犬のちょっといい話
投稿者:SUNSUN
どんな時もありがとう。
我が子のようなわんちゃんとたくさん一緒の時間を過ごしたいけれど、仕事や家庭、趣味に忙しい方も多いのではないでしょうか。
私の飼っている犬は17歳です。私が小学生の時に出会い、共に成長してきました。
思春期で遊びに夢中の時、進学して勉強にバイトに明け暮れてた時期、社会人になってあまり家に帰らなかった日々。
どんな毎日もどこにもいかず、お家で私の帰りを待っていてくれました。
生きていてくれて当たり前。家にいて当たり前。と思っていましたが、ある時から、夜寝る前には必ず、
「おやすみなさい。今日もありがとう」
と言うようになりました。
すると、うちのわんちゃんはいびきのような、返事のような声で「ふぐ〜」と声を出し、満足顔で眠りにつくので、私も穏やかな気持ちで1日を締めくくれるようになりました。
いろんな場面で「ありがとう」を伝えるようになってから、絆や気持ちの距離がさらに縮まりました。
一緒に暮らす毎日の中でわんちゃんは私達に何物にも変えられない幸せな思い出、楽しい時間、癒しのひと時、当たり前の毎日に心から笑顔になれる一瞬をくれていると思います。
大切なうちの子に心を込めて「ありがとう」を伝えて、特別な絆をさらに深めてみるのはいかがでしょうか?
投稿者:coma
愛犬のトイプードルは、お散歩道を毎日規則的に歩きます。
そんな愛犬のお散歩コースに、手押車を毎日同じ時間に歩いてリハビリをされる高齢の男性がいらっしゃいます。
実はわが家の愛犬は、何故かタイヤが好きなんですが、それがこうじてか、その手押車を使ってリハビリをされている男性の横を歩くようになり、私もご挨拶をするようになりました。
リハビリのお散歩は普通の散歩と比べて、かなりスピードは遅いのですが、でも愛犬は男性の前を歩く事なく、いつも横を歩きます。
そうするうちに、いつしか「おはようございます」程度の挨拶をするようになっていました。
そんなある日、いつものように対向側からその男性が来られました。
また横に並んで歩くのだと思っていたのですが、その時はなぜか愛犬は素通りしてしまいました。
『今日は、一緒に歩く気分じゃないのかな…』と、思うと同時に、なんだかその男性を無視してしまったような気がして、私の方がなんだか後ろめたい気持ちにもなりました。
そんな私の気持ちを知ってか知らずか、愛犬はスタスタと歩き続け、いつもの散歩を済ませました。
そのまま帰ろうとした時、愛犬はなぜか再度お散歩コースの公園角まで歩き、突然立ちとまりました。
「何故?」と不思議に思い、前方を見てみると、そこはリハビリされてる男性の帰り道でした。
愛犬は…その男性を、先回りして待とうとしたのです!
