笑い事じゃない事態
水辺の危険を再認識
暑い日の水遊びは、犬も人も楽しいもの。でも自然の川には危険がいっぱいです。
この飼い主さんは、足元から石を拾って川の中に投げ入れました。2頭のうちの1頭がすかさず石を追うように川に飛び込みました。
でもここ、三角波が立ちそうなほど流れが強そうですよ?
案の定、犬はとたんに流され始め、上流に顔を向けながらみるみる下流に押し流されて離れて行きます。
もう1頭の犬が心配してかけ寄ってきましたが、流される犬の頭は、川に張り出した木々の下に吸い込まれるように見えなくなりました。
飼い主さんたち2人の笑い声は止み、「あぁ…」と途方にくれた声をもらします。「テオ!おいで!」と強く呼び、口笛を吹きますが、テオは見えません。最悪の結末…!?
イヤな予感が2、3秒続いた後、かなに遠くに川を横切る犬の頭がちらっと見え、犬は無事中洲(なかす)に上がりました。
飼い主さんは「いい子ね!よくやった!」と安堵(あんど)の笑い声を上げます。一瞬の不安の後に思わず笑いが出てしまったのでしょうが、本当、笑いごとじゃありません!
犬は中洲をこちらに向かって走って戻ってきます。
ところが…!
せっかく戻ってきた犬、こちら側の岸辺の飼い主さん目指して、また川にドボンと飛び込んだ!そして、さきほどと同じように強い流れにつかまって、同じように下流に流されて行ってしまいます。
待っているしかない飼い主さんたち2人は、またここで笑ってしまいます。もう一度、声を大にして言いますよ。これ、笑いごとじゃありませんから!
今回は、流されながらも斜めにこちら側の岸に泳ぎつきましたが、危なかった。岸に上がったテオは、少し疲れたようです。
無事戻れたのは、泳ぎが得意で体力があったことと、少しの幸運があったから。そうでなければどうなったかわかりません。
実は、よく遊びに来ている川なのだそうです。でも慣れているからといって、川は毎日同じではありません。水位が高かったり低かったり、水温も微妙に違ったりと毎日条件は変わります。
犬の体調も、日々異なります。昨日まで問題なかったから今日も絶対大丈夫、とは言えないのです。
実はテオは普段、このように石を追って行くことはなかったそうで、飼い主さんはテオが追いかけるとは思わずに、ふと投げ入れてみたようです。この日のテオは、それに誘われてしまったのですね。
自然の中で思い切り遊ぶのは、犬にとってもとても楽しいもの。でも少なくとも、この動画の川の流れは遊ぶには強すぎです。おだやかに見える水でさえ、危険がひそんでいるかもしれないのです。
犬の飼い主は、犬が思わぬ行動を取る可能性を考慮して注意すべきですね。案の定、この動画についた5件のコメントは、すべて飼い主への批判となりました。
犬は小さい子どものようなもの。人の判断力を磨かなければ、最悪の事態を招くことを心にとめておきましょうね。
反面教師の動画をどうぞ!
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