よくわからないけど、もらえるから言うことを聞く
トリーツとはしつけの時に使う、いつものおやつとは違った『ご褒美のおやつ』の事です。
初めて子犬を我が家に向かえ、トイレトレーニングや、ハウストレーニング(クレートトレーニング)、またアイコンタクトなど日常の様々な場面で必要なトレーニングをする際、トリーツを使うと手っ取り早く子犬をしつけることができるようになります。
子犬はとっても可愛いですし、おやつを食べるしぐさ、欲しがるしぐさ、可愛いですよね。
でもトリーツの間違った使い方をしてしまうと、色々と問題も出てきます。
あなたはこんな、間違ったトリーツの使い方をしていませんか??
トリーツのまちがった使い方の例
- 食事中にテーブルの下で愛犬にじーっと見つめられたら、ついついあげてしまう。
- 無駄吠えが始まったら、トリーツを愛犬にあげて、飼い主に注目させ、無駄吠えをやめさせようとする。
- 愛犬が欲しがるから、おねだりされるがままに、あげてしまう。
トリーツの有効な使い方のご紹介
トリーツを持っている時しかわんちゃんは『いうことを聞かない』という事になっては困りますね?
トリーツの与えすぎ、間違った与え方はしつけ訓練の逆効果になってしまいます。
何にも良いことをしていないのに、いつでもトリーツを与えていたら、いつでも、トリーツをおねだりし、欲しがるようになってしまう犬に育ってしまいます。
そして、そんな生活を続けていたら、肥満や病気の原因にもなってしまいますし、おなかがいっぱいになってしまい、ご飯も食べなくなってしまうこともあります。
トリーツはごはんではありません。
抑えておきたいポイント
- トリーツをあげるタイミングは、『犬が良い行いをした直後すぐに』また、『良い行いをしている最中に』あげましょう。
- 一日のカロリーがオーバーしない量を犬の体調を気遣い与えましょう。
- トリーツロボットにならないように、少しずつご褒美のおやつは減らしてゆきましょう。
最初は、愛犬がトリーツをご褒美として認識し、喜びとやる気を起こさせるために与え、徐々に減らしていくと、段々トリーツなしでも躾けられるようになりますよ。
- 犬におねだりされてもあげません。リーダーは飼い主さんです。犬が勘違いしないためにもトリーツコントロールはしっかり飼い主さんがしてください。
- トリーツは補助的に使うととっても良い効果が現れます。まずは声でほめ、補助的にトリーツを少しだけ与える。(『物=トリーツ』でつながることがなくなり、愛犬との精神的な部分で結ばれるようになります)
- ドッグスポーツなどする際、手のひらにトリーツを隠して、犬を障害物へ誘導させるためにつかうのも有効です。
まとめ
間違ったトリーツの使い方についてのまとめです。
- トリーツのあげすぎ、間違ったあげかたは、しつけ訓練の逆効果になってしまう。
- 量やカロリーを考えず、間違ったトリーツの与え方をしてしまうと肥満や病気の原因にもなってしまう。
- 食が細い犬に対して、トリーツを与えすぎてしまうと、ご飯が食べられなくなってしまうこともある。
- 良い行いをしていないのに、いつでもトリーツをあげていると、いつでも、おやつを欲しがり、おねだりするような犬になってしまうこともある。
- 間違った使い方をしていると、トリーツを持っている時しか犬が言うことを聞かなくなってしまうこともある。
あなたの考え一つで、愛犬がトリーツロボットにならなくて済みますので、是非とも有効的にトリーツを使って、ご自分の可愛い愛犬のしつけ訓練をいれてあげてください。