犬の飼い主検定をしっていますか?
動物愛護団体が主催する検定
これから初めてワンコを迎える方や初心者の方はもちろん、愛犬と長く暮らしている方も、正しい育犬がどんな事なのかを確認してみたいと思う時はあるかと思います。
そんな方は、“犬の飼い主検定”を受けてみてはいかがでしょう?
この検定は、「動物愛護社会化推進協会」が主催する基礎級試験で、人と犬が上手に共存しながら幸せに暮らせるように、飼い主である私達人間がワンコの性質について理解しつつ、正しい知識を得ることによって皆さんが飼い主としての自覚をシッカリ持てるようになるようにと始めたんだそうです。
どんな事をするのか?
受験資格
犬を飼っている飼っていないは問いません。
犬についての知識や理解を身につけたい人なら誰でも受けられます。
ただし、基礎級試験よりも更に上のランクの「動物愛護社会化検定 専門級」というプロ向けの検定の場合は、獣医師に動物看護職、愛玩動物飼養管理士等といった専門技能を習得された方でないと受けられません。
検定内容および出題形式
犬の社会や歴史に生態から、ワンコに関する法律に犬の飼い方、しつけとマナー、犬の健康管理等から出題され、問題数は100問前後の4択(もしくは3択)のマークシート方式となります。そして検定に合格をすると、「合格証」と「合格カード」がもらえます。
また、ペピイショッピングサイトにて、「ドッグオーナーズハンドブック」という公式テキストも販売されています。
https://www.peppynet.com/shop/item/id/998001
受験日程および受験料
春(4月~6月)と秋(10月~12月)の年2回で、受験料は3,000円です。
例題チャレンジ! あなたは何問解けますか?
では具体的な犬の飼い主検定の例題を出していきますので、早速チャレンジしてみましょう!
例題1
犬の健康管理に関する記述です。以下から間違っているものをひとつ選びなさい。
①かかりつけの動物病院をつくり、何か犬のことで気になることがある時は獣医師に相談する。
②普段から犬をよく観察し、犬のからだを触ったり目や口の中をのぞいたりすることは病気の早期発見に役立つ。
③犬の体調の変化は一般の飼い主にはわかりづらいため、動物病院にすべてをまかせてしまうのがよい。
④予防が可能な犬の病気は、適切な予防薬の投与やワクチンの接種で必ず予防をしておく。
答えは?
③です。
ワンコは言葉を話せない故に些細な異変を伝える事ができないので、早期発見の為にも飼い主さんは日頃からチェックをするべきです。
例題2
子犬がじゃれて「甘噛み」をしたときの対処法に関する記述です。以下から適切でないものをひとつ選びなさい。
①子犬が噛んできたら「痛い!」と大きな声をだす。
②子犬が噛んできたら、少しの間、子犬にはかまわずに無視する。
③子犬と遊んでいるときに噛んできたら、すぐに遊びを止める。
④子犬が噛んできたら、子犬の鼻先を手で強く叩いて「ダメ!」と大きな声で叱る。
答えは?
④です。
叩いてしまうとワンコは怯えてしまって、飼い主さんとも遊びたがらずなってしまうどころか、身体を触れるのを拒否してしまうのでブラッシングや歯磨きといったケアが難しくなってしまいます。
例題3
愛犬が嘔吐してぐったりしています。こんな時はどうすればいいでしょうか?以下から一番適切なものをひとつ選びなさい。
①家に置いてある常備薬の胃腸薬をすぐに飲ませて様子をみる。
②インターネットで「ペットの健康相談サイト」を探してアクセスし、アドバイスを求める。
③かかりつけの動物病院へ連れて行き、症状や状況をできるだけ正しく獣医師に伝えて診察を受ける。
④とりあえず食事を与えずに一晩様子を見る。
答えは?
③です。
飼い主さんの多くが動物医療の専門知識はありません。なので安易に判断をするのではなくて、早めに獣医師さんに見てもらうようにしましょう。
例題4
トイレの習慣を付けるのにはどの方法が良いでしょうか?一番適切なものをひとつ選びなさい。
①決められた場所で犬が上手に排泄したら、すぐに褒める。
②決められた排泄場所ではないところで排泄してしまったら、犬の鼻をそこにぐっと押しつけ、大きな声で強く叱る。
③排泄しそうなそぶりをみせたら、ペットシーツを持って急いで子犬のあとを追いかける。
④トイレに排泄した便や尿は、片付けずにそのままにしておけば、そこがトイレの場所であることを自然に覚えてくれる。
答えは?
