犬の虐待の原因と実態
犬の虐待につながる飼い主の間違った固定観念
孤独、恐怖、ノミやアブ、ダニといった吸血生物と彼らが媒介する病気、飢えと渇き、それに酷暑、極寒との闘い。それが世界中で多くの犬が直面している実態です。
動物愛護団体PETAがその状況を訴え、改善するための団体の活動を紹介する短い動画を制作しました。
この子は、おそらく不定期にしか食べ物を与えられていなかったと見られ「すぐにでも保護しなければなりません」
そしてそれらすべてを象徴するような、犬を鎖につないで屋外に放置する問題。社会の中で生きることは、犬にとって生きることそのもののはずなのに、鎖でつないで隔離された犬が日本にも数多くいます。
この子犬さえも躊躇(ちゅうちょ)なく重い鎖につないでしまうのは、無感覚のなせるわざでしょうか。
飼い主が犬の鎖をはずし、「犬は家族」だと学ぶことがPETAの最終目標。それができない場合は、犬の保護を目指します。
でも外飼いの犬の現状の苦痛を少しでもやわらげるために、犬小屋を設置する活動も行っています。
「犬はこんなふうに飼うものだ」と固定観念を持ち、結果として虐待している人々がいます。
彼らの意識を変えるために言葉を交わし、説得し、正しい飼い方を理解してもらうことも重要なミッションです。
動物愛護団体PETAの紹介動画
「私たちは希望を捨てません」とPETAは言います。
人びとが知ること、そして共感してくれることを。希望を捨てないからこそ、このような地道な活動を続けることができるのですね。
そしてこうも…「(虐待される犬は)ただの統計的な数字ではありません。数字の後ろには、彼ら1匹ずつのストーリーがあるのです」
※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
掲載YouTubeチャンネル:PETA (People for the Ethical Treatment of Animals)