愛犬に気がついた男性はニッコリされ、手押車が近くにきたら愛犬も、緩やかに回るタイヤのそばについて一緒に歩きました。
その日から、その方は身の上話をしてくださるようになりました。
弟さんに手押車を買ってもらった事や、リハビリとは言え一人での散歩を奥様が心配している事。
はたまた、若い頃にしていたお仕事…etc
そしてそれはいつも、私にではなく愛犬に話すかのように話されました。
ご帰宅される時はいつも愛犬に、
「ありがとう」と笑顔で言ってくださいます。
つい先日は、手押車と愛犬の服を見て「同じ柄やね」と、微笑んでくださいました。
お会いした当初よりも、ずいぶんと表情が豊かになられたような気がします。
男性の奥様は、いつもこけたりしないかとご心配されていたようですが、最近ではご主人の横で歩くうちの愛犬を見ると、br>
「お父さん!デートしてきたの?」
「お父さん!若い外国の愛人さんやね!」
など、ご夫婦とも笑顔で冗談を言い合っています。
愛犬のタイヤ好きから始まった事が、日常の朝に心の笑顔を私にも、リハビリ男性にも、奥様にも与えてくれたような気がしてなりません。
明日もきっと、チェックの服を着た愛犬が、チェックの手押車を待つでしょう。。。
投稿者:aoiringo
あの犬恐怖症の後輩が!我が家の愛犬と遊ぶまでに!!(涙)
近所に住んでいたMくんは、大人になった今も犬恐怖症でした。
歩いていて犬がお散歩していれば、違う道を歩き、吠える声が聞こえたらひきかえすほど、子どもの頃の恐怖心が消えていなかったのです。
私は、動物ボランティアもしていたので、犬はみんな吠えたりかじったりするわけではないのだということを知ってもらう活動もしていました。
そこで、Mくんにも愛犬が子犬の頃から、我が家へ呼び、まずは近くで見て同じ空間で過ごす、次は背中をなでてみる、次はオモチャを投げて遊んであげる・・・と段階をふんで距離を縮めていきました。
ウチの愛犬が吠えず、とても人懐っこかったことも良かったのか、3カ月後には、愛犬にイジワルをしてオモチャを隠して遊ぶまでになりました!
最近では、抱きしめたいほどかわいい!と、愛犬に会いに行きたい!とメールが来るほどです♪
投稿者:かな
ある老夫婦とワンちゃんのお話です。
畑仕事をしている老夫婦が、ワンちゃんを飼い始め、大事に大事にしていたそうです。
とくにおじいさんはいつも一緒にいて、たいへん可愛がっていたそう。
しかし、悲しいことにおじいさんは病気で亡くなってしまい、もちろんワンちゃんにはそれが理解できません。
横になっいるおじいさんを一生懸命起こそうとするものの、おじいさんは起きることはなく、ワンちゃんはピッタリくっついて離れなかったそうです。
それからはおじいさんがいない生活になりました。
そして、ある日ワンちゃんが家を飛び出しました。
おばあさんは慌てて探しに出ると、おじいさんと過ごした畑にポツリと座っていたそうです。
帰ってくるのを待っているのでしょう。
私はこの話を、そのワンちゃんと散歩中のおばあさんから聞きました。
今でも忘れられません。
投稿者:ハピわん♪
山に住み着いた野犬が、空き家の縁の下に仔犬を隠していました。
ある日、いつもはテクテク大人しく歩くうちのポインターが凄い勢いで私を引っ張りました!
引きずられるようについて行くと…野良母さんが居ない間に外でコロコロ遊ぶ仔犬が6匹!!
見て見ぬ振りをするのが楽だとは思いましたが、このまま野放しにすれば繁殖して野犬が増えるばかり…「全頭保護する!」と決めました。
発見時、推定2ヶ月。
連れ帰った仔犬をどうして良いやら分からず、自分なりに世話をしてみるも…お母さんが恋しくて夜泣きする仔犬たち。
うちには先住犬として紀州犬の子もいましたが、
『紀州犬は自分の赤ちゃんを噛み殺す程、気性が荒いのよー!』と言う話を聞いていたので、連れ帰った当初はまだ対面させてはいませんでした。
なかなか子犬がうちに慣れてくれず、とても迷ったのですが…仔犬たちと紀州犬を対面させる事にしました。
するとどうしたことでしょう!まるで自分の子供のように?自分の弟妹のように?甲斐甲斐しくお世話をしてくれたのです。
一緒に遊び、寝る時は自分のお腹に抱いて寝かせ、仔犬が悪いことをすれば叱ってくれる。
こうして最初の4匹は普通に生活できるようになり、その後トントン拍子に里親さんが見つかり、幸せを掴みました。
実は…4匹目の保護時にギャンギャン鳴き叫ぶ声を聞きつけた野良母さんう見つかってしまったのですが、それ以降、野良母さんと残りの仔犬2匹は寝床を転々とし、警戒心は強くなるばかり…やっと保護出来た時には生後半年が経っていました。
人間を一切受け入れない仔犬たち。
そんな時、仔犬たちのお父さんになってくれた紀州犬にどれだけ助けられたかー!
