってあとは経過を観察しつつ、わんちゃん自身が持っている力で自然治癒を目指しましょう、という治療方針をとってくださることも。
そして何より、通院する度にちゃんとミーティングの時間を取ってくれて、そしてどんな質問にも丁寧に答えてくれます。
ミーティングしていると病気以外のことも教えてくれます
通院している病気のこともそうですが、それ以外の日常的な事も気兼ねなく質問ができるのが、本当に心強いです。
以前、テレビか何かで犬の精神安定にクルミが良いと聞いて、先生にどれ位ならあたえていいのか確認したところ、「食べこぼしたのをちょびっとあげたりなら平気だけど、たくさんあたえたら、それこそ脂肪腫になって大変な事になるよ?何事にも適度が一番ですよ。」と教えてくれました。
こういった事も、相談できる人がいないと聞いた事をそのまま信じてしまうかもしれませんよね。
何事にも一番の良薬は飼い主さんの愛情と月日!
「分離不安の特効薬、アダプティルありますか?」とお聞きしたら、「薬の効果には個体差があるから、一概にそれがその子にとってベストです!とは断言できませんよ。普段できる限り気をかけてあげて、あとは月日が落ち着かせてくれることもありますよ。」と話してくれました。
世の中には積極的に薬を勧める獣医さんもいると思いますが、この先生は本当にうちの愛犬の事を考えてくれているんだなとしみじみ感じました。
下の子はまだまだ引っ張り癖がひどいので、私なりにジェントルリーダーで克服させようかなと思い、先生にもその事をミーティングでお聞きしたところ、「道具に頼ってしまうと、いざ!と言う時に結局同じ事の繰り返しになると思うので、そのままが一番ですよ。ましてや嫌な事があると噛みつく勢いを忘れない子なら尚更、やめた方が賢明かと思いますよ。」と言ってくれました。
本当にしつけでだめな時に・・・・
これは私が愛犬のしつけに悩んで、去勢手術を相談した時の事です。
「何事にも適度に根気よく気長に、時には楽しく教えてあげるべきですね。
古くは狼がそうであったように、親犬が教育をし立派な大人に育て上げ、それは子々孫々受け継がれ、現代の犬もそう在るべきところです。
飼い主さんの中にはどうしてもしつけがちゃんと出来ない、飲み込みが悪いと言う理由から、抜歯や声帯切除、去勢や避妊を考える方もいらっしゃいますが、確かに去勢や避妊手術は、後々年老いた時や病気になるリスクを考えたら、それはそれだとは思いますが、本当にそれが必要な事なのかをちゃんと犬達の事を考えて決めて頂きたいと思います。
最終的に決めるのは飼い主様ですから。」
と先生に、言われました。
手術は最終手段だと思ってほしい
我が家の2匹の様々な問題やしつけの事、将来の病気の事など色んな事を含めていっぱい考えて、去勢避妊手術をお願いしました。
「確かに手術によって穏やかになる場合もありますが、逆にますます暴れん坊になるかもしれません。それは個体次第です。
どちらにせよ、一度手術をしたら元には戻せないので、あくまで最終手段と考えてください。」
飼い主の私としては先生の言葉を真摯に受けとめた上で、踏み切りました。
まとめ
月並みかもしれませんが、愛犬や愛猫もしくは他のペットがケガや病気でも訪れた獣医さんに会った瞬間、“この人にお願いしたら平気!”と思える方だったら、安心できますよね。
そして、ミーティングをしっかりしてくれて、病状の説明やその他の質問にも正直に答えてくれる先生の元でなら、愛犬も元気になれると確信できると思います。
どんな問題にも真っ向から向き合い、話し合いで治療方針を決めてくださるって本当に大事な事ですね。