NYでは犬とレストランで一緒に食事できる!
愛犬国の最先端の地で決まった法案
世界有数の愛犬国といえばアメリカですが、その中でもファッションを始めとする数々のトレンドの最先端を行くニューヨークにおいて、この度こんな法案が成立されました。
10月27日にニューヨークの州知事を務めるアンドリュー・クオモ氏が「犬と外で食事する」事を認める法案に署名をしたのです。
この法律が通ったことによって、ニューヨークの全レストランおいて、テラス席といった屋外であればワンコとの同伴で食事をすることを許可をしなければならなくなり、それぞれのレストランの経営者さんたちは、これからワンコ連れのお客さんを迎え入れられるよう、直ちに対応していかなければならなくなったんです。
一見、私達のようなワンコと暮らしている飼い主さんやワンコ好きな方にとっては大変喜ばしい法案ではありますが、やはり食事をする場所に生き物を同伴させるということなので、ニューヨーク市民は賛成と反対とで、大きく意見が分かれてしまっているのだそうです。
メリットとデメリットは?
ではニューヨーク州の全てのレストランにおいてワンコと一緒の食事が認められるようになったら、具体的にどのようなメリットがあり、また反対にどのようなデメリットが発生していってしまう恐れがあるのかを挙げていきます。
メリット
顧客が増えて売り上げが上昇する
まずは今まで「外食に行きたいけど、この子だけを置いていくのは可哀想だから」と、外食に行かなかった飼い主さん達が来店する事によって顧客が増え、またレストラン側もワンコ用のメニューを提供するので、更にレストラン全体の売り上げが上がって景気が良くなるでしょう。
不幸な事故が防げるようになる
少し前まで問題になっていた、“真夏に親が車の中に子供を残したまま遊行施設や買い物へ行ってしまい、中にいた子供が熱中症になって死亡してしまう”という不幸な事故は、実はワンコにも起きているんです。
もちろん例に漏れず、アメリカでも食事の間だけ愛犬を車内に置いて行った結果として、様々な事故や事件に巻き込まれてしまうワンコも少なくありませんでした。
なのでレストランで同伴できれば、このような不幸な事故が防げるようになるのかもしれません。
デメリット
清潔さを維持できない
食事をする場所は可能な限り、清潔感がないと行きたくないと考えている方は多いので、このような方がワンコ連れのいる場所で食事をするのは「不衛生だ」と不快に思ってしまうでしょう。
ましてや動物を飼われていない方にとっては尚更でしょうね。
訴訟問題が増加する?
愛犬大国として有名なアメリカですが、その一方で“訴訟大国”と揶揄されるほど裁判になる事が多い国としても有名ですよね?
なのでレストラン内でのワンコを巡るトラブルが続出し、そのまま訴訟問題にまで発展してしまう事が増加してしまうのではないかと懸念されているんです。
日本で成立する可能性はあるか
愛犬家なら誰もが望む法案
愛犬と暮らしている飼い主さんにとって、ドッグカフェまで行かずとも、ワンコと一緒に好きなレストランで美味しい食事を楽しめるのは、誰もが望む素晴らしい法案なのではないかと、特に私は思います。
なぜなら、我が家の近所にはドッグカフェが一件もないので、家族でレストランへ行く際に、非常に恨めしそうな顔をしながら私達を玄関先から見送る愛犬の姿を見て、いつも心苦しい気持ちになっていましたが、この法案が成立すれば、そんな気持ちにならなくても済むからです(笑)
でも実際問題、この法案はまず今の日本では認められるのはありえないでしょうね。
現実は厳しいその理由とは?
日本は海外から見ると、礼儀が正しく規律を守ると賞賛される一方で、基本的にどの国に何をされても、大して怒ることのできない意志の弱さを指摘されています。
ところが唯一、食の安全を脅かす事、特に日本国内へ輸入する食品の安全性においては、他国が驚くほど本気で怒りをあらわにしています。
それだけ日本は食に関してのタブーを破る事は許されない国なんです。
だから“日本のどのレストランでもワンコ連れで入店ができる”法案なんて、夢のまた夢なのではないでしょうか。
少しずつ変わってきている?
そんな日本ではありますが、最近ちょっとずつですがワンコの散歩コースに入っている店や、規制の厳しくない個人店などでは“ムダ吠えしないで大人しくしていれば”という条件を満たせば、屋外の席でワンコと一緒に食事をしても大丈夫なレストランを見かけるようになってきているようです。
やはり愛犬家が増えてきたからでしょうか?
もしかしたら相当先の話かとは思いますが、ニューヨークと同じ法案が日本の議会に挙がる日がくるのかもしれませんね♪
まとめ
愛犬大国の1つであるアメリカのニューヨーク州で先日可決された、『屋外やテラスであれば全てのレストランのワンコを同伴して食事をしても良い』という法案は、全ての愛犬家さんたちにとって非常に関心が持てるニュースでした。
ただ、まだまだ賛否両論で問題視される面も多数あるようです。
いつかこの法案が世界へ発信され、日本でも認められるようになってほしいですね。