①です。
子犬が決められた場所で上手に排泄したら、「いい子だね!」と撫でて褒めてあげましょう。粗相や、決められた場所で排泄ができなくても、大声で叱ったり、たたいたりしないようにしましょう。排泄自体をいけないことだと犬が思い違いをして、隠れて排泄するようになることもあります。
例題5
「狂犬病予防法」を管轄しているのはどの省庁ですか? 正しいものをひとつ選びなさい。
①農林水産省
②国土交通省
③厚生労働省
④環境省
答えは?
③です。
犬を飼うと飼い主は「狂犬病予防法」に基づき、飼い犬の登録の申請が義務付けられています。管轄しているのは厚生労働省です。
まとめ
動物愛護社会化推進協会が主催する犬の飼い主検定は、多くの飼い主さん達がワンコの性質や正しい知識を身に付け、互いが上手に共存し幸せに暮らせるように始めた検定です。
皆さんも興味があったら次回の春に行われる試験を受けられてみてはいかがでしょう?
ユーザーのコメント
10代 女性 のんのん
20代 女性 みかこ
例題をやってみましたが、3つとも正解でした!
だけど普段正しいと思ってやっている事でも、もしかすると間違っているかもれないので、この検定で自分をチェックするのも良いかもしれないなぁと思いました。
30代 女性 ちびまま
それに基本的な知識やしつけなどの復習にも繋がったり、愛犬との生活に多少マンネリ化になった時など、勉強をする事によりモチベーションをあげる事にも繋がると思います。わたしも検定を受けようか考え中です♪
40代 女性 こみゃこ
「飼い主になるには、これくらい覚悟して飼ってください」と問いかけるようなもので、飼う前に受けてみるのもいいですね。検定を受けて、合格したらフードやグッズ、病院での割引など、プラスになるような事があれば、普及率は上がるかもしれないと感じました。
20代 女性 しずえ
きっと間違えて覚えていたわんちゃんに対する知識があると思います。今一度確認中することでこれから先なにかを未然に防げたり、わんちゃんを大切に守れることに繋がるかもしれません。
女性 RUKA
特に間違ったしつけによって犬を怖がらせてしまったり、ストレスをためさせていると、飼い主の言うことを聞かなくなったりして、かえって飼い主のストレスになりかねません。
飼い主のストレスが溜まって最悪の場合、保健所に預けざるを得ないってなるといけないので、犬の知識をしっかりと身につけて、育てられる人が増えるといいですね。
私の場合、ワンちゃんのことで分からないことがあったら、たとえ些細なことだとしてもネットで調べます。
ですがネットに載っている情報は必ずしも正しいとは限らないので、ネットの情報を過信することは良くないですよね。
なるべく獣医さんや本など、信頼できる情報を参考にしていきたいと考えています。
女性 Romane
今、ペットを飼うことが流行みたいな傾向もあったり、ペットの虐待や自己都合などで破棄したりなど本当に心が痛む出来事が増えているのも現状です。
そんな中、やはり犬を飼う前の【心得】としてこういう検定を取得するのもいい方法だと思います。
ただ意外と受験料がかかるんですね。
参考問題を試してみましたが、知ってたつもりが・・・間違ってました。改めて反省です。
検定の中身には賛否両論あるかと思いますが、知ってるようで知らないことが結構あると思うので私も受けてみようかなと少し思いました。マナーやしつけに関しては子育てと同じでワンコにもそれぞれ性格や特徴も全然違うこともあるので一概にこれが「正しい!!」ということ言えないのかな~と思う部分もありますが、もっともっとこういうことがあるんだということを知ることも大事ですね。
女性 colo
マークシート方式なので、気負わず受験できそうです。
難しいのは、例題3のような問題ですね。獣医さんにかかるのはもちろんだと思いますが、時間が夜中だったりして動物病院が開いていない場合は私は4番が正解だと思います。実際、嘔吐した場合は無理に食べさせたり飲ませたりしない方がいいのです。もちろんこういった場合を想定した問題ではないと思うのですが、深読みしてしまうと正しい回答がどれなのか混乱してしまいそうです。
自分が常識だと思っていたことが実際違っていたりすることもあるので、こういった検定は正しい判断をできるようにする、いいきっかけになるかと思います。
女性 ポムポム
女性 コロ
例題はクリアできましたが、犬によって違う部分があったりするのでちょっと引っかかりそうな問題もありますね。
女性 とんかつ
結局我流でやってきたと思いますが、基礎にある犬の習性や健康知識はとても重要なことだと思います。
犬を飼っているのにあまりに無知な方がいてたまに驚きますので、犬を飼う前にこれを受けなくてはいけないとかにしたらいいのにな。
女性 たけのこ