愛犬とキス♡ でも、注意しなければならないことが・・・。
愛犬が人間の顔を舐めてくれるのは「愛情表現」であると言われています。愛犬とのキスは愛情表現でもあり挨拶でもあるため、自然とキスしている人も多いのではないでしょうか?
でも、愛犬とのキスには危険がたくさん潜んでいるんです!大切な家族の健康や安全を守るためにも愛犬とのキスには注意が必要です。
その1:感染症
犬などの動物のお口の中には「カプノサイトファーガ属菌」という細菌がいます。
過去の事例として、愛犬と遊んでいる際に腕を噛まれ、擦り傷程度だしいつものことなので傷の手当てをせずに放っておいたことから、細菌が飼い主へ感染(発症)。その後、重症となった飼い主が亡くなるという事故も起きています。
愛犬のお口の中にいた細菌が傷口から感染してしまったことが原因だったのです。
カプノサイトファーガ属菌は犬などの動物の口の中には常に存在しています。どんなにお口の中の衛生管理を行っていても細菌がいなくなることはありません。
噛まれたり引っ掻かれたりしなければ大丈夫だと思っている方もいらっしゃるようですが、愛犬とキスをすることで人の口の中にも細菌が入り、そのままカラダの中へ入っていってしまう可能性があります。
発症してしまうと、発熱や腹痛や頭痛などの症状が現れます。風邪や疲れだと勘違いしてしまう症状ですよね。その症状が重症化すると敗血症や多臓器不全へと進行してしまう可能性もあり、とても危険です。
感染しても発症してしまうケースは稀ですが、人間の免疫力が低下していることも発症の原因になります。そのため、免疫力が低下している高齢者の方などはとくに注意が必要です。
その2:犬の歯周病に・・・
愛犬とのキスが原因で、人間が犬の歯周病になってしまう可能性があります。
犬の口の中にはたくさんの細菌が存在し、愛犬とのキスの際にその細菌が人間の口の中へと侵入してしまうことがあります。そこから歯肉炎や歯周病など、口の中のトラブルを起こしてしまうことがあるんです。逆に人間のミュータント菌が犬に感染する可能性もあります。
はじめのうちは「歯肉炎」程度で済むのですが、何も治療をせずに放っておけば「歯周病」へと悪化します。さらにそのまま放っておくと、歯を失ってしまうことだってあるんです。
犬の口の中にはたくさんの細菌がおり、歯肉炎や歯周病を患ってしまっている犬がとても多いとされています。犬の唾液は人間の唾液よりも殺菌力がとても強いと言われていますが、それでも、愛犬が苦しむことのないように口の中の衛生管理をしっかりと行ってあげましょう。
その3:おねだり癖がつく
犬の本来の姿や祖先のことを想像してみてください。
子犬は母犬や父犬の口の周りをペロペロと舐めます。これは、食べ物を吐き出すようにお願いする行為です。母犬や父犬は食べ物を探しに出ますが、食べて持ち帰り吐き出すことで子犬へと与えるのです。
愛犬が飼い主の口元や顔を舐める行為は、愛情表現や挨拶でもあり物乞いにも由来しているのです。
キスをして甘えてくる姿はとっても愛しいですが、キスの後におやつなどを与えてしまうと、おねだり癖がついてしまう可能性もありますので注意しましょう。
まとめ
普段何気なくしている「愛犬とのキス」ですが、危険なことが潜んでいたんですね。
犬の細菌に感染しても人間の免疫機能によって細菌を攻撃することができますが、免疫機能が低下しているときは発症の可能性もありますので注意が必要です。
だからと言って、愛犬が舐めてくれるのを拒むのは心苦しいと思います。細菌の感染を防ぐためにも、歯みがきなどで愛犬の口腔内の衛生管理をしっかりすることも重要ですね。
ユーザーのコメント
女性 悠里
かといって、特に甘えん坊盛りのパピー時代とか、お留守番の後とか、マッサージが嬉しい時などなど、愛犬がスキンシップを求めて行なう「舐める」行為は自然現象に近いものでもあるので、完全拒否するのも心苦しいのが、本音でもあります。
我が家では、顔や首回りはファンデーションや日焼け止めを塗っている場合があるので避ける、帰宅後や愛犬と触れ合いを行なう前は、肘から指先までをしっかり石鹸で洗い、終わった後もすぐに石鹸で洗うということだけは最低限行なっています。
40代 女性 トマト
30代 女性 ひまわり
20代 女性 あめたま
ワンちゃんとのスキンシップにもなるし頻度が低ければ問題ないかな…という軽い気持ちでしてしまった事もあります。
ですが、人と人がキスをすると虫歯菌や歯周病菌が移ってしまうように犬と人がキスをするとばい菌が互いに移ってしまう可能性が高いです。
人も犬も哺乳類なので、粘膜接触は気をつけた方が良いでしょう。
しかしながら、くしゃみや会話による飛沫感染に関しては必要以上に神経質にならなくても良いと思います。
ワンちゃんにとって飼い主の愛情となるスキンシップはとても大切なので、粘膜接触によるお口のトラブルの回避のために愛犬と接する時間を削る必要はありません。
したがって、必要以上にキスをしなければワンちゃんのお口のトラブルに関しては特に神経質になる事もありません。
女性 ごんた