プロローグ
皆様!こんにちは!ども!わんぱぱです!4月に入りましたね~。入学シーズン、お花見シーズン、そして新年度!寒さが和らぎ世間が一気に動き出す季節ですね♪僕は何故だか昔からお花見が苦手なんですよ(汗)
京都は、この時期から観光客やお花見客でごった返し、観光地近くは道路渋滞がすごいことになります。しかし美しいので、皆様も是非京都に遊びにおいでください♪
さて、突然ですが皆様、愛犬に忖度(そんたく)してますか?(笑)
今が旬の忖度♪「相手の心をおしはかる」という意味ですよね。正に、リハビリストの僕の目指すところです。しかしこれは、認識を間違うと犬は「小さな親切大きなお世話」になるんですよ(笑)
『犬が感じる優しさや愛情と人間が優しさや感じる愛情は異なります』
ここがポイントなんです!つまり『概念』がちがうんです。だから、人間の概念で犬に満足してもらうには限りがあるんです。良い食べ物を与えて、良い服着せて、良いベッドで寝かせて、自由に振る舞ってもらってもあまり意味がないんです。まぁそうしてりゃ、立派な「お犬様」が誕生致しますが(笑)
犬の本質で言えば、犬は「欲求が満たされれば」満足し、それを愛情と捉えます。そりゃ、人間だってそうなんですけどね(笑)。じゃあどうよ?ってことなんですが、犬は体力発散とルールに重きをおくんですね。だから飼い主さんとしては、そこをメインに組み立てていけば、より一層ハピドグライフがランクアップする訳なんです♪
人間の子供のような感覚、錯覚は絶対ダメ!とは言いません。そりゃ可愛いですもんね~♡でもね、ポイントを知って押さえておいてください!そしてメリハリある接し方をしないと犬には伝わりません。ちょっと耳の痛い辛辣な言い方をしますが、お許しを。
人間の優しさは犬にどう認識されているか?ただ一言!『弱い』と思われているんです。
つまり「リーダーとしてはどうよ?俺の方が上じゃね?」ってなるんですね。さて今一度、愛犬と向き合って「犬的忖度」を実践してみましょう!
はい!では、Lesson18と参りましょう♪
Lesson18~噛んで良いもの悪いものの巻~
噛んで良いもの、悪いもの
犬は物を噛んで、歯や歯茎、あごの健康を保ちます。単に楽しくやっている場合もありますが、新しく歯が生えてくるときの炎症や痛みを和らげたり、不安やストレスを解消したりするためにも噛みます。
また、物をくわえて運んだり、何か確認するために噛んだりすることもあります。つまり、犬は自分の周りにあるものをすべて、「何だこれ?ちょっと噛んでみようっかなぁ♪」と思っていると考えてよいでしょう。
『犬が物を噛むのは当たり前で必要な事です』
私たちが本を読んだり、テレビを観たりするのと同じように、犬にとって身の回りにあるものを噛むのは、暇つぶしのとき、またひとりで楽しむときのいたって正常な行動と言えるんですね。そのため、何も教えなければ、たとえ高級な家具であっても愛犬は悪気なく噛んでしまうでしょう。大切なのは、噛む行動を全て止めさせるのではなく、噛んでも良いものだけを噛むように教えることなんです。
噛まれては困る物を噛ませない
まずは、噛まれては困る物に愛犬を近づけないようにしながら、決まったオモチャを噛む習慣を身につけさせます。先ず、愛犬の個室を作ります。畳ほどをサークルで囲み、その中に、クレート・トイレ・新鮮な水・食べ物を詰めた噛むオモチャを2~3個置きます。
オモチャ以外には、愛犬が噛める物を一切置かないようにしてください。飼い主が外出するときは、愛犬をこの愛犬専用の部屋に入れます。このように、パピーの行動を制限することで、飼い主の大事なものを噛まれてしまうことを防げるだけでなく、他の場所での排泄失敗を防ぐことができます。 (詳しくは、「トイレトレーニング基本編」をご覧ください。
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わんぱぱのドッグレッスン♪ Lesson12~トイレトレーニング基本編の巻~
噛むオモチャを好きになってもらう
噛むオモチャを噛むことが好きになれば、靴や机の脚など他の物への興味が少なくなってきます。愛犬がオモチャを噛んでいるときに「いい子だね~♪」とほめてあげましょうね。また、隠して探させる、引っぱりっこするなどして一緒に遊んであげるとさらにオモチャが好きになるでしょう。
噛むオモチャの種類とレシピ
噛むためのオモチャは、壊れにくく、中が空洞で天然素材のものにしてください。飲みこんでしまわないために、サイズに迷ったときは、大きめのサイズのものを選んでください。オススメは、天然ゴムでできたコングなどです。 1日にあたえるフードを量り、それを2~3個の噛むオモチャに分けて詰めます。
少し手間がかかりますが、噛むオモチャが大好きになって、他の物を噛む心配がなくなるまで、食事は食器からではなく、噛むオモチャに入れてあたえてください。もしくは、トレーニング中にごほうびとして手であたえてください。パピーが成長したら、乾燥肉や乾燥骨、またガムなどの固いおやつをあたえても良いでしょう。ただし、あたえ過ぎないように注意してくださいね。
オモチャレシピ
①基本メニュー
ジャーキーやチーズなど、犬の好物をコングの奥に詰めます。残りの空いたところにぬるま湯でふやかしたドライフード、または手作りフードを細かくしたものを入れます。さらに、これを凍らすと中身が一度に出てこないので、愛犬も長い時間をかけて楽しむことができます!
