プロローグ
皆様!こんにちは!
ども♪わんぱぱです!いつもありがとうございます♪
まだまだ寒いですねぇ、僕が住む京都ではチラホラ雪が降りましたが、皆様は寒さに負けないで、愛犬とお元気でお過ごしでしょうか?
今日は愛犬のしつけやトレーニングで大切な、「ご褒美」について僕の考えを少しお話しさせて頂きます。
犬が褒めて伸びるタイプなのは、過去のコラムでも何度もお話させて頂いたと思います。
「よしよし♪お利口だねぇ♪」と優しい言葉のシャワーももちろんご褒美の一つですが、現実主義の犬族はやはり食べ物に目がありません。
そうです!やっぱり一番はご褒美オヤツですよね!
おもちゃもありますけど、でもよくある飼い主さんあるあるのお悩みで、「これってオヤツをあげすぎ?」「太るんじゃない?」と不安になり、よくそういったご相談をお受けします。
でも僕はそんな時はいつもこうお答えします。
「どんどん使いましょう♪食事の量を調節すれば太る心配もありませんよ〜」と。
なぜなら、オヤツを食べさせるというより『集中力を高めるルアー効果』だと思ってほしいからです。
犬の本質として、集中力が長く持続しないという性質があります。
それをより長引かせ、刮目させるには最適のルアーなんですね。
だから何かを教えてあげる時は必須なんですよ♪
注意点としては「頻度」です。
最初は毎回、ある程度習得したら3回に1回、5回に1回と減らすことです。
それともう一つ重要なのが、おやつのランク分けです。
Sランク、Aランク、Bランク、Cランクと分けるんですが、普段はBランク、Cランク、特別に褒めたい時はAランク、そしてプレミアムのSランク♪
これも効果抜群ですよ!
そして、『しつけ中は常にポッケにオヤツを入れておき、お利口さんの時すかさず与える』と、飼い主さんにはこういう心構えを持って頂きたいとものですねぇ♪
最後に、「愛犬を1叱ったら3褒める!叱らなくても3褒める♪」実践して下さいね。
はい!ではLesson12と参りましょう♪
Lesson12 トイレトレーニング基本編
愛犬はトイレの場所をしっかり覚えてきたでしょうか。
パピーに間違ったところで排泄させてしまうと、すぐに悪い習慣として定着します。
特に室内でパピーがトイレを覚えないまま成長すると、悪夢のような生活が待っていますねぇ。
トイレトレーニングを成功させるコツ!
- その1 トイレの場所を教える!
- その2 覚えてくれないと諦めず覚えるまで諦めず取り組む!
この2点が1番我慢や根気のいる難しい作業ですが、1番の近道でもあるのです。
飼い主さんのライフスタイルに合わせプランを練り上げて、作戦決行!そして続行しましょう!
トイレの場所を教える
家にパピーが来たその日にまずはトイレの場所を教えましょう。
ワンコは自分の寝床をできるだけ清潔に保とうとします。
また、同じ材質の所(肉球の感触で覚えます)に排泄しようとします。
これらの性質を利用した、トレーニングでトイレの場所を教えることができます。
しばらく狭い寝床に愛犬を入れて排泄を我慢させ、外に出したとき確実にトイレシートの上でさせるようにします。
寝床にはいろいろなタイプのものがありますが、クレートは中が巣穴のように薄暗く、愛犬がひとりで落ちついて過ごすための環境として最も適しています。
大切なことは、正しい場所で排泄をしたときに必ずご褒美をあげる、褒める、そしてトレーニングの初段階ではクレートに愛犬を1時間以上閉じ込めたままにしないということです。
この時間が長すぎたために、愛犬が我慢できずクレートの中で排泄してしまうと、悪い癖がついてしまい、トレーニングやり直すのが難しくなります。
パピーは成長に伴い、徐々に長時間排泄を我慢するようになるため、確実に1時間我慢できるようになったら、1時間半、2時間…というように、クレートの中に入れる時間を徐々に長くしていきましょう。
また、寝起きや食事の後、活発に遊んだ後はパピーが最も排泄をしやすいベストタイミングであるため、必ずトイレに連れて行きましょうね。
こんな時はどうする?
