愛犬が思わぬ物を口にしてしまって、ヒヤッとした経験がある飼い主さんもいらっしゃるのではないでしょうか?
犬も子どもと同じように、時に思わぬ物を口にしてしまうことがあります。
誤飲は動物病院を訪れる飼い主さんもとても多いと言われるほどに日常の中に危険が溢れています。
タマネギやチョコレートは中毒を起こしてしまうことがありますし、とても危険です。
特に、好奇心旺盛なわんちゃんや、年齢が若い場合は注意が必要になります。
誤飲防止の為には、まずは、愛犬が飲んでしまう危険のある物は徹底的に片付けるという方法が一番です。
以下では、生活の中で注意したい場面をお話したいと思います。
食事の後に注意!
また、人が食事を終えた後は特に注意が必要になります。
犬の誤飲事故はクリスマスやお正月に発生率が上がるといわれています。
実は、クリスマスのチキンや焼き鳥の串などはとっても危険なのです。
骨付きの肉は、丸飲みしてしまう場合も危険ですが、骨をバリバリ噛んで食べてしまった時も実は危険な場合があります。
骨はとても鋭く、食道を傷つけてしまう可能性があるからです。
我が家でも、チキンを食べた後のゴミは、すべて外置きのゴミ箱に捨てる様に気をつけています。
臭いに注意!
犬の嗅覚はとても敏感で、ゴミの中から大好きな鳥肉のにおいがしただけでも興奮してしまうのです。
留守にしていた時にゴミをあさってしまうという危険性も考えて、すぐに処分するようにしています。
愛犬の誤飲防止には、愛犬の性格や好きな物に特に注意する必要があります。
肉類だけでなく、甘いものがあると止まらなくなってしまう犬もいます。
また、飼い主さんのにおいがついた物が大好きと犬もいます。
例えば、靴下や化粧品などは要注意です。犬が見つけ出さない場所にしまっておいたり、高い場所に置くなど、事前に注意することが大切です。
また、日頃から、「出せ」「アウト」といったコマンドで口の中の物を離すといったトレーニングをしておくとよいでしょう。
家から出ても注意!
お散歩中に、誤飲をしてしまう犬もいます。
散歩中に、道路に落ちていた焼き鳥の串をくわえてしまったり、釣り針をくわえて、万が一、そのまま飲んでしまったらとても危険です。
拾い食いが癖になってしまっているわんちゃんもいます。飼い主さんが、リードを短く持ってコントロールしながらお散歩すること、トレーニング用のリードを使うなどして気をつけるようにしましょう。
もし、愛犬が誤飲してしまったら…
愛犬が誤飲をしてしまったら、まずは吐かせることが必要になります。
食塩を舐めさせて吐かせるといったやり方もありますが、これは心臓病や腎臓病をもっているわんちゃんにはとても危険なことです。
また、薬品などは吐かせないほうがよい場合もあります。
まずは、獣医師に相談し、処置をお願いするようにしましょう。