②スペシャルメニュー ~基本メニューでは食べてくれない愛犬のために~
コングの内側にクリームチーズ、レバーペーストなどを塗ると効果的!(ただし、これらの食品は犬にとって塩分が強すぎるので、なるべく犬用のものや減塩のものを選び、できるだけ薄く塗るようにしてください)また、愛犬が大好きなおやつでコングに蓋をし、その上にクリームチーズを塗るといった方法も効果あり♪
このスペシャルメニューで愛犬が積極的にコングを噛むようになったら、基本メニューに近づけていきましょう! 噛むオモチャを噛むようになって、トイレの場所がわかるようになったら、部屋の中で自由に過ごさせることができるようになりますよ。
噛んで良いもの、悪いものを教えることは愛犬と末長く暮らす上で、とても重要課題です。僕は『逃げのしつけはその場しのぎです!』といつもクライアントに言っています。つまり、犬がいるから生活様式をコロッと変えることはやめましょうと言っているのです。
「観葉植物に悪さをするので置けなくなったんです」「破壊されるのでリモコンや小物は高い所に置いています」「延長コードとか充電器の線は床に置けません」などよくお聞きしますが、犬に合わせて部屋をセッティングするということはそのエリアは愛犬主導ということなんです。
それで良いとお考えなら「どうぞご自由に♪」と何も言うことはありませんが、本当にしつけしたいのであればその観葉植物やコードや家具を噛まない様に愛犬に教えてあげるのが本当の「しつけ教育」だと僕は考えます。気持ちは解るんですよ。
人間の概念で測ればそうなるのかもしれません。赤ちゃんなんかはそうですもんね。危ない物は「手の届く所には置かない」的な。しかし基本は人間主導であり、飼主さんのポリシーやライフスタイルがあり、それに沿って愛犬と理解しあい共に歩むことがバピドグライフの原点なんですね~♪僕だって過去に買ったばかりの靴とか帽子とか幾つ破壊されたことか(泣)
では、今回はこの辺で!お付き合いありがとうございました。今回でハウトゥー編(方法論)は終了します。次回より、いよいよ本当の意味でのコラム、言いたい放題が始まりますのでよろしくお願い致します♪
わんぱぱに質問です!
匿名さん
4日前に3ヶ月のコーギーの女の子を迎えました。ファーストコンタクトは、先住犬がちょっとだけ匂いを嗅いだ後、ずっと嫌がる感じで玄関の隅に行ってしまいました。仔犬ちゃんはスグに我が家に慣れて暴れまわり、先住犬にちょっかいかけてます。先住犬は今まで自由に生活していたリビングにはほとんど入らなくなってしまい、玄関、洗面所、廊下、そしてベッドが置いてある和室のみでの生活です。
仔犬はリビングで、サークルとフリーの時間は半々にしてます。フリーの時に二匹を自由にさせてますが、あまりにしつこく先住犬に吠えまくり毛に噛み付いたりし続けると、玄関からお庭に出して〜と先住犬がドアをガリガリしだしますので、仔犬をサークルに戻ります。
仔犬はまだ散歩が出来ないのですが、先住犬とだけ散歩に行くと、先住犬は帰宅を嫌がる様になりました。庭に出しても、なかなか家の中に入ってきてくれません。リビングに仔犬を入れて、廊下と玄関に居ない事をしっかり教えて(見せて)から、ようやく入ります。そのまま仔犬入室禁止の和室に直行。直ぐにご褒美おやつをあげます。
今は、時間を分けて、仔犬をサークルから出してる時に沢山仔犬と遊んで、サークルに入れて寝かせてる間に、和室で先住犬に沢山構ってあげてます。9時に主人が帰宅するので、その時間から夜はリビングで仔犬と主人。私は和室で朝までずっと先住犬と一緒にいます。
先住犬が嫌がっても、もっと2匹を一緒にいさせるべきでしょうか?このまま、先住犬はストレスでどうかなってしまうのではないかと、不安です。何卒、何卒アドバイスよろしくお願い致します。
わんぱぱアドバイス!