万が一、クレートの中に排泄の跡を発見したら、愛犬にかまわずにだまって掃除、消臭します。
排泄をしてしまってから時間が経っているので、たとえ発見したときに叱っても、愛犬は何がいけないことなのか正しく理解することができませんから、クレートの中での失敗後は、愛犬をクレートの中に入れる時間を少し短くして、次の失敗を最大限に防ぎましょう。これは根比べですよ〜。
また、クレートから出した時、トイレ以外の場所で排泄しようとしたら「ダメ!」と言って愛犬の注意を引き、愛犬が一瞬排泄を止めたら急いでトイレに連れて行きます。
そしてその後クレートに戻します。
クレートを使ったトイレトレーニングの手順
①フード入りのオモチャを使ってパピーをクレートの中に誘う
②クレートの中でオモチャで遊び始めたらそっと扉を閉める
③1時間たったらトイレまで連れて行き、扉からパピーを入れる
④パピーが排泄をするまで静かに待つ
A、排尿排便したら⇒素早く褒めて、おやつをあげ、遊んであげる⇒しばらく遊んだ後、クレートに戻す。1時間毎にトイレに連れて行くを繰り返す。」
B,3分待っても何もしない⇒一度クレートに戻して再び30分後にトイレへ
理想としてはパピーが散歩に行ける月齢になったら、必ず散歩の前に排泄させるようにしましょう。
もし3分待って排泄しなければクレートに戻し、30分後にもう一度トイレに連れて行きましょう。
その時ちゃんと排泄したら、褒めてご褒美をあたえてから、散歩に連れて行きます。
「トイレしなければ散歩無し」とルールを決めれば、ワンコはクレートからでるとさっさと排泄するようになりますね。
この方法で散歩に行く前に排泄をさせれば、気軽に散歩できるようになります。
パピーの“VIPルーム”を作る
家を留守にするときや愛犬の側にいられないときは、 間違った場所で排泄させてしまうことを防ぐために、愛犬を限られた場所に入れてあげましょうね。
例えばフローリングやクッションフロアの様な、もし粗相をしても掃除がしやすい部屋の一部をサークルで囲い、1~2畳程度の小さな犬部屋を作るのが理想です。
部屋の中には、新鮮な水・食べ物を詰めた噛むオモチャ(コングなど)をいくつか入れ、その中にクレート(中にやわらかいマットなどが入っていると良い)を置きます。
ワンコは自分の寝床からなるべく離れた場所で排泄をしたがるので、やがて用意したトイレを使うようになります。
これが一度習慣化されれば、毎回トイレで排泄するようになります♪
犬用トイレにはトイレシートを使います。
その時、固定しやすいようにトレーを使うと良いでしょう。
もし愛犬がトイレシートをびりびりに破いてしまうようなら、網目のカバーの付いたタイプがお勧めです。
このように、愛犬の行動を監視できないときは、限られた場所に入れておくことで、排泄やいたずらの問題を防げるだけでなく、トイレで排泄する習慣を発達させることができます。
注意点
- 初めはトイレシートを2~3枚敷いて、トイレの大きさを広くしておくと、失敗が少なくなります。
- クレートの扉が閉まってしまわないように気をつけてください。
- パピーのうちから、とても長い時間留守番させるのは望ましくありません。初めの1ヶ月は長くても3~4時間程度の留守番ですむように家族で調整できるのが理想的です。
- もしトイレ以外の場所に排泄してあっても愛犬を叱らず黙って片づけてください。排泄してから時間がたっているため、愛犬は何が原因で叱られているのか理解できません。叱り正すなら必ず現行犯でお願いします。繰り返し失敗するようならトイレシーツを増やして、トイレの面積を広げると良いでしょうね。
ここにお話させて頂いたことはあくまで基本です。
そしてパピーだけに当てはまるのではなく成犬でも大丈夫です。
あなたの飼育環境やライフスタイルに合わせ、臨機応変に応用して下さい。
トイレのしつけは犬と暮らす上で最重要課題ですよね。
なにせ生物としての生理現象なので、コントロールが難しいのが当たり前です。
上手くいかないからといって諦めてはいけません。
我慢と根気のいる作業ですが、続ければ必ず習慣になりますので絶対に諦めずに戦いましょう♪
では今日はこの辺で!
お付き合いありがとうございました。
次回はコマンドトレーニング基本編をお話させて頂きます♪
わんぱぱに質問です!
今回も都合上、一つしかお答えできず申し訳ございません。
ゆみさん
いつも、わんちゃんホンポに掲載のコラム、楽しみに読んでいます。
我が家では3歳と1歳のヨークシャーテリア(どちらもオス)を飼っています。
普段は二人とも落ち着いた子たちなのですが、1階のリビングにいる時に玄関のチャイムが鳴ると、特に3歳の子の方がものすごい勢いで吠えて向かっていこうとします。
他の部屋にいる時は、「ダメ」と「おいで」で徐々に落ち着いて戻ってくるのですが、リビングにいる時だけはそれができません。
落ち着かせようと近付くと、アザになる程度の力で噛まれることがあります。
私の記憶にある限り、チャイムと怖いことがセットになってしまう経験はないはずなのですが、どのように対処したらいいのでしょうか?
アドバイスいただけたらありがたいです。
わんぱぱアドバイス
なるほど。ゆみさんありがとうございます!それは大変ですね。
それでは訪問者が来るたびに大騒ぎですね。
二人とも吠えるが3歳の子が過剰に反応するということですね?
