寂しさと不安で鳴いてしまう
家に迎えられたばかりの子犬は、寂しさや不安で夜鳴きをしてしまうことが多くあります。親犬や兄弟犬と離されてしまったこと、知らない場所に連れて来られたことなどから寂しさや不安を感じてしまうからです。
- ひとりぼっちにすると鳴いてしまう
- 人の姿が見えると鳴きやむ
などの特徴がみられる場合は、寂しさや不安による夜鳴きである可能性が高いです。
対策
- 親犬のニオイがついたブランケットを寝床に置いてあげる
- 飼い主さんや家族の誰かのニオイがついた服やクッションなどを寝床に置いてあげる
- ぬいぐるみやおもちゃを寝床に置いてあげる
- ラジオやテレビや音楽を流してあげる
寂しさや不安の対策として上記のようなものを挙げることができますが、子犬の夜鳴きは基本的には無視して大丈夫です。
子犬もいつの間にか眠ってしまいます。しかし、あまりにも鳴き続ける場合や近所迷惑になってしまうようであれば、しっかり対策する必要があります。
恐怖で鳴いてしまう
知らない場所に連れて来られ、知らない人たちに囲まれ、恐怖から鳴いてしまう子犬がいます。物音がしたり、人の気配がすることに対して恐怖を感じ、母犬を呼ぶように鳴いてしまうのです。
対策
ケージの中で過ごさせ、ケージは静かな場所に置いてあげましょう。ケージをシートやブランケットなどで覆い、暗くしてあげるのも良いです。
物音や人の気配がするとストレスになってしまうこともあるため、そっとしておいてあげましょう。場所や人に慣れることで、恐怖心による夜鳴きはなくなるでしょう。
甘えて鳴いてしまう
甘えによる夜鳴きをする犬も多いですよね。場所にも人にも慣れた頃、飼い主さんや家族に構って欲しくて夜鳴きしてしまうのです。
うちのポメラニアンは甘えによる夜鳴きがひどく、負けてしまった私はケージで過ごさせることをやめ、それ以来ずっと同じベッドで眠っています。
愛犬と一緒に寝てはいけないという意見もあると思いますが、場合によるのではないでしょうか。うちは二頭いますが、もう一頭は誰もいない部屋でなければ寝てくれませんので、寝るときは別の部屋で寝かせるようにしています。
対策その①「無視」
甘えによる夜鳴きは、ただただ無視するのが良いとされています。構ってしまうと、夜鳴きが続いてしまう原因にもなりますし、飼い主さんとの主従関係も築けなくなってしまうかもしれないからです。
私は甘えによる夜鳴きに負けてしまいましたが、それ以外でのしつけや主従関係をしっかり築くことを怠らなければ問題ないと考えています。
しかし、あまりにも甘やかしてしまうと愛犬にも悪い影響を与えてしまうだろうなと思います。
対策その②「運動・遊び」
子犬の頃はエネルギーもたくさんありますし、寝る時間になっても遊びたい子犬もいます。寝る前に運動をさせたり、たくさん遊んであげることで満足し、夜鳴きをすることなく眠ってくれることがあります。
運動不足が夜鳴きの原因になることもあるので、子犬にも十分な運動をさせてあげるようにしましょう。
トイレによる夜鳴き
トイレをしたいとき、トイレをしたときに鳴く子犬もいます。子犬のときは夜中にトイレに行きたくなってしまうこともあり、「トイレしたいよ~」と鳴く子犬もいますし、「トイレできたよ~」と知らせるために鳴く子犬もいます。
トイレが汚れてしまったことが嫌で、「トイレをキレイに掃除して~」と鳴く子犬もいます。
対策
寝る前にトイレに誘導してあげて、トイレを済ませてから寝かせるようにすると解決できることがあります。鳴いて起こしてしまうかもしれませんが、「トイレできたね」と褒めてあげると安心してまた寝てくれることもあります。
しかし、「トイレ・鳴く=飼い主さんが来てくれる」と悪い学習をしてしまう可能性もあるため、無視してしまっても良いのではないでしょうか。
まとめ
子犬の頃の夜鳴きは、成犬になるまでに自然と改善されることが多いです。
しかし、対策を行わなかったことで子犬に悪い影響を与えてしまったり、飼い主さんや家族との主従関係が築けなくなってしまったり、成犬になっても夜鳴きをしてしまうこともあります。
小さな子犬が鳴いていると可哀想な気持ちになってしまうかもしれませんが、グッと堪えて無視してしまうこともしつけのひとつなのではないでしょうか。