犬にとって台所は危険な遊び場…!入らないように対策をしよう

犬にとって台所は危険な遊び場…!入らないように対策をしよう

毎日の生活をする上で台所での作業は欠かせませんよね。しかし、台所には愛犬にとってたくさんの危険が潜んでいるのです。

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台所で愛犬が危険な目に!?

台所

台所が好きな犬って結構いませんか?理由として考えられるのは、食べ物の良いニオイがしたり、実際に落ちている食べ物を食べることができるからでしょう。

しかし、犬が好きな台所には危険なものがたくさん潜んでいます。私たちが知らないところで愛犬が危険な目に遭わない為にも、台所の危険な箇所をしっかりと把握しておきましょう。

誤食すると危険な食べ物

料理をしているとまな板から切った野菜がこぼれてしまったり、材料を炒めている時に、フライパンから飛んでいったり、意外とキッチンの下へ落ちてしまうことがあります。
そのまま気づかずに料理をしている間に、愛犬が食べてしまったというケースは多くの飼い主さんが経験しているのではないでしょうか。
私たちが普段、口にしている物の中には下記のような犬にとって害を及ぼす食べ物もあります。

玉ねぎなどのネギ科のもの

犬の赤血球に反応する物質によって、溶血性貧血や血色素尿症を引き起こす危険性があります。
コンソメも玉ねぎ成分が含まれているので、犬にとっては危険な物にあたります。

じゃがいもの芽や緑色部

緑色部は「ソラニン」というアルカロイド系の有毒物質による変化で、芽と同じ成分の毒素を持っている部分です。とても毒性が強いので、犬だけに限らず人間も注意した方が良い物ですね。

ぶどう、干しぶどう

腎臓障害に陥る可能性が高く、最悪の場合は死に至ることもあります。
ぶどうの皮が特に危険といわれています。

イカ、タコ、カニ、貝類など魚介類

消化に悪く消化不良を起こしやすいといわれています。
魚は骨が喉に刺さってしまうことがある為、危険。

生肉

寄生虫、病原性細菌等が潜んでいて中毒になる危険性があります。

ナッツ類

消化不良を起こしやすく高カロリーで油分が高いので避けた方が良い食べ物。

鶏肉の骨

魚の骨と同様に、喉に刺さってしまう恐れがあります。

人間用のお菓子

特にチョコレートは犬にとって、心臓血管や中枢神経に作用する物質が含まれており、嘔吐や下痢の症状が起きる食べ物です。酷い場合は死亡するケースもあるので、愛犬が誤って食べてしまわないように特に注意が必要です。

また、お菓子以外でも人間用に味付けされているものは基本的に塩分が高いので、こちらも注意した方が良いです。

誤飲すると危険な物

部屋

食べ物以外にも台所にはいろんな物が置いてありますよね。その中で犬にとって有害となる物もご紹介します。

人が服用する薬

飼い主さんが服用する時に誤って落とした隙に飲み込んでしまったり、薬の包装を破って食べてしまったりすることもあります。市販薬や処方薬には私たちにとって良い成分でも、犬にとっては全く異なる症状が表れたりと悪影響を及ぼす可能性が高いので、決して与えることのないようにしたいものです。

観葉植物

観葉植物を置いている家庭も多いと思いますが、犬や猫が食べないよう注意すべき植物は約200種類以上あるといわれています。そういった植物を家の中に置かないのが一番ですが、置く場合は犬の手が届かない場所に置くよう配慮しましょう。

刃物など鋭利な調理器具や食器

包丁やハサミ、フライ返しやピーラーなど台所には先端が鋭利な道具が多くあります。
万が一落としてしまって愛犬の体に当たってケガをしては大変です。

ガスコンロ・その他加熱器具

留守中に愛犬がコンロのスイッチを押して火災に発展したというケースが報告されています。
最近、普及しているコンロは従来の押しながら捻るタイプではなく、ボタンをそのまま押すことで点火するので、大型犬が前足をコンロにかけたりすることで押せてしまうのです。

愛犬が台所に入らないためには

犬用ゲート

台所がいかに危険な場所かということがわかったところで、次にどうすれば愛犬をその場に立ち入らせないようにするかが問題となってきます。

一番効果的な方法は、立ち入り禁止の場所へ防止柵を置くことです。物理的に台所への侵入を防げるので、早く効果が出るはずです。柵といっても開閉式などではなくとも、人が跨げるぐらいの低い柵やつっぱり棒などでも良いでしょう。

理想はそういった柵がなくても愛犬自身が「あそこは入ってはいけない場所」と認識することです。
柵がある状態で入ることを戸惑ったり、入る素振り自体がなくなったりすれば、少しずつ柵を設置する時間を少なくしていきましょう。

万が一、入りそうになった場合は「NO」と指示語で入ってはいけないことを伝えます。

まとめ

犬と飼い主

いかがでしたでしょうか?年末年始は台所での作業が多くなる季節でもあります。人もたくさん集まる家であれば、人間が気づかぬ間に愛犬が危ない目に合っている可能性があります。

愛犬の身は飼い主である私たちが守ってあげましょう。

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