お家にわんちゃんが来た!始まる病院とのお付き合い
わんちゃんをお家に迎えて、欠かせないのが動物病院とのお付き合いになります。病気をしないことがもちろん一番良いですが、動物病院で行なうのは病気の治療だけではありません。
健康で長生きをするために必要な日常的な健康チェックや、寄生虫や細菌、ウイルスからの感染症から身を守るために必要な予防など定期的に受診をすることが大切になります。
では具体的に病気以外ではどのような受診をすることになるのでしょうか。
健康診断
まずおうちに来てから必要なのが健康診断です。ペットショップやブリーダーさん、保護施設によってはすでに健康診断を済ませているケースも多いです。
ただし、お家に迎える前の時点での健康チェックになるため、お家に迎えてから、その時点での健康チェックをしてもらうとより安心と言えるでしょう。
ペットショップなどによっては提携している動物病院の健康診断のチケットなどが一緒に渡されるケースもあります。
まずはお迎えする際に、そのような場合の健康診断はどうしたら良いか聞いてみると良いかもしれません。
病気の予防
若齢でお迎えする場合に欠かせないのが、母体からの免疫が消失する前に行われる数回の混合ワクチンやその後に行う狂犬病予防注射などの予防になります。
月齢が大きくなってからお迎えする場合は、すでに済んでいて、しばらくの間は行う必要がないケースもあります。
お迎えの際に説明されることが多いので、きちんと確認しましょう。
また、併せて必要なのがフィラリアやノミダニなどの寄生虫の予防です。どのタイミングでの受診や投薬が必要になるのかお迎え時に確認しておくことをお勧めします。
成長および体の状態のチェック
若齢でお迎えした場合は短期間の間にぐんぐん成長することが多く、正しく成長できているかを体重の増加や肉付きの変化で確認することが大切です。
成長が終わった月齢の子でも環境が変わって、食欲や排泄のリズムが変わることで、急激に痩せたり急激に太ってしまうケースもあるので、体重の変化や体の状態をチェックしてもらうと安心と言えるでしょう。
病気のような気になる症状が無くても、チェックしてもらえる病院が多いです。受診前にこのようなことで定期的に受診しても良いか確認しておくと安心です。
病院を受診しよう!何が必要?
病院を受診することが決まったら、その足で向かうのではなく、準備が必要です。ではどのような準備が必要でしょうか。
まずは電話を
最近では新型コロナウイルス感染症の予防対策などで、待合室の人数制限を設けて居たり、予約制を徹底している動物病院など、様々な診察スタイルが見られます。
まずは、初めての受診であることや、どのような内容で受診をしたいのか、など受診希望であることを電話で伝えましょう。電話で予約を取れる場合や、受診についてアドバイスをもらえる可能性が高いです。
受診に必要な持ち物は?
受診時に持ち物が必要な場合もあります。特に始めての受診の場合は、お家に迎えた時の状況を確認するためにも必要なものもあるでしょう。
例えば、ワクチン接種証明書や健康診断証明書、保険に加入している場合であれば保険証なども初診時には求められる場合もあります。
便検査をしてもらうためには便を持っていくことで診察がスムーズになる場合もあります。受診希望の連絡の際に必要な持ち物について確認してから受診することをお勧めします。
病院へ行こう!交通手段などの注意点
近かったり、健康状態に問題が無かったりする場合はお散歩をしながらの受診も良いでしょう。
しかし、まだワクチン接種が行われておらず、免疫の状態が不完全だったり、体調が悪い場合は自家用車やタクシー、電車やバスなどの公共の交通機関で移動しなければならない場合もあります。
周りにはわんちゃんや猫ちゃんが好きな方ばかりではありません。動物のアレルギーの方もいるでしょう。
自分以外の人への配慮も必要なため、移動の際のキャリーケース、排泄をしてしまったときの対策、わんちゃんや猫ちゃんが同伴できる交通機関の調査など準備は様々です。
いつ突然受診が必要な日が来るかわかりません。予め、移動に必要なグッズや知識も準備しておくことがおすすめです。
まとめ
動物病院は病気になると通うべき、本来ならば縁のない方が良い場所というイメージがある方も多いかもしれませんが、上手にお付き合いをすることで、健康の管理や維持のためにとても強力なパートナーとなってくれるでしょう。
動物病院によって、診察までのステップや必要なものは様々です。はじめて動物病院へ向かう時は緊張するかもしれませんが、不安なことがあったり、疑問があったらまずは相談してみることをおすすめします。
20年近く続くわんちゃんや猫ちゃんとの生活の中で、素敵な動物病院とのお付き合いができるとよいですね。