ニューヨークで駐犬場?が登場
愛犬のお散歩の途中、「あ~帰って休憩のときのお菓子買いたいなぁ~」だとか、「あ~ちょっと立ち読みしていきたいなぁ~」と思ったことはありませんか?
そんな飼い主さんの為にのために、店頭にリードフックを設置しているお店が増えてきています。
けれどリードフックにつないでいても、なんとなくわんちゃんを置いていくのって抵抗がありませんか?
「ちゃんとお利口にしてるかな…」
「何か起こったらどうしよう…」
私もそう思ってしまうので、一度もリードフックに愛犬をつないでお買い物に行ったことはありません。
でもやっぱり「お散歩に出たついでに、お買い物をしていけたら…」と思うのが、正直な気持ちです。
そんな飼い主さんの為に登場したのが、「駐犬場」なのです。
2015年10月、アメリカのブルックリンでこのサービス、「駐犬場」=「ドッグ・パーカー(Dog・Parker)」が試験的に開始されました。
考えたのは、ウィンスターという可愛いわんちゃんの飼い主さん、チェルシー・ブラウンリッジさんという女性です。
ウィンスターちゃんのため、「なんとかならないかなぁ~」と思うことを、彼女は実際に作り上げたのです!本当に凄い!!
たくさんの犬好きが住むエリアにある大型スーパーをはじめ、現在では計10ヶ所の大型スーパーの前に設置されているようです。
犬を飼っていれば、誰でも利用できるわけではありません。
ドッグ・パーカーを利用するには会員登録をしなければなりません。
会員登録をしなければならないなんて、なんだかめんどくさそう~と思う方もいるかもしれませんが、会員登録制にした方がきちんとマナーを守って使ってもらえると思います。
愛犬家みんなで利用するのですから、やはりマナーを守り、大切に利用することが必要だと思うのです。
どうすれば会員になれるの?私も会員になれるのかな?
命を預けるドッグ・パーカーですから、会員になるにも条件があります。
- わんちゃんが生後4か月以上であること
- 義務付けられている予防接種をすべて受けていること
- 年会費25ドルを支払うこと
愛犬家なら、ありがたい条件なのではないでしょうか。
小さなわんちゃんを置いておくだなんてもってのほかですし、義務付けられた予防接種を受けていないわんちゃんが入った後のドッグ・パーカーに、大事な愛犬を入れるなんて絶対にしたくありません!病気がうつったら大変です!
年会費がかかるというのも、きちんと管理されている感じがします。お金を払ってまで、「愛犬を安全に待たせておきたい」と愛のある会員さんたちが利用していると思うと安心します。
どのように使うの?
- インターネットで登録後、会員カードが郵送されてくる
- 会員カードをドックパーカーに当てると、ドアが開くシステム
- 利用料は1分間20セント(12ドル/時間)
- 利用できるのは1回につき最長3時間
カードがないと扉が開かないのは安心できます。扉が誰でも開けることができたら、登録しないで預ける飼い主さんが出てきそうです!
年会費以外にも利用料が必要なのは、むやみに命あるわんちゃんを預けないようにするためにはいいことかもしれません。時
間制限も絶対必要ですね!
わんちゃんは本当に安全?
- 一部ガラス張りになっているので、中が見える
- 中の温度調節がされている
- ウェブカメラが設置されていて、スタッフが常に中の様子を監視している
温度調節までされているなんてビックリですね!
ウェブカメラで監視してくれてるのはありがたいですが、何かあったときは連絡してくれるのでしょうか?
スタッフの方が駆けつけてくれるのでしょうか?
海外で設置されたばかりなので、まだまだ日本では情報不足です…!
ドッグ・パーカーは本当に必要か
日本では、リードフックに愛犬をつないでお買い物に行けますが、飼い主さんのいない間にイタズラや盗難、事故などが実際に多数起きているのが現状です。
海外でももちろん、同じようなことが起きていました。
そのため考えられたのが、ドッグ・パーカーです。
ドッグ・パーカーはわんちゃんのため、飼い主さんのため、よく考えられたものだと思います。
ただ、実際に使用するとなるとちょっと考えてしまします。
試験運転中のドッグ・パーカーを見た市民からは、「利用してみたい!」という声も多くあるようですが、「私の愛犬は入りたがらないだろう」というの声もあったようです。
確かに利用条件や、利用方法などを聞くと安心して使えそうですが、画像でわんちゃんが入っている様子を見てみても、なんだか窮屈そうで、大事な愛犬をこんなとこに最長3時間とか入れておくなんて、絶対にありえない!と私は思ってしまいます。
わんちゃんは狭いところの方が安心するといいますが、入り慣れていないところ、他の犬のにおいがプンプンするところ、色々な人がのぞき放題のところで、はたして愛犬は冷静にリラックスしてあなたを待っていられるでしょうか?
待っていたとしても、相当我慢してたのではないでしょうか?
まとめ
試験的に設置されたドック・パーカーですが、正直なところ、もう少し愛犬が快適に安全に待っていられたらなぁと思います。
このことについて調べているとき、ドイツのIKEAにお客様用の駐犬場を見つけました。
そこは人口芝が敷かれ、リードフックにつないでおけ、お水まで用意されているのです。
ほかのわんちゃんと距離もあるのでトラブルも防げますし、ここにスタッフがいたら理想通りの駐犬場だと思いました。
街には、このような広い場所を必要とする設備を作るのは不可能ですし、スタッフにその場で常に見ていてもらうのは不可能です。
なのでドッグ・パーカーのような作りになってしまうのはしょうがないことだと思います。
けれど愛犬家としては、もう少し愛犬が伸び伸びと、リラックスして待てるよう改良してくれたらいいなぁと思います。
ドッグ・パーカーを作っている方々も、現在利用している方々も、愛犬家には間違いないので、もっともっとドッグ・パーカーが進化していくことを期待しています。
進化した快適なドッグ・パーカーに、みなさんの愛犬が入る日が来るのも、そう遠くはないかもしれませんね♪