『パピースクール』という言葉を聞いたことがありますか。日本ではしつけ教室でしょうか。
私は愛犬を迎えると決めた時、ブリーダーさんから強く勧められて通うことを決めました。
では、パピースクールとはどのようなところなのでしょう。
パピースクール
子犬のときの経験は今後の犬の行動に影響を与えます。そのため犬を迎えたら早くからトレーニングをすることが必要です。
パピースクールは、生活に必要な社会性やコミュニケーション能力を学ぶところです。
今回受講したスクールは「PETBARN」という大型ペットショップが開いており、オーストラリア国内に30箇所以上のトレーニングセンターを持ち、900匹以上の犬の卒業実績があります。
始める前に
まずは早めの申し込みが必須です。クラスは少人数制のため私はブリーダーさんから犬を受け取る前から予約を入れてました。
スクール日が近づいてくると、犬のフードの好き嫌いや散歩時間や回数、社交的か、人に飛びつくかなどを質問用紙に記入して提出します。
スクールは1週間に1度1時間、ペットショップの閉店後を利用して、資格を持つトレーナーさん2人による4週間コースです。
飼い主さんのお仕事後に来れるよう夜7時からなので犬はお腹がすいているはずですが、クラス前にフードを与えないことが約束です。
理由はこの空腹を利用して、クラスではおやつを与えながらしつけをするためです。
では、ドッグマットとお気に入りのオモチャを持って向かいます!
受講が可能な犬
受講が可能な犬は、8週~16週の子犬であること、ワクチン、ノミダニ予防の記録を持参できることが条件となっています。
何を学ぶのか
愛犬のマナーと行動が基本です。
お座り、離せ、呼び寄せ、またリードをつけて歩くなどを学びます。
そして噛む、飛びつく、分離挙動、興奮などの問題行動の解決策も教えてもらい、しつけ以外にも夜泣きやトイレトレーニングなどのアドバイスもしてくれます。
週により異なるプログラム
1週目
基本のマナーと行動、犬の気持ちの見分け方について、お座り、離せ、噛む問題行動の対策とアドバイスを学びます。
2週目
リードをつけて歩く練習と新しい環境や経験の学習、飛びつき対策、呼び寄せ、ふせ、挨拶や社会化のアドバイスを学びます。
3週目
グルーミング、ケア、栄養面、犬のシャワーについて。フードの正しい与え方について学びます。
パピースクールにも慣れてきて、犬はスクールに行けば遊べる事を覚え自分から楽しもうとする時期だそうです。愛犬も車に乗るとワクワクするようになりました!
4週目
犬の法律、暑さのケア、犬のお留守、去勢や有毒物、今後与えるべき薬について学びます。
その後は卒業式です!卒業証書とおもちゃのプレゼントを貰い終了です。
※現在内容が異なる場合があります。
クラスの様子
トレーナーの方は毎週自身の犬を連れてきて色々見本を見せながら、わかりやすく教えてくれます。
復習をすること、またトリックを1つ出来るようになどの宿題が毎週6,7個出ます。
栄養面、救急療法、去勢などについて獣医師に質疑回答の時間もありますが、個人的に聞きたい場合はクラス終了後も教えてくれます。
料金
4回の授業で600オーストラリアドル(約49,000円)です。
多い日には5匹の子犬が同じクラスを受講していましたが、欠席もいるため通常は2~3匹でした。
また 犬を褒めるときに使うおやつ、テキストブックが含まれます。
どうでしょう、少しお高めでしょうか...
さいごに
あっという間の5週間でしたが、しつけや噛み癖など愛犬を迎えてから悩んでいたことを質問し全て解決しました。また大きさや犬種に関係なく一緒に学ぶため、サイズ別のドッグランなどでは体験できない社交性が学べることも良い点ではないでしょうか。
実際、愛犬が学ぶことより飼い主が学ぶことが多いのが事実です。もちろん愛犬にとっても良い経験になったのは間違いないと思います。スクール後は疲れと楽しさで満足げにぐっすり寝てました!
パピースクールへ行くことにより飼い主さんは少し多忙になりますが、子犬の時期限定のものと考えて、利用してみるのもいいかもしれませんね。
ユーザーのコメント
40代 女性 Polly
卒業時には同じく賞状とおもちゃ、続きのクラス(ティーンパピークラスやベーシックマナークラス)で使える20ドルのクーポンをもらいました。