ただ…紀州犬依存症な為、白ちゃんも黒ちゃんも単独で散歩に行けないのが悩みですが(笑)
それだけ紀州犬を信頼して頼りきってるんでしょうね。
自分には辛い過去があるのに、でっかい器で仔犬の面倒を見てくれた紀州犬の姿には本当に感動しました。
感謝しても感謝しきれません!
投稿者:かな
これは、愛犬の散歩中に出会った方のお話です。
その方は2匹の愛犬とお散歩中でした。
2匹飼っている時点で、犬好きだ思います。
そしてその方は知人から、子犬7匹が捨てられているという情報を耳にしたことをお話してくださいました。
これは犬好きには放っておけない情報です。
まず頭に思い浮かんだのが、その子犬達が保健所に保護されることと、”殺処分”。
当然なんとかしたいと思ったのですが、7匹もの犬を簡単に引き取ることはなかなかできることではありません。
そこでその方は保健所に連絡先し、引き取り先を探すことを伝え、時間をいただいたそうです。
ですが、捨て犬ですので犬種もわからず、なかなか引き取り手が見つからなかったとそうです。
どうしても見つからなければ自分が引き取る覚悟で、娘さんにも協力してもらい、なんとか数匹の引き取り先を見つけることができたそうです。
7匹全員とはなりませんでしたが、残った犬はその方と、娘さん夫婦が引きとったそうです。
実は私の愛犬は、捨て犬でした。
私の場合は2匹でしたが、もしそれが7匹だったとするとどうしただろうと、考えてみても正直答えはでません。
7匹のわんちゃんが助けられて、本当に良かったと思いました。
そしてこのお話を聞いて、心がほっこりしました。
投稿者:さきほの
隣の家で飼われているジロちゃん。
中型犬の雑種だったんだろうと、今思い出すと思う。
私はそのジロちゃんが大好きで、よく見に行って遊んだりしていました。
ある日何を思ったか、私は私に背を向けて寝ているジロちゃんにソロリソロリと近づき『ジーロちゃん!!』っと丁度肩らへんを掴みました。
そりゃ、ジロちゃんは犬ですのでびっくりして噛みます(笑)
私は仲良しのジロちゃんに噛まれたことのショックと怖さで、前のようにジロちゃんのところに行けなくなってしまいました。
そんなある日、私は母にしかられトボトボ歩いていました。
ジロちゃんが繋がれている場所まで来て、距離を保ちながらジロちゃんを見つめて泣いていました。
するとジロちゃんがお気に入りの赤いボールを私の方に鼻で押して転がしてきました。
そして私も転がし返します。
しばらくそのやり取りをしていると、ジロちゃんは繋がれているいっぱいいっぱいまで来て、伏せをし、私を見つめました。
そして、私が恐る恐るなでると、涙で濡れたほっぺをペロペロしてくれて、私の服の袖を噛みながら犬小屋の方へつれて行ってくれました。
そして鼻先でコンっとおやつの骨を私の方に転がしてくれたのです。
そうこうしていると、私は泣きつかれたのとジロちゃんがいる安心感で寝てしまい、母が名前を呼ぶ声で起きました。
ジロちゃんが静かにクーンクーンとあまりに泣くので、隣の家のおばちゃんが見に来たら私がいたらしく、母に教えに行って迎えに来たそうです。
それからジロちゃんとはまた毎日仲良く遊ぶようになりました。
その後私は引っ越してしまったので、ジロちゃんがどんな風に過ごしたのかわかりませんが、ジロちゃんは私が犬好きになったきっかけです。
どのお話もいいお話でしたね!