そして静止しようとすると咬むということですが、「うるさい!邪魔するな!」みたいな感じですかねぇ。
これはチャイムが怖いのではなく、「侵入者だ!気を付けろ!」という警戒心から来るものですね。
お聞きになったことがあると思いますが、「パブロフ現象」といって、音に反応し吠えるのは、犬の本質として仕方ない部分でもあります。
縄張り意識が強く警戒心が強いヨーキーの特徴が強く出ていますね。
はっきり申し上げて、自分のテリトリーだと思っているので飼い主さんが大声で止めようとしても、「うるさい!邪魔するな!引っ込んでろ」と歯を当てて来るんです。
先ず、チャイムが鳴って吠え始めたら愛犬達を落ち着かせる事に集中しましょう。
お迎えに出るのはそれからです。
玄関の方に愛犬が行ったら前を遮って、「落ち着きなさい。あなた達は出しゃばらないで。私が行くから」と大声を出さずに堂々とした振る舞いで制御する練習をして下さい。
おそらく最初は上手くいきませんよ。でも諦めず何度もチャレンジするんです。
エネルギーで負けないように、出迎えなくてはならないのは分かりますが愛犬達を、「静かにさせてから」ということを実践しましょう。
では今日はこの辺で♪
皆様のお悩み改善のヒントになれば幸いです。ありがとうございました!
本当に沢山のご質問を頂き、感謝致します!
まだお答えすることができていない皆様には、大変ご迷惑をお掛けし申し訳ございませんが、順次回答させて頂きますのでご理解の程、お願い致します!
今週のチョコっとアドバイス♪
鼻→耳→眼
犬は嗅覚の世界に生きていて、人間は視覚の世界に生きています。
ここのポイントを理解しましょうね。
「ほら新しいお洋服よ~」と見せるよりも先ず嗅がせる。
何でも犬に確認させる時は先ず嗅がせることです。
犬がしっかり鼻を使っているか?毎日、要チェックです!何気にとても重要な事なんですよ。
人も物も見せるよりも先ず、「嗅がす」事を優先する事を意識して下さいね。
転移行動
皆さんもよく見掛ける仕草だと思いますが、犬がよくやる、アクビや身体を掻く、身体をプルプル振る、急に床や地面の匂いを嗅ぐ等は、犬がストレスを感じた瞬間に出す転移行動と言います。
もちろん全てというわけではなく、前後の流れもあるのですが、犬の感情を読む上で、かなりの信憑性があります。
特にアクビは「あ~面白くない!退屈だ〜」ですし、耳の後ろをカッカッカッと掻くのもそうです!
皆さん!観察してみてください。
不安感
「咬むんじゃないか?」
「吠えるんじゃないか?」
「飛びかかるんじゃないか?」
「喧嘩するんじゃないか?」
「この子と仲良くなれないんじゃないか?」
「怖がるんじやないか?」
「嫌がるんじゃないか?」
「車におとなしく乗ってくれるかな?」
「ストレスが溜まってるんじゃないか?」
このようなことをあなたは心配ばかりして、神経質になっていませんか?
犬は今を精一杯生きています!
未来を心配せず、今に集中し今を楽しみましょう♪
エピローグ
今回も最後までお付き合い頂きありがとうございました。
数ヶ月前、何となく思い付いて始めたフェイスブックグループ「ハッピードッグライフクラブ」ですが、お陰さまで気が付けばたくさんの愛犬家様にご参加頂いております。
僕は取り立てて、イベントや趣向を凝らしている訳ではないので、何の変哲もないグループなのですが、『楽しい♪』そして『癒される♡』ご投稿で盛り上げて頂き、心に染みるエピソードなどのコメントを毎日楽しみにしている今日この頃。本当にお世話になってます♪
やはり愛犬と楽しく暮らし、真摯に向き合っておられるメンバー様を見ていると、まだまだ捨てたもんじゃ〜ありませんよホント♪
こうした仲間がいることで、今後どんな展開をしていこうかと僕も俄然やる気が出ますよね〜。感謝ですね(笑)
では今日はこの辺で♪ありがとうございました!
引き続き皆様のご支援、ご指導よろしくお願い致します!
皆様!ハピドグライフを楽しみましょうね♪
今回の掲載写真もハッピードッグライフクラブのメンバー様のご提供により、掲載させて頂きました♪
皆様本当にありがとうございました♪
ユーザーのコメント
40代 女性 匿名
トイレのタイミングを見落とすと、元にトレーのあったところでしてしまいますがʬʬʬ
毎日、噛むのでは…しつけはなっているかなど数え切れない不安と共にお世話していました。
少し楽に、楽しい想像をたくさんして。
幸せな時間を過ごして行きたいと思います。
30代 女性 チョコママ