なるほど!匿名さん、ありがとうございます。事情はよくわかりました。お悩みなのはわかります。
多頭飼いの極意は「犬達に任せる」事です!
ある意味人間の入り込む余地の無い犬の本質です。先住犬は、もうすぐシニアの6歳(人間年齢50歳前後)で群れの中ではリタイヤする時期、一方パピーは3ヶ月齢(人間年齢10歳前後)とこれからだー♪という精神状態。犬の世界にもジェネレーションギャップはありますからね。先ずそこから理解しましょう。
先住犬がちょうど、僕と同世代ですがやはりいきなり小学生の子を「仲間だよ♪仲良くしてね♪」と言われても「えーマジで!しんどいよ~」ってなりますよね。でもそこは人間と犬の違いで、犬は群れの中では寛容に振る舞う術が備わっています。
犬を信じ、神経質にならず、そういう不安や心配エネルギーを飼主さんが出さない、「しっかりしてよ!あなた達で勝手にやりなさい!」ぐらいがちょうどですね。
老犬は経験値から『平穏と威厳と風格』を重んじますし、パピーは『好奇心MAX』なので「遊ぼうよ♪遊ぼうよ♪」と寄ってきても「黙れ無礼者!若造が気安く触るな!」みたいな感じですよね。良い点はパピーは先住犬を観察しいっぱい学ぶんですね。
そういう意味では、一緒に過ごさせることはとても有意義なんです。飼い主さんとして、そういう事柄を理解した上で、先住犬の体力などを考慮し、ご家族に合ったライフプランを立てられてはと思います!
大丈夫ですよ(笑)うちのクライアントさん達も皆、多頭飼いの悩みを乗り越えられましたよ♪そこが犬の素晴らしいところですから。
では、今日はこの辺で♪今回は1件だけですみません。皆様のお悩み改善のヒントになれば幸いです。ありがとうございました!本当に沢山のご質問を頂き、感謝致します!
1日も早く愛犬の改善をしたいと願う方ばかりなのに、まだお答えすることができていない皆様には、大変ご迷惑をお掛けし申し訳ございませんが、順次回答させて頂きますのでご理解の程、お願い致します!
今週のチョコっとアドバイス♪
褒める
僕はいつも愛犬を正す、叱る事ばっかり書いています。僕は暴力肯定派ではありませし抑圧派でもありません。なぜ、口を酸っぱくして言うのか。それは、あなたの意思を愛犬にしっかり伝えて欲しいからなのです。つまり、愛犬をちゃんと叱っているつもりでも、叱れていない飼い主さんが多いからなんです。
今日のチョコっとアドバイスはその逆で「褒める!」についてご説明します。
規律を教える上で叱る事は本当に大切です。しかし、褒める事はもっと大切なんですね。叱る回数は出来る様になると減ってきます。すると、比例して褒める回数も減ってきます。これは、良くない事なんです。
褒める回数はそのままでいて下さい!そして生涯褒め続けてあげて下さい!
仮に叱るが1なら、褒めるは3の割合がベストです。そして叱るが0になっても、褒めるは3にしましょう。もし、叱るが1で褒めるが1なら、愛犬は警戒心ばかり強くなります。犬は「褒めて伸びるタイプ」です!覚えておいて下さいね♪
エピローグ
今回も最後までお付き合い頂きありがとうございます。先程も書きましたが、今回でハウトゥー編は最終回です。早くも18回目を迎えることができましたのも、ご覧頂いている読者の皆様のおかげだと心より感謝致しておりますm(_ _)m
また、たくさんのご質問も賜りとても嬉しく思っております。次回からはプロローグを無くし、僕が考える色々なテーマについてお話し、わんぱぱに質問です!とチョコっとアドバイスとプチリニューアルしてお届けしたいと考えております。
もう少しコンパクトに!今までよりは短めにしますね(笑)ご質問が溜まっているので頑張らねば(笑)お待たせして本当に申し訳ございません!では今日はこの辺で失礼致します♪ ありがとうございました!
引き続き皆様のご支援、ご指導よろしくお願い致します!皆様!ハピドグライフを楽しみましょうね♪今回の掲載写真もハッピードッグライフクラブのメンバー様のご提供により、愛犬お写真を掲載させて頂きました♪皆様本当にありがとうございました♪
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40代 女性 ちびママ