公共バスの中で置き去りにされてしまった1頭の犬の奇跡!

公共バスの中で置き去りにされてしまった1頭の犬の奇跡!

イギリスで公共バスの中で犬が1頭置き去りにされてしまうという事件が起きました。この犬を連れてバスに乗った男性2人は犬をバスの中に置き去りにしてバスから降りてしまいました。この事件をSNSに投稿したところ、驚くべき真実が発覚したのです。

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公共のバスの中で置き去りにされてしまった1頭の犬

イギリスのロンドンで信じられないような事件が起こってしまいました。
イギリスの公共のバスは、日本のバスとは違い大型犬でも利用ができる様になっています。イギリスの愛犬家達の皆さんは、愛犬と一緒にバスに乗ってお出掛けを楽しんだりしています。

朝の9時30分頃、スタッフォードシャー・ブル・テリアと一緒に2人の男性がバスに乗りました。イギリスでは当たり前の光景でもあるので、バスの運転手のポール・マックさんは、特に気にしていなかったそうです。

マックさんが暫くバスを運行していると、バスの後ろの席に犬が1頭ポツンと置き去りにされている事に気づきました。マックさんは、慌てて飼い主を確認するために5分間だけ、バスの運行を停め飼い主が近くにいないかを確認をしましたが、飼い主の姿が見えません。

ロンドンのバスは、都内と一緒でバスの運賃は前払い制になっています。その為、自分の降りる停車場所で後方の扉から下車する事が可能になっています。

今回、犬と一緒にバスを利用した男性2人も、バスの運賃を前払いしてバスの中に犬だけを置いていき、バスを下車したと思われます。

その為に、マックさんは犬が置き去りにされている事に気づくのが遅れてしまったのです。犬は、その日の運行が終わるまでバスの中で大人しくジッとしていました。

マックさんはバスの運行が終わると、急いで犬の元に近づいていきました。犬は、近づいてきた彼の顔を悲しそうな目で見つめました。体はブルブルと震えており、その場から動こうとしませんでした。

マックさんはその犬を自宅に連れて帰る事を考えましたが、勤めるバス会社に相談をしたところ、「万が一、犬に噛まれてしまったとしても労災として認められない」と言われてしまった為、その日はバスの中で犬と一緒に過ごす事にしました。

マックさんは犬に水と御飯を用意してあげ、犬の不安を少しでも和らげようと優しく声を掛けながら、バスの中で過ごしました。

そして、マックさんは犬がバスの中に置きざりにされてしまった事を自身のFacebook上に投稿しました。そして翌朝、置き去りにされてしまった犬を連れて動物保護施設に行き、犬と別れました。

マックさんの投稿は色々な人達によって拡散されました。それがきっかけで、今回の出来事に隠された事実が判明したのです。

マックさんのSNSにより判明した置き去り犬の事実

拡散されたマックさんのSNSの投稿を見て、数日後に1人の女性が「自分が犬の飼い主だ」と名乗り出ました。そして、置き去りにされてしまったは「ボストン」という名前の犬だという事が判明したのです。

その女性は、パウリーナさんと言います。彼女の話によると、ボストンが置き去りにされる数日前、ボストンと一緒に散歩をしている時に、少しだけ目を離してしまったそうです。そして、その隙にボストンは脱走をしてしまっていたのです。

パウリーナさんはボストンが脱走をしてしまってから、近辺を探しても見つからず、インターネットで情報を探していたそうです。その結果、マックさんの投稿に辿り着く事ができたそうです。

そう、犬と一緒にバスに乗車した2人の男性は、本当の飼い主ではなかったのです。

スタッフォード・ブル・テリアは、とても頭が良く、飼い主に従順で明るい性格の持ち主です。男性2人は、犬を拾ったのはいいですが、自分達に犬が懐かなかったのでバスの中に置き去りにした可能性があります。

ボストンが脱走した後、パウリーナさんはかかりつけの動物病院に急いで相談をしたそうですが、マイクロチップが装着されていない為、ボストンを捜索する事が困難な事だと考えられたそうです。マイクロチップをボストンに装着しなかった事をとても後悔したと語っています。

2016年4月以降、イギリスではマイクロチップの装着が義務付けられています。ボストンにマイクロチップが装着されていれば、こんな可愛そうな犬の置き去り事件が発生しなかった可能性があります。

無事に飼い主さんの元に帰る事が出来たボストン。それにしても、この出来事は奇跡が重なりあって起きたとしか考えられません。本当に飼い主さんの元に帰る事が出来て良かったですね。

パウリーナさんには、8歳の男の子のフィリップ君と3歳の女の子のゾフィアちゃんという2人のお子さんがいます。無事に大好きな家族の元に帰れたボストンは凄く嬉しそうです。

まとめ

マイクロチップですが、日本ではまだ義務化されていないそうです。しかし、犬の盗難や迷子のお話を聞いているとマイクロチップを装着した方が安心して生活を送る事が出来ると思います。今回の様な可哀想な犬の事件を見ているとマイクロチップの装着は、必要な事なのかもしれないと考えさせられます。
皆さんも、愛犬と自分自身の安全と安心の為にマイクロチップの装着を検討してみてはいかがでしょうか?

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