倒れた飼い主を守ろうと
やめて！手を出さないで！
男性が急病で担架にのせられ、救急隊員が搬送の準備をしています。彼の飼い犬が画面の外でキャンキャンと吠えるのが聞こえます。
犬は近所の人たちに囲まれ搬送準備の邪魔をしないよう、押さえられています。白いシャツの人が、立ち上がってしきりに声を上げる犬を両手で支えています。犬にはリードも首輪もついていないので、両手で体を持っています。
他の人も犬を落ち着かせようと頭をなでますが、犬はキャンキャン、ファアーンと吠え続け、もがきます。
その間も担架にあおむけに寝た男性を固定するなど、搬送の準備は進みます。犬はますます吠えて…ついに、支えている人の手を咬むような素振りを見せました！
実際には咬んでいませんよ？ただ、「やめて！離して！」と訴えています。犬を押さえていた男性はちょっと危険を感じ、犬の体を持ち直そうとしました。その瞬間！
支えていた人の腕からスルッと抜け出して、犬は飼い主の元へ走った！
担架に寝かされた飼い主に抱きついて、犬は周りの人を見上げ吠えます。
「だめ！いじめないで！あっちに行って！」
飼い主の目はおおわれて何も見えず、体も固定されて動かせませんが意識はあるようです。彼にすがりついた犬を最初は左手でそっとつかみ、それから両手で抱きしめます。
最後にキス
飼い主を守りたいばかりに咬みつく恐れもあるため白いシャツの人は犬の頭にキャップをかぶせて落ち着かせようとし、担架の男性からようやく引き離しました。犬は飼い主から離される直前、彼にしがみついて口元に顔を寄せる様子が撮影されています。
この後が気になりますね。犬のことはきっと、飼い主が病院から帰ってくるまで近所の人々がめんどうを見てあげるでしょう。特にこの白いシャツの人は、犬をしっかり抱きとめていますから。
愛さずにはいられませんね。早々に飼い主の体調が戻り、喜びの再会を果たしたことを願います。
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