犬との『クリスマス』飼い主の絶対NG行為3選 危険を回避するための対策とは?

犬との『クリスマス』飼い主の絶対NG行為3選 危険を回避するための対策とは?

楽しいクリスマスは、もちろん愛犬も一緒に過ごすという家庭がほとんどではないでしょうか。しかし、イベント時は気持ちが緩んで思わぬ事故に発展することもあるため、いつも以上に注意しましょう。今回はクリスマスを愛犬と過ごす際のNG行動3つと、危険を回避するための対処法を解説します。

お気に入り登録
SupervisorImage

記事の監修

2009年麻布大学獣医学部獣医学科を卒業。
2015年から横浜市内で妻と動物病院を営み、犬、猫、エキゾチックアニマルの診療を行なっています。
2024年現在、犬10頭、猫3頭、多数の爬虫類と暮らしています。
愛犬家、愛猫家として飼い主様に寄り添った診療を心がけています。
内科(循環器、内分泌など)、歯科、産科に力を入れています。

️絶対ダメ!クリスマスのNG行為

クリスマスの犬

人間用の食べものを与える

クリスマスといえば特別な料理でお祝いするという家庭も多いですよね。

クリスマスケーキにチキン、シャンパンなど、犬も興味津々のごちそうが並びますが「クリスマスだから特別に…」と人間用の食べものを与えるのは絶対にNGです。

ケーキに塗られた生クリームは高脂肪で犬の内臓に負担をかけるうえ、犬は乳製品に含まれる乳糖の分解が得意ではないので下痢などの体調不良の原因になります。

また、チキンの骨を犬に与える行動は賛否両論ありますが、骨が喉に刺さるリスクはゼロではありません。特に、硬いままの骨をむやみに与えることはオススメできません。

クリスマスツリーを無防備に飾る

クリスマスの雰囲気を演出するために欠かせないのがクリスマスツリーですよね。

しかし、普段はないものがいきなり現れるため、中には必要以上に関心を示してしまう犬もいます。

特に愛犬と過ごすクリスマスが初めてという場合、ツリーに対する愛犬の反応には注意を払っておく必要があるでしょう。

ツリーに飾られた細かいオーナメントを誤食してしまったり、コードをかじってしまったりするだけでなく、ツリーを倒してしまうといったアクシデントの可能性もあります。

シクラメンやポインセチアを飾る

クリスマスの時期になると、お花屋さんの店頭でよく見かけるようになるのが、シクラメンやポインセチアの鉢植えです。

どちらもクリスマスの雰囲気にぴったりの植物なので、室内に飾るとクリスマスムードをグッと盛り上げてくれます。

しかし、犬と暮らしている場合には要注意。シクラメンにはシクラミンという有毒成分が含まれており、特に球根部分は多く含まれているため、口にしてしまうと最悪は死に至る場合もあります。

また、ポインセチアの葉っぱや茎にもフォルボールという有毒成分があり、白い樹液に触れると皮膚炎を起こす他、大量に誤食してしまった場合はシクラメンと同様に死亡例も報告されています。

️愛犬と安全に楽しく過ごすために

ツリーの匂いを嗅ぐ犬

犬用のケーキや料理を用意する

「せっかくのクリスマスだから愛犬にもご馳走を」という飼い主さんの気持ちはもっともです。

最近ではクリスマスの時期になると、ペットショップやコンビニなどでも犬用のケーキやオードブルが市販されています。愛犬へのご馳走は人間のごはんのお裾分けではなく、犬用に栄養分を計算された食事を用意するようにしましょう。

装飾はある程度の妥協をする

クリスマスパーティーの雰囲気を盛り上げたい、SNSで映える写真を撮りたいという気持ちも湧きますよね。

しかし、犬と暮らしている以上、装飾にはある程度の「あきらめ」が必要になる場合もあります。犬の手が届かない箇所に装飾する、写真を撮るときだけ装飾してすぐに片付けるなど、安全を第一に考えた妥協を覚悟しましょう。

️まとめ

プレゼントをくわえた犬

楽しいパーティーの最中に思わぬ事故が起きてしまったら、せっかくのクリスマスも台無しです。愛犬と楽しくクリスマスを過ごすためにも、リスクを認識したうえで準備を行いましょう。

はてな
Pocket
この記事を読んだあなたにおすすめ
合わせて読みたい

あなたが知っている情報をぜひ教えてください!

※他の飼い主さんの参考になるよう、この記事のテーマに沿った書き込みをお願いいたします。

年齢を選択
性別を選択
写真を付ける
書き込みに関する注意点
この書き込み機能は「他の犬の飼い主さんの為にもなる情報や体験談等をみんなで共有し、犬と人の生活をより豊かにしていく」ために作られた機能です。従って、下記の内容にあたる悪質と捉えられる文章を投稿した際は、投稿の削除や該当する箇所の削除、又はブロック処理をさせていただきます。予めご了承の上、節度ある書き込みをお願い致します。

・過度と捉えられる批判的な書き込み
・誹謗中傷にあたる過度な書き込み
・ライター個人を誹謗中傷するような書き込み
・荒らし行為
・宣伝行為
・その他悪質と捉えられる全ての行為

※android版アプリは画像の投稿に対応しておりません。